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J2第4節(3月20日)、鬼門の日本平で2−0と清水に完封勝利

16・03・24
 3月20日にアウエーのIAIスタジアム日本平で行われたコンサドーレ札幌対清水エスパルスのJ2第4節。札幌が前半に、セットプレーから2つのゴールを奪うと、清水の反撃もシャットアウトし2−0で快勝。これで札幌は2勝1分け1敗、勝ち点7とし、順位を6位へ浮上させた。

 札幌は、公式戦9連敗中と相性の良くない日本平でのアウエーゲーム。試合は、立ち上がりから個々の力に勝る清水がペースを握った。対する札幌は、シュートチャンスを作られるが、相手のミスもあり、最後のところで跳ね返す。

 すると前半22分、清水の攻勢に耐えていた札幌がセットプレーからラッキーな形で先制する。右からのコーナーキックで、DF福森が蹴ったボールはニアサイドに走り込んだDF進藤の頭上を越える。するとブラインドになったのか、ボールが清水DFビョン・ジュンボンの側頭部に当たり、清水ゴール内に転がった。

 これで、気持ちの面でも優位になった札幌は、前半34分、追加点を奪うことに成功。ペナルティーエリア手前でフリーキックを獲得すると、キッカーは福森。得意の左足から放たれたボールは鋭いカーブを描きゴールへ向かう。このシュートは惜しくもポストにはじかれたが、相手のクリアーミスを拾ったFW都倉が冷静に押し込みリードを広げた。

 後半に入ると、清水が前線に人数をかけて攻め込んでくる。札幌の四方田監督は、効果的な交代と5バック+3ボランチの陣形で、相手の攻撃を誘い込みながら、逃げ切る体制を整える。ゴールを狙う清水は、サイドにドリブラーを置いて打開を図るが、札幌の対抗策にはまり、攻め手を欠いた。

 札幌の思惑通りに試合は進み、結局、前半に奪ったリードを保った札幌が2−0の完封勝利。鬼門のアウエーから、貴重な勝ち点3を持ち帰った。

 次節札幌は3月26日に札幌ドームで京都サンガF.C.(13位、勝ち点4)と対戦する。
編集部