北海道コンサドーレ札幌ピックアップ情報
一覧に戻るJ1第33節(11月25日)、アウエーでFC東京に3−1の快勝
23・11・29
大森が一撃 GK空き巣狙う
ミシャ「素晴らしいゴール」
終了間際の90分+4分、札幌FW大森がハーフウエーライン付近にいた。相手GKが「最後のハイプレス」をかけたスキ。空のゴールに40メートル先からキック。「ふんわり」と3点目を入れた。2−1で札幌がリードしていた「あと1分の出来事」。
90+1分。札幌は浅野OUT大森IN。勢いは地元のFC東京。もう1点取りたいところで「あの大森」か。実は思い出したくないPK外しの「記憶がある」。ペトロビッチ監督の「お灸」は、怖い。順天堂大学から今季入団。けがを背負った札幌入りだった。「やってみろ」のPKから、練習を重ね「やっと本調子」と、見た「ミシャの物言わぬプレゼント」になった。こんなストーリーから、入らなくてはならない「苦しい時の神頼み」の苦戦のミハイロ・ペトロビッチ監督の顔。
最後の小野伸二選手の「笑顔」も見たい。さらにGK菅野孝憲(39)がJリーグ通算600試合出場を達成した。J1が341試合、J2が259試合で、Jリーグ6人目。GKでは3人目の「快挙」。
味の素スタジアムは、2万6千945人の入り。晴れ時々曇り、気温14度、湿度30パーセント。札幌から1千人近い赤黒軍団。「赤と濃紺」のFC東京は、今季最後のホームゲームで、FC東京11位。札幌13位。勝ち点差は3で「しのぎ」を削っている。
試合の方は、11月25日14時03分札幌のキックオフ。審判団は高崎航地主審(31、広島県出身)。副審は熊谷幸剛、坂本晋悟。第4の審判は福島孝一郎(主審格)、VAR池内明彦(主審格)、AVAR佐藤誠和。
ホームFC東京のスタメンは、GK野澤大志ブランドン、DF長友佑都、木本恭正、森重真人、徳元悠平、MF小泉慶、原川力、渡邊凌磨、FW仲川輝人、ディエゴ・オリヴェイラ、アダイウトン。控えはGK児玉剛、DF木村誠二、元札幌の白井康介、MF東慶悟、青木拓也、寺山翼、FW熊田直紀。
札幌はGK菅野孝憲、DF田中駿汰、岡村大八、福森晃斗、WB(右)浅野雄也、(左)菅大輝、ボランチ荒野拓馬、宮澤裕樹、MF駒井善成、青木亮太、TOP小柏剛。控えはGK高木駿、DF西野奨太、中村桐耶、MFスパチョーク、小林祐希、FWキム・ゴンヒ、大森真吾。
札幌キックオフで試合開始。両軍の予想フォーメーションは札幌がいつもと変わらず3−4−2−1。前節のスタメンからGK高木、MF馬場、WBルーカス・フェルナンデスが外れ、GK菅野、宮澤、小柏が入った。
一方、FC東京はバングーナガンデと松木の2人が徳元、仲川と入れ替わった。これまでの対戦成績は、FC東京の16勝5分け9敗のFC東京の勝ち越し。
最初に攻めたのは札幌で右側から攻め上がり、宮澤がゴール前に進入したが、得点には結びつかない。4分、今度はFC東京の攻め。オリヴェイラが右サイドから攻め上がり、原川が攻めるも札幌GK菅野が阻む。6分、7分に札幌のCKのチャンス。いずれも流れてしまう。今度はFC東京のCKチャンスだったが得点には結びつかない。
札幌は13分にトップの小柏がエリア内に進入、シュートを打つが枠の上を通過する。16分、FC東京のオリヴェイラが札幌MF荒野と接触、足を抱えて倒れ込む。大事に至らず復帰。札幌は25分過ぎ右の浅野に球を回しチャンスをうかがうが、GK野澤のセーブに遭う。
41分、ホームFC東京が先制に成功する。原川からアダイウトンに渡りフィニッシュはオリヴェイラ、左足でゴール左下に決まった。前半は、この1得点で折り返した。
【監督のハーフタイムコメント】
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
「ボールの失い方が悪くカウンターのピンチになっている。ボールの失い方を気を付けよう」、「余裕をもってプレーし、いい判断をし、ゴール前に進入していこう」
■FC東京のピーター・クラモフスキー監督のコメントはチーム発表なし
札幌はハーフタイムに選手交代。菅OUTスパチョークIN。福森OUT中村IN。すると6分、札幌に待望の得点。スパチョークのパスから中村のダイレクトパスがゴール前に差し込まれる。右から浅野が走り込み、ダイレクトシュート。「決まった!」1−1の同点に。
さらに12分、札幌MF駒井からのパスを受けたDF中村が、エリア手前からGKとDFラインの中を通すパス。走り込んだ小柏が、相手DFラインを抜け出し、スライディングでプッシュ・シュート。見事に流し込み2−1と逆転。
15分過ぎからFC東京に「何か変化が・・」。21分小泉OUT青木IN。同じく渡邊OUT東IN。25分、駒井のクロスは相手の守備に遭う。荒野−宮澤らも「見違えるような」動き。29分、FC東京は徳元OUT白井IN。札幌も30分、岡村OUT西野IN。
31分左CK。浅野がキッカーにまわり小柏狙い。34分小柏が足を押さえ担架で運ばれる。35分、小柏OUTキムゴンヒIN。38分、荒野を後ろから引っかけたFC東京FW仲川にイエローカード。39分、FC東京MF原川OUT寺山IN。オリヴェイラOUT熊田IN。アディショナルタイムは5分。46分、札幌MF浅野OUT大森IN。どちらも得点が欲しい。
49分、1点少ないFC東京が「前がかり」。GK含み全員攻撃。札幌の自陣深くからハーフウエーライン付近にボール。FWに入った「旋風男」がロングシュート。お次がよろしいようで。大森のシュートはGKの上を通ってゴールネットを揺らした。誰がこのシーンを「たくらんだのか」。54分に試合終了の笛。3−1でアウエーの札幌が勝利した。
シュート数は、東18−11札、CK東9−4札、FK東18−7札。PKなし。
2023明治安田生命J1リーグ最終節、北海道コンサドーレ札幌対浦和レッズ戦は12月3日午後2時から札幌ドームで行われる。
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント(一部抜粋)
「今日のゲームは、両チームが非常に攻撃的で、テンポの速い魅力的なサッカーができたと思います。観ていた人が楽しめるゲームだったと思います。前半は非常にオープンで展開の速いゲームで、両チームにチャンスがあった中で決め切ったのがFC東京。それで0−1で折り返すことになりました。後半は、我々がより圧力を掛けて狙いとする形で得点ができました。より走る、戦う部分を含めて相手を上回れたと思っています。試合をトータルで振り返っても、我々札幌が勝利に値するプレーができていたと思います」
■FC東京のピーター・クラモフスキー監督のコメント(一部抜粋)
「まず初めに、敗戦の結果を残念に思っています。サポーターに申し訳ないと思っています。ゲームに関しましても、チャンスを決め切れていれば良かった部分もありました。自分たちのほうが多くチャンスを作る場面もあり、もう少しでゴールを決められそうな場面を作れていて、相手を突き放せそうな場面も数回作れていましたが、そこをモノにできませんでした。やはり、ゴールがゲームを変えるということが顕著に出たと思いますし、札幌さんはそこを我々よりもしっかりと決め切ったと思っています」
ミシャ「素晴らしいゴール」
終了間際の90分+4分、札幌FW大森がハーフウエーライン付近にいた。相手GKが「最後のハイプレス」をかけたスキ。空のゴールに40メートル先からキック。「ふんわり」と3点目を入れた。2−1で札幌がリードしていた「あと1分の出来事」。
90+1分。札幌は浅野OUT大森IN。勢いは地元のFC東京。もう1点取りたいところで「あの大森」か。実は思い出したくないPK外しの「記憶がある」。ペトロビッチ監督の「お灸」は、怖い。順天堂大学から今季入団。けがを背負った札幌入りだった。「やってみろ」のPKから、練習を重ね「やっと本調子」と、見た「ミシャの物言わぬプレゼント」になった。こんなストーリーから、入らなくてはならない「苦しい時の神頼み」の苦戦のミハイロ・ペトロビッチ監督の顔。
最後の小野伸二選手の「笑顔」も見たい。さらにGK菅野孝憲(39)がJリーグ通算600試合出場を達成した。J1が341試合、J2が259試合で、Jリーグ6人目。GKでは3人目の「快挙」。
味の素スタジアムは、2万6千945人の入り。晴れ時々曇り、気温14度、湿度30パーセント。札幌から1千人近い赤黒軍団。「赤と濃紺」のFC東京は、今季最後のホームゲームで、FC東京11位。札幌13位。勝ち点差は3で「しのぎ」を削っている。
試合の方は、11月25日14時03分札幌のキックオフ。審判団は高崎航地主審(31、広島県出身)。副審は熊谷幸剛、坂本晋悟。第4の審判は福島孝一郎(主審格)、VAR池内明彦(主審格)、AVAR佐藤誠和。
ホームFC東京のスタメンは、GK野澤大志ブランドン、DF長友佑都、木本恭正、森重真人、徳元悠平、MF小泉慶、原川力、渡邊凌磨、FW仲川輝人、ディエゴ・オリヴェイラ、アダイウトン。控えはGK児玉剛、DF木村誠二、元札幌の白井康介、MF東慶悟、青木拓也、寺山翼、FW熊田直紀。
札幌はGK菅野孝憲、DF田中駿汰、岡村大八、福森晃斗、WB(右)浅野雄也、(左)菅大輝、ボランチ荒野拓馬、宮澤裕樹、MF駒井善成、青木亮太、TOP小柏剛。控えはGK高木駿、DF西野奨太、中村桐耶、MFスパチョーク、小林祐希、FWキム・ゴンヒ、大森真吾。
札幌キックオフで試合開始。両軍の予想フォーメーションは札幌がいつもと変わらず3−4−2−1。前節のスタメンからGK高木、MF馬場、WBルーカス・フェルナンデスが外れ、GK菅野、宮澤、小柏が入った。
一方、FC東京はバングーナガンデと松木の2人が徳元、仲川と入れ替わった。これまでの対戦成績は、FC東京の16勝5分け9敗のFC東京の勝ち越し。
最初に攻めたのは札幌で右側から攻め上がり、宮澤がゴール前に進入したが、得点には結びつかない。4分、今度はFC東京の攻め。オリヴェイラが右サイドから攻め上がり、原川が攻めるも札幌GK菅野が阻む。6分、7分に札幌のCKのチャンス。いずれも流れてしまう。今度はFC東京のCKチャンスだったが得点には結びつかない。
札幌は13分にトップの小柏がエリア内に進入、シュートを打つが枠の上を通過する。16分、FC東京のオリヴェイラが札幌MF荒野と接触、足を抱えて倒れ込む。大事に至らず復帰。札幌は25分過ぎ右の浅野に球を回しチャンスをうかがうが、GK野澤のセーブに遭う。
41分、ホームFC東京が先制に成功する。原川からアダイウトンに渡りフィニッシュはオリヴェイラ、左足でゴール左下に決まった。前半は、この1得点で折り返した。
【監督のハーフタイムコメント】
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
「ボールの失い方が悪くカウンターのピンチになっている。ボールの失い方を気を付けよう」、「余裕をもってプレーし、いい判断をし、ゴール前に進入していこう」
■FC東京のピーター・クラモフスキー監督のコメントはチーム発表なし
札幌はハーフタイムに選手交代。菅OUTスパチョークIN。福森OUT中村IN。すると6分、札幌に待望の得点。スパチョークのパスから中村のダイレクトパスがゴール前に差し込まれる。右から浅野が走り込み、ダイレクトシュート。「決まった!」1−1の同点に。
さらに12分、札幌MF駒井からのパスを受けたDF中村が、エリア手前からGKとDFラインの中を通すパス。走り込んだ小柏が、相手DFラインを抜け出し、スライディングでプッシュ・シュート。見事に流し込み2−1と逆転。
15分過ぎからFC東京に「何か変化が・・」。21分小泉OUT青木IN。同じく渡邊OUT東IN。25分、駒井のクロスは相手の守備に遭う。荒野−宮澤らも「見違えるような」動き。29分、FC東京は徳元OUT白井IN。札幌も30分、岡村OUT西野IN。
31分左CK。浅野がキッカーにまわり小柏狙い。34分小柏が足を押さえ担架で運ばれる。35分、小柏OUTキムゴンヒIN。38分、荒野を後ろから引っかけたFC東京FW仲川にイエローカード。39分、FC東京MF原川OUT寺山IN。オリヴェイラOUT熊田IN。アディショナルタイムは5分。46分、札幌MF浅野OUT大森IN。どちらも得点が欲しい。
49分、1点少ないFC東京が「前がかり」。GK含み全員攻撃。札幌の自陣深くからハーフウエーライン付近にボール。FWに入った「旋風男」がロングシュート。お次がよろしいようで。大森のシュートはGKの上を通ってゴールネットを揺らした。誰がこのシーンを「たくらんだのか」。54分に試合終了の笛。3−1でアウエーの札幌が勝利した。
シュート数は、東18−11札、CK東9−4札、FK東18−7札。PKなし。
2023明治安田生命J1リーグ最終節、北海道コンサドーレ札幌対浦和レッズ戦は12月3日午後2時から札幌ドームで行われる。
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント(一部抜粋)
「今日のゲームは、両チームが非常に攻撃的で、テンポの速い魅力的なサッカーができたと思います。観ていた人が楽しめるゲームだったと思います。前半は非常にオープンで展開の速いゲームで、両チームにチャンスがあった中で決め切ったのがFC東京。それで0−1で折り返すことになりました。後半は、我々がより圧力を掛けて狙いとする形で得点ができました。より走る、戦う部分を含めて相手を上回れたと思っています。試合をトータルで振り返っても、我々札幌が勝利に値するプレーができていたと思います」
■FC東京のピーター・クラモフスキー監督のコメント(一部抜粋)
「まず初めに、敗戦の結果を残念に思っています。サポーターに申し訳ないと思っています。ゲームに関しましても、チャンスを決め切れていれば良かった部分もありました。自分たちのほうが多くチャンスを作る場面もあり、もう少しでゴールを決められそうな場面を作れていて、相手を突き放せそうな場面も数回作れていましたが、そこをモノにできませんでした。やはり、ゴールがゲームを変えるということが顕著に出たと思いますし、札幌さんはそこを我々よりもしっかりと決め切ったと思っています」
池田淳