元コンサド前寛之が先制＝奈良竜樹主将と名コンビ

　Ｊ１リーグの３大タイトルの一つ、ＹＢＣルヴァンカップの決勝が１１月４日、東京国立競技場で行われた。６万１千６８３人のリーグカップ最多記録の観衆を集めての一戦。Ｊ１リーグ４位の浦和レッズ対同８位のアビスパ福岡の決勝は１３時１２分キックオフした（この続きは「コンサドの王道と遍歴」で）。
　
　この試合は、見出しでもわかるように、２−１で九州の福岡が勝利。大雑把にいうと前半５分、福岡の右からの紺野のセンタリングを札幌出身のＭＦ前が猛スピードで浦和ゴールに走り込み、先制点をゲット。それは「見事なもの」だった。

　２点目は、４９分。ＣＫの流れから再び紺野がクロスをゴール前に送り、待ち構えていたＤＦ宮が流し込んで２−０。これで前半終了。

　後半は、１４分福岡ＤＦグローリが倒されＰＫ。ＦＷ山岸が浦和ＧＫ西川の右手を狙うが西川がセーブ。

　今度は浦和が勢いを吹き返す。２２分、ＤＦ酒井がＭＦ明本にパス。明本は左足で決め１点を返すも、このまま試合終了。優勝・福岡＝初。浦和はミハイロ・ペトロビッチ（現・札幌監督）氏が成し遂げた２０１６年以来７大会ぶりの優勝を逃した。

　福岡の選手＝ＧＫ永石拓海、ＤＦ湯澤聖人、ドウグラス・グローリ、奈良竜樹、宮大樹、前嶋洋太、ＭＦ井手口陽介、森山公弥、前寛之、ＦＷ紺野和也、山岸祐也。控えは、ＧＫ村上昌謙、ＤＦ小田逸稀、田代雅也、ＭＦ金森健志、中村駿、ＦＷウェリントン、鶴野怜樹。

　浦和の選手＝ＧＫ西川周作、ＤＦ酒井宏樹、アレクサンダー・ショルツ、マルルス・ホイブラーテン、荻原拓也、ＭＦ伊藤敦樹、岩尾憲、高橋利樹、早川隼平、小泉佳穂、ＦＷカンテ。控えは、ＧＫ牲川歩見、ＤＦ岩波拓也、ＭＦ明本孝浩、大久保智明、安居海渡、エカニット・リンセン、ブライアン・リンセン。

　シュート数は、福８−８浦、ＣＫ福５−４浦、ＦＫ福１２−１３浦、ＰＫ１（福失敗）。

　上／２０２３年ＪリーグＹＢＣルヴァンカップ　準々決勝からのトーナメント表