北海道コンサドーレ札幌ピックアップ情報

一覧に戻る

J1第12節(5月6日)7試合連続先制もF東京に逆転負け喫する

24・05・11
 上:上段写真/前列左からDF菅、MF浅野、青木、スパチョーク、近藤、後列左からGK菅野、FW鈴木、DF家泉、馬場、MF駒井、荒野、家泉は前節アウエーでも先発したが、ホーム札幌ドームでも初お目見え

 上:下段写真/前半2分、札幌MF荒野(中央右)と駒井(14番)がFC東京の小泉(37番)のボールを狙う、中央FWディエゴ・オリヴェイラ、右端札幌DF菅、8番はFC東京MF高

   (写真は5月6日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 5月6日、札幌ドームで行われた明治安田J1第12節、北海道コンサドーレ札幌対FC東京の一戦は、札幌が先制するも逆転を許し1−2で敗戦となった。

 ゴールデンウイーク最終日、ホームの札幌ドームには17,187人が集結。札幌は直近5試合、1勝の後4連続引き分けと勝ち切れてはいないが5戦負けなし。対するFC東京の直近5試合は3勝1分け1敗でアウエーの地に乗り込んできた。

 札幌の先発は、GK菅野孝憲、DF馬場晴也、家泉怜依、菅大輝。MFは右に近藤友喜、左に青木亮太、ボランチに荒野拓馬、駒井善成。2シャドーにMF浅野雄也、スパチョーク、ワントップにFW鈴木武蔵。控えはGK児玉潤、DF眸瑠、岡村大八、中村桐耶、MF長谷川竜也、小林祐希、FW キム・ゴンヒ。

 FC東京の先発は、GK波多野豪、DF長友佑都、森重真人、エンリケ・トレヴィザン、バングーナガンデ佳史扶、MF高宇洋、小泉慶、仲川輝人。FW ディエゴ・オリヴェイラ、俵積田晃太、安斎颯馬。控えは、GK児玉剛、DF木本恭生、徳元悠平、白井康介、MF原川力、FW野澤零温、ジャジャ・シルバ。

 試合は14時3分、F東京ボールでキックオフ。スタートからロングボールを入れながら札幌ゴールに向かう。前半3分には早いカウンターからFW安斎がペナルティエリア右からシュートも、札幌GK菅野が足でセーブ。いきなり危険なシーンだった。

 ピンチの後にはチャンスあり。札幌は5分、右から左にパスで移動し、左に開いていたMF荒野にボールが渡る。荒野は逆サイドの右スペースで走り出していたDF馬場に大きなサイドチェンジ。馬場は右足ワンタッチで蹴るとボールはゴールニアポスト際に一直線。F東京GK波多野が懸命に飛ぶもゴールに吸い込まれた。

 札幌の7試合連続となる先制点にドームは沸いたが、勝利への課題は追加点。選手も当然に分かっており、積極的な姿勢で前半20分頃まで札幌が主導権をつかむ時間帯に。

 しかし次のゴールはF東京。27分、札幌左サイドをスピードに乗って崩し、右からF東京MF高が高精度なクロス。これをペナルティエリア中央でFW俵積田が左足でゴールに沈め、前半の内に同点。試合を1−1で折り返す。

 後半スタートの交代は両チーム無し。後半2分F東京小泉にイエローカード。札幌は後半の最初から追加点と勝ち点3を目指し、7割近いボール保持率で攻め込んでいく。後半11分はスパチョークのミドル、13分には近藤のヘディングシュートも枠外でゴールならず。

 すると勝ち越しゴールはアウエーのF東京。20分、F東京のDオリヴェイラがペナルティエリア手前のMF仲川に縦パス。仲川はキープし、倒れながら、抜け出すDオリヴェイラに縦パス。ボールを受けたDオリヴェイラが左足ワンタッチで逆転ゴール。

 取り返したい札幌は、26分荒野→DF高尾、近藤→FWキム・ゴンヒ、スパチョーク→DF中村と一気の3枚替え。逃げ切りを図る東京も同26分、仲川→MF原川、バングーナガンデ→DF白井を投入。

 ここからも札幌はボールを保持し相手陣内に攻め入るがゴールは遠い。F東京は38分、俵積田からFW野澤、オリヴェイラからFWジャジャ・シルバの2枚替え。41分、交代で入ったジャジャ・シルバにイエローカード。

 札幌は42分、菅からMF長谷川、馬場からMF小林に替え最後の攻撃態勢に入る。アディショナルタイムは7分。49分、F東京は安斎からDF徳元に替える。札幌は焦りもあったか52分、DF高尾、続く53分MF小林にそれぞれイエローカード。F東京も同53分高にイエローカード。

 結局札幌は、先制後、押し込む時間帯は多かったものの1−2のスコアで痛い逆転負けとなった。

 札幌の次戦、明治安田J1第13節川崎フロンターレ戦は、5月11日午後3時からアウエーのUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われる。


 上:上段写真/前半5分、札幌DF馬場(88番)はMF荒野の左サイドからのサイドチェンジのボールを右サイドを駆け上がりながらダイレクトで決め先制、思わぬ!?“スーパーゴール”にMF浅野(右)と苦笑いでハイタッチ

 上:下段写真/前半5分、札幌DF馬場(左から2人目)のスーパーゴールに手荒い祝福、左からMF浅野(18番)、荒野、FW鈴木(7番)、MF近藤(33番)、スパチョーク


 上:上段写真/前半8分、札幌DF馬場(右)がFC東京MF仲川(中)と激しくボールを奪い合う、左札幌MF荒野

 上:下段写真/前半15分、ホームの札幌ドームで初めて先発したDF家泉(15番)がFC東京FWディエゴ・オリヴェイラと激しくマッチアップ


 上:上段写真/前半27分、FC東京FWディエゴ・オリヴェイラの自陣からのスルーパスに右サイドを駆け上がったMF高が絶妙のクロスを入れ、FW俵積田(33番)が左足でゴールを決め同点とする。札幌GK菅野、その手前DF馬場(88番)、49番はFC東京DFバングーナガンデ佳史扶

 上:中段写真/前半27分、FC東京FW俵積田(33番)が同点ゴールを決め、MF仲川(右)とハイタッチで喜ぶ、左悔しそうな札幌GK菅野

 上:下段写真/前半27分、FC東京FW俵積田(33番)に同点ゴールを決められガックリの札幌DF馬場(88番)、GK菅野(1番)、MF駒井(14番)、右手前はFC東京DFエンリケ・トレヴィザン


 上:上段写真/後半1分、札幌MFスパチョーク(19番)にFC東京MF小泉(37番)が激しく当たりイエローカードが出る、主審は当初アドバンテージを見て流していたが、札幌の攻撃が終わった時点でカードを出した

 上:中段写真/後半13分、札幌左FKからMF近藤(右から2人目)がFC東京DFエンリケ・トレヴィザン(右端)、森重(3番)と競りながらヘッドでシュートするがゴールの上で決まらず、左端札幌FW鈴木(7番)

 上:下段写真/後半13分、札幌左FKからMF近藤(右から2人目)がシュートするが決まらず、競り合うFC東京DFエンリケ・トレヴィザン(右)、森重、左端札幌FW鈴木の4人の表情が凄い、この競り合いで森重が痛んだ


 上写真/後半17分、札幌MF荒野(右端)がFC東京FWディエゴ・オリヴェイラに前を向かせないと懸命に守る、左札幌MF青木、奥GK菅野


 上:上段写真/後半20分、札幌MF荒野のビルドアップのミスからボールを奪われ、密集からFC東京MF仲川の倒れながらの縦パスに走り込んだFWディエゴ・オリヴェイラが逆転ゴールを決める。右端札幌GK菅野(1番)、その左DF菅(4番)、左端MFスパチョーク(19番)、その奥DF馬場、37番はFC東京MF小泉

 上:下段写真/後半20分、逆転ゴールを決めたFC東京FWディエゴ・オリヴェイラ(手を上げている)がFW安斎、MF小泉、FW俵積田(33番)と喜び合い、アシストしたMF仲川(右から2人目)がDF長友(右端)とMF高(8番)に手荒な祝福を受ける。左端はボールを拾いあげる札幌GK菅野


 上写真/後半追加タイム8分、直前の7分に札幌DF高尾(中央奥)がFC東京FW野澤(中央)を倒してイエローカードをもらったシーンで札幌MF小林(右)が猛抗議、左端FC東京GK波多野、43番はDF徳元、この後小林にもイエローカードが出た


 上:上段写真/逆転勝利しハイタッチで喜ぶFC東京DF長友(5番)とエンリケ・トレヴィザン、右端MF小泉、8番はMF高、スタンドの遠来サポーターも大歓声。一方、ガックリと肩を落とす札幌DF家泉、左端FWキム・ゴンヒ(13番)

 上:下段写真/逆転負けにスタンドに向かって頭を下げる札幌の選手たち


 上:左側写真/後半25分、これから出場する札幌DF高尾、中村に策を授けるペトロビッチ監督

 上:右側写真/後半25分、これから出場する元札幌のFC東京DF白井康介の頭をなでて激励するFC東京のピーター・クラモフスキー監督


■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント(全文掲載)
 「敗れた試合で、見た方がそれぞれに意見があると思う。ただ、私は素晴らしい試合が出来たと思っている。試合を支配したと思う。その中で1点リードもした。ただ、警戒していたカウンターで追いつかれてしまった。

 失点後もしっかりコントロールし、相手のカウンターも出させない戦いが出来ていたし、後半に入っても自分たちが支配し、コントロール出来ていた。しかし、ミスからプレゼントゴールをし、痛い2失点目を喫した。だが、その中で選手たちは焦らずに試合を進めてくれた。外、中とバリエーションのある攻撃をしてくれた。得点になってもおかしくないチャンスはあった。だが、それを仕留められなかった。敗れはしたが、素晴らしい戦いが今日は出来たと思う。

 結果が出ていない中では『素晴らしい』とは言えないのかもしれないが、こうした試合を続けていくことが、勝点を重ねていくにあたっては重要だろう」


■FC東京のピーター・クラモフスキー監督のコメント(一部抜粋)
 「予期したとおりタフなアウエーゲームでした。しっかり戦うためにはメンタリティーを見せなければならず、選手はそれをしてくれた。毎試合学んでいることは、試合を勝ち切る意識。今日はそれが必要な日でした。その中で選手のハードワーク、取り組みが素晴らしく、誇りに思います。多くの部分で改善していける部分がまだまだあると思いますが、振り返りながら、継続し改善していきたいと思います。

 試合としては難しいスタートとなり、タフな試合となったが、そこからひっくり返した。ミシャ(ペトロヴィッチ)監督が率いる素晴らしいチームに勝利した我々のチームを誇りに思います。選手は持っているエネルギーを使い果たしてくれたと思います。そして全力で応援してくれたサポーターに勝点3をもたらし、喜んでもらえたことがうれしい。彼らの応援に感謝します」

編集部 写真はいずれも石井一弘撮影