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小野伸二 仲間に見守られ笑顔でピッチに別れ

23・12・11
 上写真/前半21分、交代する札幌のMF小野(右から2人目)が同様に今季で引退する浦和のFWホセ・カンテ(11番)と握手、他の浦和の選手左からMF伊藤(3番)、DF明本(15番)、右端関根(14番)

     (写真は、12月3日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)

 
 12月3日、J1第34節浦和戦で北海道コンサドーレ札幌MF小野伸二(44)が慣れ親しんだピッチに別れを告げた。

 小野選手は、1979年9月27日生まれ、静岡県沼津市出身。小学生の頃から「天才」と呼ばれ、中学1年生でU−16日本代表、以降も各世代別代表に選ばれた。進学先の清水商業高卒業後は浦和レッズに加入し、1998年FIFAワールドカップフランス大会に選出。史上最年少(18歳272日)で本大会第3戦ジャマイカ戦で途中出場を果たした。

 1999年、シドニーオリンピックアジア予選で、相手選手のタックルによりじん帯断裂の大けがを負い、長期離脱。その影響で翌年のオリンピック本選には出場出来なかった。

 2001年、浦和からオランダリーグのフェイエノールトに移籍し、翌年にはUEFAカップで優勝に貢献した。また2002年FIFAワールドカップ日韓大会日本代表に選出され、全4試合に出場。2006年FIFAワールドカップドイツ大会にも出場した。日本代表選出歴は1998年から2008年までの10年に及ぶ。

 2006年に浦和に復帰、その後はVflボーフム(ドイツ)、清水エスパルス、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(オーストラリア)を経て、2014年札幌に加入。19年から2年間はJ2のFC琉球に移籍したが、21年元旦に札幌への復帰が発表された。22年1月には札幌との間で「生涯契約」を締結、引退後も札幌との絆は固く結ばれている。


 上写真/前半21分、浦和GK西川(1番)の見送りに最高の笑顔を見せる小野、その奥MF荒野、右端浦和MF伊藤(3番)


 上:上段写真/前半21分、キャプテンマークを宮澤に渡してチームメイトが作る花道の中を退場する小野(右から4人目)、他の選手左からGK高木、浦和MFエカニット・パンヤ(27番)、MF駒井、DF田中、中村(6番)、小野の後方MF馬場、宮澤、青木(11番)、FW小柏(19番)

 上:下段写真/前半22分、引退する小野(中央右)と抱き合って交代するMFスパチョーク、見守るMF小林(99番)、菅、FW大森


 上写真/前半22分、手を掲げて観客の声援に応えて交代する小野(44番)、後方左MF小林(99番)、右菅(4番)


 上:上段写真/交代する小野に声援を送る札幌のサポーターたち

 上:下段写真/「浦和と世界で輝いた・・・」の横断幕を広げて小野をたたえる浦和のサポーターたち


 上写真/この試合を最後に引退する札幌MF小野(右)が審判団にあいさつ、メモリアルボールを渡され笑顔でお礼


 上:上段写真/引退セレモニーであいさつする札幌のMF小野伸二選手

 上:下段写真/奥さん(右)とお嬢さんから花束を贈られ記念写真に収まる小野


 上:左側写真/最終戦終了後のセレモニーで記念写真の撮影が終わると選手、スタッフが引退する小野を胴上げした

 上:右側写真/セレモニーの全てが終わり、満面の笑顔で退場する小野選手


 上:上段写真/引退会見で笑顔を見せる札幌MF小野伸二選手

 上:下段写真/人気者の札幌MF小野の引退会見とあって、大勢の取材陣が集まった


 上写真/小野らしい「楽しむ」をバックに会見に臨む札幌のMF小野伸二選手


編集部 写真はいずれも石井一弘撮影