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「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 18 名古屋(延期)

18・07・25
※編集部注 第18節名古屋戦は台風の影響により延期が27日に発表された。代替日は現在未定。

風間監督の「戦闘能力」を分析する

 北海道コンサドーレ札幌は第18節の7月28日、アウエーで名古屋グランパスと対戦する。名古屋はJ2降格を1年で復活、サルベージ役になった風間八宏監督(56)が、2年目の采配を揮っている。札幌との対戦は第6節4月7日札幌ドームで行われ、0−3で大敗した。ちょっと気にかかって2010年頃に書いた指導方針を読んでみた。

 静岡県出身で清水商高から筑波大出で、学生時代から日本代表。卒業後ドイツに渡りアマ・プロ生活、帰国後はマツダを経て1993年からサンフレッチェ広島でJリーグ参入、2008年に筑波大監督。このころの著書に、「日本サッカーを救う『超戦術』」を発表、プレーヤーは「戦闘能力」が必要と説いた。

 チームは、最下位に低迷しているが、勝ち点10、2勝4分け11敗(7月22日現在)で、川崎同様パスサッカーを展開している。独走のサンフレッチェ広島と引き分け(0−0)、セレッソ大阪(0−0)、横浜Fマリノス(1−1)、湘南ベルマーレ(0−0)は、何か意味するものを感じさせる。

 ペトロビッチ監督の「ブラボー主義」と、どう対峙するかが見もの。

 
 【札幌の秘策】最近NHKが午後6時10分の「ほっとニュース北海道」などで、ペトロビッチ監督の特集番組を放映している。「ファミリー」から始まり、最近は「ブラボー」。選手の好プレーに「ブラボー」。ミスをしても「ブラボー」が飛んでくる。選手は失敗したのに「ブラボー」?。ミシャは言う「失敗を恐れずよくやった」。八宏監督は?。最近、コンサドーレの野々村芳和社長が、スカパーの番組で「対談」していた。どうもオンマイウエーのようだ。お互いに「我を通す」手本のような戦い。ピッチサイドが、面白い。
池田淳