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一覧に戻るルヴァンカップ１ｓｔラウンド２回戦（４月１７日）札幌が沼津退け３回戦に進む
24･04･18
４月１７日、ＪリーグＹＢＣルヴァンカップ１ｓｔラウンド第２回戦、北海道コンサドーレ札幌対アスルクラロ沼津（Ｊ３）戦が、愛鷹広域公園多目的競技場で行われ、札幌が３−１で順当勝ちした。
今季からルヴァンカップはＪ１からＪ３まで全６０チームが出場し、トーナメント方式で争う形に変更となった。この日は平日のナイター開催となり、天候は晴れで気温１９．２度、湿度６７％、スタジアムには３，４５５人が試合を見守った。
札幌の先発は、ＧＫ阿波加俊太、ＤＦ家泉怜依、中村桐耶、岡田大和。ＭＦ田中宏武、西野奨太、田中克幸、原康介。２シャドーにＭＦ出間思努、木戸柊摩、１トップにＦＷキム・ゴンヒとフレッシュなメンバーが並ぶ。控えはＧＫ中野小次郎、ＤＦ�眸�瑠、坂本勘汰、ＭＦ長谷川竜也、スパチョーク、川崎幹太、小林祐希。
沼津の先発は、ＧＫ武者大夢、ＤＦ宮脇茂夫、附木雄也、井上航希、安在達弥。ＭＦ沼田航征、徳永晃太郎、遠山悠希。ＦＷ 齋藤学、赤塚ミカエル、森夢真。フォーメーションは４−３−３が基本。控えはＧＫ大友竜輔、ＤＦグスタボ・マルティニリッシ、ＭＦ染矢一樹、菅井拓也、 向井ひな太、持井響太、ＦＷ川又堅碁、津久井匠海、和田育。
両者初対戦となる試合は、１９時３分、札幌ボールでキックオフ。序盤からアウエーの札幌が攻め込む展開となる。すると前半１０分、ペナルティーエリア内でこぼれ球に反応したＭＦ田中宏が右足でシュート。幸先良く先制に成功する。
その後、一進一退の攻防となり、１８分、沼津ＭＦ遠山にイエローカード。札幌は２４分、ＭＦ田中克と、３０分にはＤＦ家泉にイエローカードが提示された。
前半は、札幌がシュート１０本、沼津が７本と打ち合う中、札幌が１点リードで試合を折り返す。
後半のスタートから、札幌は西野→ＭＦ長谷川、キム・ゴンヒ→ＦＷ小林、出間→ＭＦスパチョーク、中村→ＤＦ高尾と、一気の４枚替え。同点を狙う沼津は森からＦＷ津久井に代えた。後半７分、沼津ＦＷ赤塚にイエローカード。
９分、攻撃が実ったのは沼津。中央左からＭＦ徳永がスルーパス、抜け出した赤塚がペナルティーアーク手前から右足で同点弾を決めた。
しかし直後の１０分、交代で入っていた札幌・小林が、スパチョークのグラウンダークロスから冷静に左足で追加点。嫌な流れを断ち切った。
さらに１５分、左サイドのスパチョークから戻しのパスを小林がペナルティーエリア手前から左足の見事なループシュートでこの日２点目。スコアを３−１とした。
流れを持っていかれた沼津は１８分、赤塚→ＦＷ川又、遠山→ＭＦ持井を投入。攻撃の活性化を図る。札幌は２８分、木戸からＤＦ坂本を入れた。
ここからホーム沼津が攻め込むものの、札幌は落ち着いて対応。４２分、沼津・川又にイエローカード。結局、札幌が２点差のリードを守り、Ｊ１所属の力を見せ３回戦に進んだ。
２０２４ＪリーグＹＢＣルヴァンカップ１ｓｔラウンド３回戦は５月２２日に行われ、対戦相手はＪ１京都にセル勝ったＪ３所属のＡＣ長野パルセイロに決まった。会場はアウエーの長野Ｕスタジアムで午後７時から行われる。
札幌の次戦、Ｊ１第９節サンフレッチェ広島戦は４月２０日、札幌ドームで午後２時から行われる。
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント（一部抜粋）
「まず言いたいのは、とても厳しいゲームでした。結果的には３−１で勝つことはできましたが、戦前に予想していたとおり沼津は非常に良いサッカーをしてきました。お互いに走る、テンポの速いゲームになるだろうと予測していましたが、そのとおりになりました。結果的に小林（祐希）が２ゴールを決めて３−１で勝つことができましたが、とてもハードワークして強度の高いゲームになりました。その中で勝てたことはうれしく思いますし、週末には（Ｊ１第９節）広島戦というとても重要なゲームを控えているので、そこに向けても良かったと思います」
■アスルクラロ沼津の中山雅史監督のコメント（一部抜粋）
「我々がやれていた部分もありましたが、やられていた部分もありました。一つひとつのプレーのクオリティーの差、動きのクオリティーの差、あとはフィジカルの強さや判断の速さ、そういうところの差が結果として表れてしまったと思います。ただ、その差をどれだけ埋めていく作業が出来るかは、普段のトレーニングにかかっていると思いますし、そこを要求していきたいと思います。選手にはその差を埋める努力を惜しまないでほしいと思いますし、そこを伸びシロと捉えてくれれば、自分たちのチームや個人の力を高めていけると思っていますし、それを働きかけていきたいと思っています」
編集部
