いきなりですが、最近のＪリーグを見ていて特に思うのですが、さほど強くも無いタックルをされ、いつまでも大げさに痛がっている選手を見るのが苦痛です。大体の場合、その後ピンピンとプレーしていますし、単にプレー時間とファンの楽しむ時間を浪費しているだけです。

　最近は、プレミアリーグや、ブンデスリーガの試合を見られる機会が増え、当たりの強い、深いタックルに負けないプレーも目にします。世界基準に日本は遠いのかと、考えたりもしましたが、今、それ以上になでしこたちの気持ちの強いプレーに惹かれています。

　日本のなでしこたちは世界の強豪国の選手たちと比べると、時には大人と子供のような体格差も見受けられます。そして、その体格差、体重差をいかした強烈なタックルに吹っ飛ばされても、過剰にアピールすることなく、なでしこの選手たちはスッと立ち上がり、次のプレーに備えています。

　サッカーのオールドファンとしては、「なでしこ」と呼ばれる前の昔の女子サッカーを見る機会もありましたが、今のようなスピード感や、スキルフルさを感じることは少なく、試合を観戦するには、正直退屈かなと感じていましたが、最近の試合ではむしろ観戦が楽しみになっています。

　当地、北海道には、幸いにもＪ１リーグ所属のプロチームが存在しますので、未来のサッカープレーヤーである子どもたちに、毎試合、すべての瞬間で見本となるようなプレーを期待しています。確かに、今Ｊ１で苦戦を強いられていますが、もはや勝敗だけではなく、見ている者の心を打つ、ひた向きさに感動するような試合を見せてもらいたいものです。