コンサドーレ札幌ピックアップ情報
一覧に戻るJ1第17節(7月1日)、札幌がウノゼロで清水に勝利、連敗ストップ
17・07・04
北海道コンサドーレ札幌は7月1日にホームの札幌ドームで清水エスパルスと対戦。試合は開始早々にFWヘイスが見事なトラップから先制点を決める。その後札幌は清水に攻められる場面も増えたが、GKクを中心とした堅い守りでそのまま1−0で逃げ切りに成功。久々の勝ち点3を手にした。
前半戦最後となる清水とのJ1第17節。前節までで札幌は勝ち点12で16位、清水は同18で13位となっており、互いに後半戦の浮上をかける重要な一戦となった。特に札幌はリーグ戦6連敗、直近のルヴァンカップでも敗戦しており、このホームゲームでなんとか流れを変えるべく、開始から積極的に仕掛けていく展開に。
すると前半6分、さっそく札幌の意気込みが実を結ぶ。自陣からクがパントキックで相手DFラインの裏を狙っていたFW都倉へ蹴り込む。このボールを清水DFラインが頭でGKへバックパスを試みるも中途半端な勢いで転がる。ミスを見逃さなかった都倉がボールをかっさらいゴールラインぎりぎりのところでなんとかボールを残す。清水DFが慌てて戻る中、都倉はペナルティーエリア内にいたヘイスにパスを戻す。ヘイスは右足ワンタッチシュートをにおわす体勢から見事なトラップで相手を交わし左足シュート。GKが飛び出していたためゴールライン上にいたDFが頭でクリアしようと触るも、ボールはゴールに吸い込まれた。
先制ゴールからは守りの意識が高まったか清水に決定的な場面が連続する。前半19分、バイタルエリアでボールを奪ったMF枝村がワンタッチでペナルティーエリア内に走り込んだMF金子にスルーパスを通す。金子は正確なトラップからシュートを打つもクがナイスセーブで防ぐ。前半23分には清水にまたも決定機。右サイド深くから清水DF鎌田が正確なクロスを供給。このボールにMFミッチェル・デュークが体を投げ出しながらヘディングシュートを放つもまたもクがビッグセーブでコーナーへ逃げる。失点してもおかしくはない場面が続いたが、札幌リードで後半へ。
集中して入った後半開始早々札幌に決定機が訪れる。後半4分、右CKをDF福森が左足のインスイングでゴールに向かって行くボールを蹴り、相手マークを外して走り込んで来た都倉にドンピシャで合う。都倉は強烈なヘディングシュートを放つと清水GK六反がはじきボールがこぼれる。こぼれ球が目の前にいた札幌MF兵藤に当たるも今度は六反にキャッチされた。
札幌が追加点を奪えずにいると清水に押し込まれる時間帯も出てくる。しかし札幌は持ち前のハードワークと集中したゲーム運びを見せる。試合終盤には清水が長身選手を前線に上げるパワープレーでゴールに迫られるも、最後のところは崩れず1−0のままタイムアップ。久しぶりの勝利の味に札幌ドームが沸いた。
連敗のトンネルから抜け出したチームの主役にはヘイスをあげていいだろう。見事なテクニックを披露して得点をあげるだけではなく、後半には攻め込まれる時間が長いなか要所でカウンターの起点となりチームを助けた。右足アキレス腱断裂で無念のチーム離脱となったジュリーニョの代わりに、ヘイスが故障あけから存在感を見せており2戦連続弾も奪ってみせた。これで札幌は4勝3分け10敗の勝ち点15で降格圏外の15位に順位を1つ上げた。
次節札幌は7月8日にアウエーのNACK5スタジアム大宮で16位の大宮アルディージャ(勝ち点14)と対戦する。
(写真はいずれも7月1日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)
前半戦最後となる清水とのJ1第17節。前節までで札幌は勝ち点12で16位、清水は同18で13位となっており、互いに後半戦の浮上をかける重要な一戦となった。特に札幌はリーグ戦6連敗、直近のルヴァンカップでも敗戦しており、このホームゲームでなんとか流れを変えるべく、開始から積極的に仕掛けていく展開に。
すると前半6分、さっそく札幌の意気込みが実を結ぶ。自陣からクがパントキックで相手DFラインの裏を狙っていたFW都倉へ蹴り込む。このボールを清水DFラインが頭でGKへバックパスを試みるも中途半端な勢いで転がる。ミスを見逃さなかった都倉がボールをかっさらいゴールラインぎりぎりのところでなんとかボールを残す。清水DFが慌てて戻る中、都倉はペナルティーエリア内にいたヘイスにパスを戻す。ヘイスは右足ワンタッチシュートをにおわす体勢から見事なトラップで相手を交わし左足シュート。GKが飛び出していたためゴールライン上にいたDFが頭でクリアしようと触るも、ボールはゴールに吸い込まれた。
先制ゴールからは守りの意識が高まったか清水に決定的な場面が連続する。前半19分、バイタルエリアでボールを奪ったMF枝村がワンタッチでペナルティーエリア内に走り込んだMF金子にスルーパスを通す。金子は正確なトラップからシュートを打つもクがナイスセーブで防ぐ。前半23分には清水にまたも決定機。右サイド深くから清水DF鎌田が正確なクロスを供給。このボールにMFミッチェル・デュークが体を投げ出しながらヘディングシュートを放つもまたもクがビッグセーブでコーナーへ逃げる。失点してもおかしくはない場面が続いたが、札幌リードで後半へ。
集中して入った後半開始早々札幌に決定機が訪れる。後半4分、右CKをDF福森が左足のインスイングでゴールに向かって行くボールを蹴り、相手マークを外して走り込んで来た都倉にドンピシャで合う。都倉は強烈なヘディングシュートを放つと清水GK六反がはじきボールがこぼれる。こぼれ球が目の前にいた札幌MF兵藤に当たるも今度は六反にキャッチされた。
札幌が追加点を奪えずにいると清水に押し込まれる時間帯も出てくる。しかし札幌は持ち前のハードワークと集中したゲーム運びを見せる。試合終盤には清水が長身選手を前線に上げるパワープレーでゴールに迫られるも、最後のところは崩れず1−0のままタイムアップ。久しぶりの勝利の味に札幌ドームが沸いた。
連敗のトンネルから抜け出したチームの主役にはヘイスをあげていいだろう。見事なテクニックを披露して得点をあげるだけではなく、後半には攻め込まれる時間が長いなか要所でカウンターの起点となりチームを助けた。右足アキレス腱断裂で無念のチーム離脱となったジュリーニョの代わりに、ヘイスが故障あけから存在感を見せており2戦連続弾も奪ってみせた。これで札幌は4勝3分け10敗の勝ち点15で降格圏外の15位に順位を1つ上げた。
次節札幌は7月8日にアウエーのNACK5スタジアム大宮で16位の大宮アルディージャ(勝ち点14)と対戦する。
(写真はいずれも7月1日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)
上写真/前半18分、ピッチを縦横無尽に走り回り、攻守に活躍する札幌MF兵藤(6番)、清水の選手はDFカヌ(4番)、背後に鎌田(5番)、左端MF六平(7番)
上写真/前半19分、清水FW金子(30番)のシュートを横っ飛びして好セーブする札幌のGKク・ソンユン(25番)、中央MF荒野(27番)、右は清水MF枝村(22番)
上写真/前半21分、清水MFデューク(左で倒れている19番)からボールを奪った札幌MF荒野(27番)、その左宮澤(10番)、後方DF菊地
上写真/前半32分、札幌MF菅(38番)が左サイドを駆け上がり、清水DF鎌田(左)をかわしてシュートするが、惜しくもゴール右にはずれる
上写真/前半34分、清水の左CKからの攻撃を、GKク・ソンユン(中央左)らがはね返す。大勢のゴール裏サポーターたちが後押しする
上写真/後半1分、清水DFカヌ(4番)とマッチアップをした札幌FWヘイス(11番)。ヘイスは前半6分に先制ゴールを決めるなど、この試合のMVPを獲得した
上写真/後半17分、ピッチ中央でボールをキープする札幌FW都倉(9番)、自身のゴールは途絶えているが、この日は先制点をアシストするなど、やはり頼れる大黒柱だ。清水の選手はMF竹内(20番)、DF松原(25番)
上写真/清水を破り連敗を脱出して観客の声援に応える札幌の選手たち。右からGKク・ソンユン(25番)、FW都倉(9番)、この試合のMVPを獲得したヘイス、MFマセードら。すでにチームに合流しているタイのメッシといわれているMFチャナティップ(マセードの左)、元イングランド代表FWジェイ(左端赤い帽子)の顔も見える
上写真/後半43分、大声で選手を鼓舞する清水の小林伸二監督(中央奥)と大きなジェスチャーで指示を出す札幌の四方田修平監督
※北海道コンサドーレ札幌の四方田修平監督のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ公式ホームページ」バナーから、「エンタメ」ページの「試合レポート」でご覧いただけます。
■清水エスパルスの小林伸二監督のコメント
「立ち上がり10分、ピッチが重たくてボールが走らず、裏を取ろうとしたのですができず、対して札幌は3回ボールが入って、その一つが入った。残念なのはピッチが重くて、バイタルを何度か攻略したのですが、得点ができなかったことです。失点をするとエンジンがかかる感じで、相手に合わせてしまっていました。もう一度、引き締めてやっていきたいと思います」
※北海道コンサドーレ札幌の四方田修平監督のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ公式ホームページ」バナーから、「エンタメ」ページの「試合レポート」でご覧いただけます。
■清水エスパルスの小林伸二監督のコメント
「立ち上がり10分、ピッチが重たくてボールが走らず、裏を取ろうとしたのですができず、対して札幌は3回ボールが入って、その一つが入った。残念なのはピッチが重くて、バイタルを何度か攻略したのですが、得点ができなかったことです。失点をするとエンジンがかかる感じで、相手に合わせてしまっていました。もう一度、引き締めてやっていきたいと思います」
編集部 写真はいずれも石井一弘撮影