北海道コンサドーレ札幌ピックアップ情報
一覧に戻るＪ１第６節（４月３日）ホームで先制も名古屋に１−２の逆転負け
24･04･05
上写真／前列左からＭＦ菅、浅野、宮澤、駒井、小林、荒野、後列左からＧＫ菅野（１番）、ＤＦ馬場、ＦＷ鈴木、ＤＦ中村、岡村、前節負傷したＭＦスパチョークに変わり、負傷の癒えた宮澤が入った
（写真は４月３日、札幌ドーム、撮影・石井一弘）
４月３日、ホームの札幌ドームで行われた明治安田Ｊ１リーグ第６節、北海道コンサドーレ札幌対名古屋グランパスの一戦は、札幌が先制するも１−２で名古屋に逆転負けとなった。
平日の夜に開催となった今節。遠来の名古屋サポーターは３連勝、札幌は初勝利を願い９，５６４人が集まった。
札幌の先発は、ＧＫ菅野孝憲、ＤＦ馬場晴也、岡村大八、中村桐耶。右のワイドにＭＦ浅野雄也、左に菅大輝。ボランチに荒野拓馬と、けがから復帰の宮澤裕樹。２シャドーにＭＦ小林祐希、ＭＦ駒井善成。ワントップにＦＷ鈴木武蔵。控えはＧＫ阿波加俊太、ＤＦ�眸�瑠、ＭＦ長谷川竜也、近藤友喜、原康介、田中克幸、ＦＷ大森真吾。
対する名古屋は、ＧＫランゲラック、ＤＦ三國ケネディエブス、吉田温紀、河面旺成。ＭＦ和泉竜司、稲垣祥、椎橋慧也、山中亮輔。ワントップにＦＷパトリックを置きその後ろにＭＦ森島司、ＦＷ倍井謙を置く布陣。控えは、ＧＫ武田洋平、ＤＦ井上詩音、ＭＦ久保藤次郎、内田宅哉、米本拓司、ＦＷ永井謙佑、酒井宣福。
システムは互いに３−４−２−１で組み合う展開が予想されたが、名古屋の強くてうまいパトリック、交代メンバーでスピードスター永井の存在が怖い。札幌はワントップの鈴木にボールが集まるか。
試合は１９時３３分、札幌ボールでキックオフ。開始から札幌は長短のパスを織り交ぜながらボールを握り、前半１０分までに３回のコーナーキックのチャンスがあるなど相手陣内に押し込む。ボランチ宮澤のダイナミックな動きもあり、中盤の連携も良く期待が持てる。
１３分にはその宮澤から前線に駆け上がったＭＦ菅へ浮き球の絶妙なスルーパスがあったが、トラップがわずかにずれ、惜しくもシュートならず。
２６分、札幌ＭＦ荒野が中盤のチャージで相手の足を足裏で踏む形となりイエローカード。直後の２７分、攻め込む札幌はペナルティーエリア付近でＭＦ浅野がねばり、こぼれたボールをＭＦ小林が左足シュート。これが名古屋選手の腕付近にあたり、角度が変わりゴールポスト右を叩く。ＶＡＲの判定はハンド無しでコーナーキック。
３０分、先制点は札幌。ＤＦ中村の左からのクロスを名古屋がクリアーしきれず、札幌ＤＦ馬場が拾う。ペナルティーエリア内の浅野にボールを預けると、縦への短いスルーパスが相手にあたり、駆け上がった馬場に戻る。これを馬場が右足のグラウンダーシュートで左のサイドネットに突き刺した。
劣勢の名古屋は３１分、早くもパトリックからＦＷ永井投入。札幌守備陣の裏を狙う意図がうかがえる。３７分、名古屋ＤＦ吉田にイエローカード。前半は１−０と札幌リードのまま後半へ。
後半スタートの選手交代は無し。キックオフから名古屋はロングボールを前線に蹴り込み、一発を狙う展開。札幌は落ち着いて対応し、流れは変わらず札幌ペース。
しかし、前半８分、札幌一瞬の隙を突き名古屋が右サイドを攻め込むと、裏を取られた札幌の菅と名古屋ＭＦ和泉の足が絡まりＰＫ献上。菅にはイエローカード。１０分、名古屋キッカーはＭＦ森島。右足で蹴ったボールは、札幌ＧＫ菅野が一度セーブに成功するも、真っすぐに跳ね返ったボールを森島自身がヘディングでゴール。１−１の同点とした。
息を吹き返した名古屋は、更に前線の永井に向けてボールを入れる。追いつかれた札幌は１３分に中村からＤＦ高尾、菅からＭＦ近藤と２枚替え。１９分に名古屋も倍井からＦＷ酒井、山中からＭＦ久保と２枚替え。
札幌は２５分、小林ＯＵＴ→ＭＦ長谷川ＩＮ。２９分にも宮澤ＯＵＴ→ＭＦ田中克ＩＮ。名古屋も３６分に椎橋からＭＦ米本。和泉からＭＦ内田と２枚替えと交代が続く。
すると終盤の４５分に試合が決まる。名古屋ＤＦ河面のロングボールが札幌ＤＦの裏を突き、既にトップスピードに入っていた永井が札幌ＤＦ岡村をあっさり振り切り、ループシュートで逆転弾。アディショナルタイム５分、名古屋ＤＦ三國にイエローカード。
結局、札幌は警戒していたはずの永井の裏一発に沈み１−２の逆転負け。リーグ５連敗となった。
札幌の次戦、Ｊ１第７節ガンバ大阪戦は４月６日札幌ドームで午後２時から行われる。
（写真は４月３日、札幌ドーム、撮影・石井一弘）
４月３日、ホームの札幌ドームで行われた明治安田Ｊ１リーグ第６節、北海道コンサドーレ札幌対名古屋グランパスの一戦は、札幌が先制するも１−２で名古屋に逆転負けとなった。
平日の夜に開催となった今節。遠来の名古屋サポーターは３連勝、札幌は初勝利を願い９，５６４人が集まった。
札幌の先発は、ＧＫ菅野孝憲、ＤＦ馬場晴也、岡村大八、中村桐耶。右のワイドにＭＦ浅野雄也、左に菅大輝。ボランチに荒野拓馬と、けがから復帰の宮澤裕樹。２シャドーにＭＦ小林祐希、ＭＦ駒井善成。ワントップにＦＷ鈴木武蔵。控えはＧＫ阿波加俊太、ＤＦ�眸�瑠、ＭＦ長谷川竜也、近藤友喜、原康介、田中克幸、ＦＷ大森真吾。
対する名古屋は、ＧＫランゲラック、ＤＦ三國ケネディエブス、吉田温紀、河面旺成。ＭＦ和泉竜司、稲垣祥、椎橋慧也、山中亮輔。ワントップにＦＷパトリックを置きその後ろにＭＦ森島司、ＦＷ倍井謙を置く布陣。控えは、ＧＫ武田洋平、ＤＦ井上詩音、ＭＦ久保藤次郎、内田宅哉、米本拓司、ＦＷ永井謙佑、酒井宣福。
システムは互いに３−４−２−１で組み合う展開が予想されたが、名古屋の強くてうまいパトリック、交代メンバーでスピードスター永井の存在が怖い。札幌はワントップの鈴木にボールが集まるか。
試合は１９時３３分、札幌ボールでキックオフ。開始から札幌は長短のパスを織り交ぜながらボールを握り、前半１０分までに３回のコーナーキックのチャンスがあるなど相手陣内に押し込む。ボランチ宮澤のダイナミックな動きもあり、中盤の連携も良く期待が持てる。
１３分にはその宮澤から前線に駆け上がったＭＦ菅へ浮き球の絶妙なスルーパスがあったが、トラップがわずかにずれ、惜しくもシュートならず。
２６分、札幌ＭＦ荒野が中盤のチャージで相手の足を足裏で踏む形となりイエローカード。直後の２７分、攻め込む札幌はペナルティーエリア付近でＭＦ浅野がねばり、こぼれたボールをＭＦ小林が左足シュート。これが名古屋選手の腕付近にあたり、角度が変わりゴールポスト右を叩く。ＶＡＲの判定はハンド無しでコーナーキック。
３０分、先制点は札幌。ＤＦ中村の左からのクロスを名古屋がクリアーしきれず、札幌ＤＦ馬場が拾う。ペナルティーエリア内の浅野にボールを預けると、縦への短いスルーパスが相手にあたり、駆け上がった馬場に戻る。これを馬場が右足のグラウンダーシュートで左のサイドネットに突き刺した。
劣勢の名古屋は３１分、早くもパトリックからＦＷ永井投入。札幌守備陣の裏を狙う意図がうかがえる。３７分、名古屋ＤＦ吉田にイエローカード。前半は１−０と札幌リードのまま後半へ。
後半スタートの選手交代は無し。キックオフから名古屋はロングボールを前線に蹴り込み、一発を狙う展開。札幌は落ち着いて対応し、流れは変わらず札幌ペース。
しかし、前半８分、札幌一瞬の隙を突き名古屋が右サイドを攻め込むと、裏を取られた札幌の菅と名古屋ＭＦ和泉の足が絡まりＰＫ献上。菅にはイエローカード。１０分、名古屋キッカーはＭＦ森島。右足で蹴ったボールは、札幌ＧＫ菅野が一度セーブに成功するも、真っすぐに跳ね返ったボールを森島自身がヘディングでゴール。１−１の同点とした。
息を吹き返した名古屋は、更に前線の永井に向けてボールを入れる。追いつかれた札幌は１３分に中村からＤＦ高尾、菅からＭＦ近藤と２枚替え。１９分に名古屋も倍井からＦＷ酒井、山中からＭＦ久保と２枚替え。
札幌は２５分、小林ＯＵＴ→ＭＦ長谷川ＩＮ。２９分にも宮澤ＯＵＴ→ＭＦ田中克ＩＮ。名古屋も３６分に椎橋からＭＦ米本。和泉からＭＦ内田と２枚替えと交代が続く。
すると終盤の４５分に試合が決まる。名古屋ＤＦ河面のロングボールが札幌ＤＦの裏を突き、既にトップスピードに入っていた永井が札幌ＤＦ岡村をあっさり振り切り、ループシュートで逆転弾。アディショナルタイム５分、名古屋ＤＦ三國にイエローカード。
結局、札幌は警戒していたはずの永井の裏一発に沈み１−２の逆転負け。リーグ５連敗となった。
札幌の次戦、Ｊ１第７節ガンバ大阪戦は４月６日札幌ドームで午後２時から行われる。
上写真／前半２７分、札幌ＭＦ小林（右から２人目）が中央からシュートを放つが、名古屋ＤＦ吉田（５番）に当たりゴールポストをたたいて外れる、この時、吉田の手に当たったのではないかとＶＡＲ判定になったが、ＰＫとはならずＣＫとなった
上：上段写真／前半３０分、先制点となったプロ初ゴールに飛び上がって喜ぶ札幌ＤＦ馬場と祝福するＭＦ荒野（左）、奥で小林がガッツポーズ、右はガックリする名古屋ＦＷ倍井
上：下段写真／前半３０分、先制ゴールを決めた札幌ＤＦ馬場（右から４人目）がチームメイトにもみくちゃにされる横でＦＷ鈴木（左端）とＭＦ荒野（２７番）がゴール裏サポーターに向かって雄叫びを上げる
上：下段写真／前半３０分、先制ゴールを決めた札幌ＤＦ馬場（右から４人目）がチームメイトにもみくちゃにされる横でＦＷ鈴木（左端）とＭＦ荒野（２７番）がゴール裏サポーターに向かって雄叫びを上げる
上：上段写真／後半１０分、札幌ＭＦ菅が名古屋ＭＦ和泉を倒して与えたＰＫを名古屋ＭＦ森島（１４番）が蹴り、札幌ＧＫ菅野（左から４人目）が止めてボールが高く上がる、札幌の選手左からＤＦ馬場（８８番）、ＭＦ浅野（１８番）、宮澤（１０番）、ＤＦ岡村（５０番）、懸命に応援する札幌のサポーターが固唾をのむ一瞬
上：中段写真／後半１０分、名古屋ＭＦ森島（１４番）のＰＫは札幌ＧＫ菅野（左から３人目）が止めたが、ボールは正面に高く上がり、森島自身がヘッドで押し込み同点とする。他の選手は左から札幌ＭＦ宮澤、名古屋ＭＦ椎橋（８番）、札幌ＤＦ岡村（５０番）、名古屋ＭＦ稲垣（１５番）
上：下段写真／後半１０分、同点ゴールを決めた名古屋ＭＦ森島（１４番）と途中出場していたＦＷ永井（１８番）が笑顔でハイタッチ、札幌の選手はガックリと肩を落とす、左からＭＦ宮澤（１０番）、ＤＦ岡村（５０番）、その後方ピッチに座り込むのはＧＫ菅野、ＤＦ中村（６番）
上：中段写真／後半１０分、名古屋ＭＦ森島（１４番）のＰＫは札幌ＧＫ菅野（左から３人目）が止めたが、ボールは正面に高く上がり、森島自身がヘッドで押し込み同点とする。他の選手は左から札幌ＭＦ宮澤、名古屋ＭＦ椎橋（８番）、札幌ＤＦ岡村（５０番）、名古屋ＭＦ稲垣（１５番）
上：下段写真／後半１０分、同点ゴールを決めた名古屋ＭＦ森島（１４番）と途中出場していたＦＷ永井（１８番）が笑顔でハイタッチ、札幌の選手はガックリと肩を落とす、左からＭＦ宮澤（１０番）、ＤＦ岡村（５０番）、その後方ピッチに座り込むのはＧＫ菅野、ＤＦ中村（６番）
上：上段写真／後半１３分、激しくマッチアップする札幌ＦＷ鈴木（左）と名古屋ＤＦ吉田
上：下段写真／後半２０分、札幌ＭＦ駒井は名古屋ＤＦ吉田のスライディングに倒される、左ＭＦ椎橋（８番）
上：下段写真／後半２０分、札幌ＭＦ駒井は名古屋ＤＦ吉田のスライディングに倒される、左ＭＦ椎橋（８番）
上：上段写真／後半２４分、中盤でボールを奪い合う札幌ＭＦ宮澤（右端）と名古屋ＭＦ稲垣、久し振りに先発した宮澤は流石の存在感を見せた。左手前札幌ＭＦ小林（９９番）、奥ＤＦ岡村（５０番）
上：下段写真／後半３２分、札幌キャプテン荒野が名古屋ＭＦ椎橋をかわしてドリブルで進む。右端ＤＦ岡村、左端名古屋ＤＦ河面（２４番）荒野の左奥、途中出場のＤＦ高尾（２番）
上：下段写真／後半３２分、札幌キャプテン荒野が名古屋ＭＦ椎橋をかわしてドリブルで進む。右端ＤＦ岡村、左端名古屋ＤＦ河面（２４番）荒野の左奥、途中出場のＤＦ高尾（２番）
上：上段写真／後半４５分、自陣から名古屋ＤＦ河面のロングパスに反応、札幌岡村（倒れている右）に走り勝って技ありのループで逆転ゴールを決めた名古屋ＦＷ永井（左端）、ＧＫ菅野は見送るだけ、手前ＤＦ高尾（２番）
上：中段写真／後半４５分、名古屋ＦＷ永井に逆転ゴールを決められぶぜんとする札幌ＧＫ菅野（１番）とＤＦ岡村（倒れている）、名古屋ＭＦ森島（左端）とＦＷ酒井が喜んで永井に向かって走って行く
上：下段写真／後半４５分、逆転ゴールを決めた名古屋ＦＷ永井（１８番）やＭＦ森島（１４番）ら、喜ぶ名古屋の選手たちの横でしょんぼりとする札幌ＭＦ浅野（右）
上：中段写真／後半４５分、名古屋ＦＷ永井に逆転ゴールを決められぶぜんとする札幌ＧＫ菅野（１番）とＤＦ岡村（倒れている）、名古屋ＭＦ森島（左端）とＦＷ酒井が喜んで永井に向かって走って行く
上：下段写真／後半４５分、逆転ゴールを決めた名古屋ＦＷ永井（１８番）やＭＦ森島（１４番）ら、喜ぶ名古屋の選手たちの横でしょんぼりとする札幌ＭＦ浅野（右）
上：上段写真／後半追加タイム２分、札幌ＭＦ長谷川の左サイドからのパスに浅野（１８番）がシュートするがポストを越えてはずし同点ならず、名古屋ＧＫランゲラック、左へＤＦ三國ケネディエブス（２０番）、ＭＦ久保、ＤＦ内田
上：中段写真／後半追加タイム６分、札幌左ＣＫからＧＫ菅野（中央腰をついている）も上がってＭＦ浅野（１８番）、ＦＷ鈴木（７番）、ＭＦ長谷川（左から５人目）らが猛然と名古屋ゴールに迫る、名古屋はＭＦ内田（３４番）、ＤＦ吉田（５番）らが懸命に守る
上：下段写真／後半追加タイム６分、札幌左ＣＫからの流れからＭＦ浅野（１８番）のシュートはゴールポストにはじかれゴールならず、名古屋ＧＫランゲラック、左端札幌ＭＦ近藤（３３番）、この直後、試合終了の笛が鳴った
上：中段写真／後半追加タイム６分、札幌左ＣＫからＧＫ菅野（中央腰をついている）も上がってＭＦ浅野（１８番）、ＦＷ鈴木（７番）、ＭＦ長谷川（左から５人目）らが猛然と名古屋ゴールに迫る、名古屋はＭＦ内田（３４番）、ＤＦ吉田（５番）らが懸命に守る
上：下段写真／後半追加タイム６分、札幌左ＣＫからの流れからＭＦ浅野（１８番）のシュートはゴールポストにはじかれゴールならず、名古屋ＧＫランゲラック、左端札幌ＭＦ近藤（３３番）、この直後、試合終了の笛が鳴った
上写真／逆転で負け、依然今季無勝利、悔しそうな選手たち、右からキャプテンＭＦ荒野、長谷川、ＦＷ鈴木、ＭＦ駒井、ＧＫ菅野、ＤＦ高尾、ＭＦ田中克、浅野、ＤＦ岡村、ＭＦ近藤
上写真／前半１７分、指示を出す札幌のペトロビッチ監督（右）と戦況を見つめる名古屋の長谷川健太監督
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
「私の３２年の監督キャリアの中で一番残念でガッカリした敗戦だと言っていいと思います。選手たちは立ち上がりから素晴らしいプレーを見せてくれていたと思います。球際なども含めて相手を圧倒してくれましたし、先にリードも得ました。後半も良いプレーをしていましたが、ＰＫから失点。その後もゲームを支配して攻撃を重ねてくれましたが、原因を突き止めることが難しい失点をしてしまいました。再び勝点ゼロで終わってしまったのは残念。ただし、強度の高い試合を９０分戦うのは、我々のチームにとっては難しいものがあるのですが、その中で選手は本来の自分たちのゲームをしてくれた。次に向かっていける戦いをしてくれたと思っています」
■名古屋グランパスの長谷川健太監督のコメント（一部抜粋）
「勝てて良かったです。前半は非常に苦しい立ち上がりで、札幌が非常に攻勢をかけてきてそれを押し返せなかった。それで永井（謙佑）を早い段階で入れて、失点はしましたが、彼を入れてから攻撃のリズムが非常に良くなったと思います。それが同点につながり、終盤は永井の個の力を生かすしかないのかな、ということで張り気味の位置を取らせ、そこでタイミングよく決めてくれたと思います」
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
「私の３２年の監督キャリアの中で一番残念でガッカリした敗戦だと言っていいと思います。選手たちは立ち上がりから素晴らしいプレーを見せてくれていたと思います。球際なども含めて相手を圧倒してくれましたし、先にリードも得ました。後半も良いプレーをしていましたが、ＰＫから失点。その後もゲームを支配して攻撃を重ねてくれましたが、原因を突き止めることが難しい失点をしてしまいました。再び勝点ゼロで終わってしまったのは残念。ただし、強度の高い試合を９０分戦うのは、我々のチームにとっては難しいものがあるのですが、その中で選手は本来の自分たちのゲームをしてくれた。次に向かっていける戦いをしてくれたと思っています」
■名古屋グランパスの長谷川健太監督のコメント（一部抜粋）
「勝てて良かったです。前半は非常に苦しい立ち上がりで、札幌が非常に攻勢をかけてきてそれを押し返せなかった。それで永井（謙佑）を早い段階で入れて、失点はしましたが、彼を入れてから攻撃のリズムが非常に良くなったと思います。それが同点につながり、終盤は永井の個の力を生かすしかないのかな、ということで張り気味の位置を取らせ、そこでタイミングよく決めてくれたと思います」
編集部 写真はいずれも石井一弘撮影
