北海道コンサドーレ札幌ピックアップ情報
一覧に戻るJ1第3節(3月10日)期待のホーム開幕戦は浦和に完封負け
24・03・11
上:上段写真/前列左からMF浅野、DF菅(4番)、MFスパチョーク、駒井、青木、荒野(27番)、後列左からGK阿波加(21番)、FW鈴木、DF馬場(88番)、岡村、MF小林(99番)、移籍組では鈴木がFWのワントップ、GK阿波加が抜てきされた
上:下段写真/前半16分、浦和の猛攻を懸命にクリアする札幌FW鈴木(左から2人目)、ホーム開幕戦とあってスタンドのサポーターの声援もひときわ熱い
(写真は、3月10日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)
3月10日、ホーム開幕戦となる明治安田J1リーグ第3節、北海道コンサドーレ札幌対浦和レッズの一戦が札幌ドームで行われ、札幌は0−1の完封負けとなった。
待ちに待った2024年シーズンのホーム戦。札幌ドームには18,942人が詰めかけた。浦和と札幌の過去対戦成績は12勝7分け9敗と浦和がリード。今季の両チームはここまでの2戦で1分け1敗となっており、勝利で流れをつかみたいところ。
札幌の先発は、GKにJ1初先発の阿波加俊太を起用。DFは馬場晴也、岡村大八、菅大輝。MFは右に浅野雄也、左に青木亮太、ボランチに荒野拓馬、駒井善成、2シャドーに小林祐希、スパチョーク、1トップに鈴木武蔵を置いた。控えはGK中野小次郎、DF家泉怜依、岡田大和、MF長谷川竜也、田中宏武、原康介、田中克幸。
対する浦和の先発は、GK西川周作、DF酒井宏樹、アレクサンダー・ショルツ、マリウス・ホイブラーテン、渡邊凌磨、MF伊藤敦樹、サミュエル・グスタフソン、小泉佳穂、FW前田直輝、 興梠慎三、関根貴大が並ぶ。控えはGK牲川歩見、DF佐藤瑶大、大畑歩夢、MF中島翔哉、松尾佑介、岩尾憲、FWチアゴ・サンタナ。
試合は、13時08分、浦和ボールでキックオフ。札幌の先発を任されたGK阿波加は、開始早々ペナルティーエリア外のボールをクリアに行くなど積極的な姿勢を見せる。
序盤は、アウエーの浦和がボールを動かしながら札幌陣内に攻め込む。札幌は特徴のマンツーマンがゆえに危険な時にラインが整わない印象。
すると、札幌左サイドのスペースを浦和が突いてくる。浦和FW前田が連続してドリブルシュートを放つなど危険な状況。札幌は攻撃の起点を作りたいが、先発したFW鈴木がつぶされ前線でキープ出来ない。
10分ごろからは札幌がチャンスの気配。獲得した左CKからDF馬場のヘディングは上に外れる。続く11分、FW鈴木の良い動き出しから、ペナルティーエリア内中央への折り返しのパス。MFスパチョークが右足シュートも大きく枠外。鈴木の時点でシュートも見たかった。
札幌は守備の時間が多い影響か、左サイドの青木、シャドーの小林、右サイドの浅野が目立たない。
31分に試合が動く。やはり札幌の左サイドの隙を突かれ、浦和右サイドのクロスから中央でDF酒井が豪快ヘッド。アウエーの浦和が先制に成功する。
追いつきたい札幌は、長いボールも織りまぜながら状況を打開しようと試みるが、最後のところで味方と合わない。43分、浦和アレクサンダー・ショルツが足を痛め、DF佐藤と交代。試合は0−1の札幌ビハインドで折り返す。
両チーム後半開始の交代は無し。キックオフは札幌。開始から圧力を上げると攻め込む機会も増える。後半2分DF馬場のロングシュートは枠外、続く5分、MF青木のカットインからのミドルシュートは浦和DFにクリアされた。
7分、札幌の左サイドを切り裂いていた浦和FW前田が足を痛め、MF松尾と交代。同じタイミングで興梠OUT、FWチアゴ・サンタナIN。
札幌がボールを持つ時間が長くなってきたがゴールは遠い。9分のMF駒井のミドルシュートも浦和GK西川が、がっちりとキャッチ。14分に札幌MF荒野と20分にMF小林にイエローカード。
浦和は交代で入ったMF松尾が今度は札幌の右サイドを何度も崩す。26分には左サイドの松尾のクロスから、こちらも交代で入っていたFWチアゴ・サンタナが中央でドンピシャヘッド。わずかに左に外れた。
何とかゴールをこじ開けたい札幌は、26分、浅野→MF田中克、青木→MF原、MF小林→長谷川と一気に3枚を替える。32分にも、中盤で奮闘していた荒野に代えMF田中宏を投入。
逃げ切りたい浦和は36分、伊藤→DF大畑、小泉→MF岩尾の2枚替え。終盤に入り札幌は波状攻撃。40分にペナルティーエリア内でつなぎ、田中宏のシュートも枠外。アディショナルタイム1分には、田中克がフリーキックから左足で直接狙うもわずかに外れた。
試合は、札幌がボールを保持する時間もあったが決定打には至らず。試合巧者の浦和に持たされてるような展開のまま、0−1で敗戦となった。
次節、明治安田J1リーグ第4節は3月16日、北海道コンサドーレ札幌対町田ゼルビア戦は、午後2時からホームの札幌ドームで行われる。
上:下段写真/前半16分、浦和の猛攻を懸命にクリアする札幌FW鈴木(左から2人目)、ホーム開幕戦とあってスタンドのサポーターの声援もひときわ熱い
(写真は、3月10日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)
3月10日、ホーム開幕戦となる明治安田J1リーグ第3節、北海道コンサドーレ札幌対浦和レッズの一戦が札幌ドームで行われ、札幌は0−1の完封負けとなった。
待ちに待った2024年シーズンのホーム戦。札幌ドームには18,942人が詰めかけた。浦和と札幌の過去対戦成績は12勝7分け9敗と浦和がリード。今季の両チームはここまでの2戦で1分け1敗となっており、勝利で流れをつかみたいところ。
札幌の先発は、GKにJ1初先発の阿波加俊太を起用。DFは馬場晴也、岡村大八、菅大輝。MFは右に浅野雄也、左に青木亮太、ボランチに荒野拓馬、駒井善成、2シャドーに小林祐希、スパチョーク、1トップに鈴木武蔵を置いた。控えはGK中野小次郎、DF家泉怜依、岡田大和、MF長谷川竜也、田中宏武、原康介、田中克幸。
対する浦和の先発は、GK西川周作、DF酒井宏樹、アレクサンダー・ショルツ、マリウス・ホイブラーテン、渡邊凌磨、MF伊藤敦樹、サミュエル・グスタフソン、小泉佳穂、FW前田直輝、 興梠慎三、関根貴大が並ぶ。控えはGK牲川歩見、DF佐藤瑶大、大畑歩夢、MF中島翔哉、松尾佑介、岩尾憲、FWチアゴ・サンタナ。
試合は、13時08分、浦和ボールでキックオフ。札幌の先発を任されたGK阿波加は、開始早々ペナルティーエリア外のボールをクリアに行くなど積極的な姿勢を見せる。
序盤は、アウエーの浦和がボールを動かしながら札幌陣内に攻め込む。札幌は特徴のマンツーマンがゆえに危険な時にラインが整わない印象。
すると、札幌左サイドのスペースを浦和が突いてくる。浦和FW前田が連続してドリブルシュートを放つなど危険な状況。札幌は攻撃の起点を作りたいが、先発したFW鈴木がつぶされ前線でキープ出来ない。
10分ごろからは札幌がチャンスの気配。獲得した左CKからDF馬場のヘディングは上に外れる。続く11分、FW鈴木の良い動き出しから、ペナルティーエリア内中央への折り返しのパス。MFスパチョークが右足シュートも大きく枠外。鈴木の時点でシュートも見たかった。
札幌は守備の時間が多い影響か、左サイドの青木、シャドーの小林、右サイドの浅野が目立たない。
31分に試合が動く。やはり札幌の左サイドの隙を突かれ、浦和右サイドのクロスから中央でDF酒井が豪快ヘッド。アウエーの浦和が先制に成功する。
追いつきたい札幌は、長いボールも織りまぜながら状況を打開しようと試みるが、最後のところで味方と合わない。43分、浦和アレクサンダー・ショルツが足を痛め、DF佐藤と交代。試合は0−1の札幌ビハインドで折り返す。
両チーム後半開始の交代は無し。キックオフは札幌。開始から圧力を上げると攻め込む機会も増える。後半2分DF馬場のロングシュートは枠外、続く5分、MF青木のカットインからのミドルシュートは浦和DFにクリアされた。
7分、札幌の左サイドを切り裂いていた浦和FW前田が足を痛め、MF松尾と交代。同じタイミングで興梠OUT、FWチアゴ・サンタナIN。
札幌がボールを持つ時間が長くなってきたがゴールは遠い。9分のMF駒井のミドルシュートも浦和GK西川が、がっちりとキャッチ。14分に札幌MF荒野と20分にMF小林にイエローカード。
浦和は交代で入ったMF松尾が今度は札幌の右サイドを何度も崩す。26分には左サイドの松尾のクロスから、こちらも交代で入っていたFWチアゴ・サンタナが中央でドンピシャヘッド。わずかに左に外れた。
何とかゴールをこじ開けたい札幌は、26分、浅野→MF田中克、青木→MF原、MF小林→長谷川と一気に3枚を替える。32分にも、中盤で奮闘していた荒野に代えMF田中宏を投入。
逃げ切りたい浦和は36分、伊藤→DF大畑、小泉→MF岩尾の2枚替え。終盤に入り札幌は波状攻撃。40分にペナルティーエリア内でつなぎ、田中宏のシュートも枠外。アディショナルタイム1分には、田中克がフリーキックから左足で直接狙うもわずかに外れた。
試合は、札幌がボールを保持する時間もあったが決定打には至らず。試合巧者の浦和に持たされてるような展開のまま、0−1で敗戦となった。
次節、明治安田J1リーグ第4節は3月16日、北海道コンサドーレ札幌対町田ゼルビア戦は、午後2時からホームの札幌ドームで行われる。
上:上段写真/前半21分、今季からキャプテンとなった札幌MF荒野(左)と浦和MF伊藤(3番)が激しくマッチアップ
上:下段写真/前半26分、浦和MF小泉(中央)と激しく競り合う札幌MF荒野(その左)、左端浦和FW興梠(30番)、右端札幌FW鈴木(7番)、その左DF岡村(50番)
上:下段写真/前半26分、浦和MF小泉(中央)と激しく競り合う札幌MF荒野(その左)、左端浦和FW興梠(30番)、右端札幌FW鈴木(7番)、その左DF岡村(50番)
上:右側上段写真/前半31分、浦和DF酒井(左端)のシュートにこの試合先発に抜てきされた札幌GK阿波加(21番)が体をいっぱいに伸ばすも届かず、先制される。酒井から右へFW興梠、札幌MF駒井、右端浦和DFマリウス・ホイブラーテン(5番)が万歳をしかけている
上:右側下段写真/前半31分、浦和DF酒井の先制ゴールに喜んで走り出す左からFW興梠、MF小泉、DFマリウス・ホイブラーテン(5番)、MF伊藤ら浦和の選手達。一方の札幌の選手たちはぼう然、左からDF馬場(88番)、MF駒井(14番)、キャプテン荒野、GK阿波加(21番)、右端は浦和DF渡邊(13番)
上:左側写真/前半31分、先制ゴールを決めた浦和DF酒井が「どうだ!」と言わんばかりに大ジャンプしてガッツポーズ
上:右側下段写真/前半31分、浦和DF酒井の先制ゴールに喜んで走り出す左からFW興梠、MF小泉、DFマリウス・ホイブラーテン(5番)、MF伊藤ら浦和の選手達。一方の札幌の選手たちはぼう然、左からDF馬場(88番)、MF駒井(14番)、キャプテン荒野、GK阿波加(21番)、右端は浦和DF渡邊(13番)
上:左側写真/前半31分、先制ゴールを決めた浦和DF酒井が「どうだ!」と言わんばかりに大ジャンプしてガッツポーズ
上写真/前半40分、2022年に札幌に在籍していた浦和FW興梠(30番)の攻撃を囲むようにして守る札幌の選手たち、左からMF小林(99番)、DF馬場、岡村、MF荒野。このプレーは岡村のファールをとられた
上:上段写真/後半11分、札幌に復帰し初先発したFW鈴木(7番)が浦和DFマリウス・ホイブラーテン(5番)、MFサミュエル・グスタフソン(11番)をかわして前方の札幌MFスパチョーク(19番)にパスを出す
上:下段写真/後半31分、右サイドを駆け上がる浦和MF小泉(右)に猛然とスライディングする札幌の大卒新人MF田中克(37番)、これはファールとなった
上:下段写真/後半31分、右サイドを駆け上がる浦和MF小泉(右)に猛然とスライディングする札幌の大卒新人MF田中克(37番)、これはファールとなった
上写真/後半34分、高卒ル−キーで途中出場した札幌MF原(39番)が思い切り良くゴールへ迫る
上:上段写真/後半42分、ドリブルで前進する札幌MF駒井(14番)に後方から浦和FWチアゴ・サンタナが接近、倒してファールとなる
上:下段写真/後半42分、途中出場した札幌MF田中宏(左から2人目)が右サイドからスパチョーク(19番)を狙ってクロスを入れる、5番は浦和DFマリウス・ホイブラーテン、6番は途中出場していたMF岩尾
上:下段写真/後半42分、途中出場した札幌MF田中宏(左から2人目)が右サイドからスパチョーク(19番)を狙ってクロスを入れる、5番は浦和DFマリウス・ホイブラーテン、6番は途中出場していたMF岩尾
上:上段写真/後半45分、今季札幌へ加入の実績充分のMF長谷川(16番)がゴールに向かって突進、その左途中出場した浦和FWチアゴ・サンタナ、左から2人目に札幌の大卒新人MF田中克は顔を出す、11番は浦和MFサミュエル・グスタフソン
上:中段写真/後半追加タイム1分、札幌MF原が倒されて得たFKを田中克が直接狙ったが惜しくもゴール右にはずす
上:下段写真/後半追加タイム4分、ゴール前に迫る札幌の選手たち、左からFW鈴木(7番)、DF菅、馬場(88番)、MF駒井(14番)。浦和の選手はDFマリウス・ホイブラーテン(5番)、MF岩尾(6番)、右端はDF佐藤(20番)
上:中段写真/後半追加タイム1分、札幌MF原が倒されて得たFKを田中克が直接狙ったが惜しくもゴール右にはずす
上:下段写真/後半追加タイム4分、ゴール前に迫る札幌の選手たち、左からFW鈴木(7番)、DF菅、馬場(88番)、MF駒井(14番)。浦和の選手はDFマリウス・ホイブラーテン(5番)、MF岩尾(6番)、右端はDF佐藤(20番)
上:上段写真/札幌を1−0で破り今季初勝利をあげた遠来の浦和サポーターは大旗を振って歓喜、札幌の選手たちは肩を落とす
上:下段写真/今季の初勝利はかなわず、サポータにあいさつ後、しょんぼりと引きあげる札幌の選手たち
上:下段写真/今季の初勝利はかなわず、サポータにあいさつ後、しょんぼりと引きあげる札幌の選手たち
上:左側写真/後半45分、最後の押せ押せムードに檄を飛ばす札幌のペトロビッチ監督
上:右側写真/後半35分、選手に檄を飛ばす浦和のペア・マティアス・ヘグモ監督
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント(一部抜粋)
「今日は試合の入りに硬さがあり、相手をリスペクトし過ぎてしまったのか、思ったような展開にはならなかった。そこから選手は徐々にギアを上げていってくれたが、その中でCKから失点した。そのシーンについては集中力を欠いてしまったと思う。前半は二度ほど決定機を作られていたが、我々にも好機はあった。後半も強い気持ちで入ってくれたし、相手を上回って試合を進めてくれた。好機もあったが、攻撃に関してはラストパス、シュート精度、アイディアなど、いくつかまだまだ足りない部分があった。
ただ、現状の中で選手は強い気持ちで戦ってくれた。姿勢、気持ちは評価できる試合だと思う。修正する部分はあるが、継続してまとまりながらやっていくことが大事になると思っている」
■浦和レッズのペア・マティアス・ヘグモ監督のコメント(一部抜粋)
「今日の選手たちのアティテュード(姿勢)は素晴らしいものでした。開始直後から、しっかりとゲームをコントロールできていたと思います。右サイドの(前田)直輝は非常にシャープでした。非常に難しいピッチで、良い攻撃ができたと思います。そして、キャプテン・酒井(宏樹)のグレートゴールがありました。これまでもセットプレーでチャンスを作ってきましたが、今日はしっかりと得点できて良かったです」
上:右側写真/後半35分、選手に檄を飛ばす浦和のペア・マティアス・ヘグモ監督
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント(一部抜粋)
「今日は試合の入りに硬さがあり、相手をリスペクトし過ぎてしまったのか、思ったような展開にはならなかった。そこから選手は徐々にギアを上げていってくれたが、その中でCKから失点した。そのシーンについては集中力を欠いてしまったと思う。前半は二度ほど決定機を作られていたが、我々にも好機はあった。後半も強い気持ちで入ってくれたし、相手を上回って試合を進めてくれた。好機もあったが、攻撃に関してはラストパス、シュート精度、アイディアなど、いくつかまだまだ足りない部分があった。
ただ、現状の中で選手は強い気持ちで戦ってくれた。姿勢、気持ちは評価できる試合だと思う。修正する部分はあるが、継続してまとまりながらやっていくことが大事になると思っている」
■浦和レッズのペア・マティアス・ヘグモ監督のコメント(一部抜粋)
「今日の選手たちのアティテュード(姿勢)は素晴らしいものでした。開始直後から、しっかりとゲームをコントロールできていたと思います。右サイドの(前田)直輝は非常にシャープでした。非常に難しいピッチで、良い攻撃ができたと思います。そして、キャプテン・酒井(宏樹)のグレートゴールがありました。これまでもセットプレーでチャンスを作ってきましたが、今日はしっかりと得点できて良かったです」
編集部 写真はいずれも石井一弘撮影