コンサドーレ札幌ピックアップ情報
一覧に戻るＪ１第２４節（８月１９日）、アウエー京都に０−３で敗戦
23･08･22
ＰＫ ＣＫ ＦＫ キッカーの「個性が出る」
一番嫌なのはＰＫの「重圧感」と「得失点差」
総称して「フリーキッカー」として、くくってみよう。ＦＫとＣＫ即ち「相手内を直撃できるフリーキック」。各チームとも「キッカーは決まっています」。北海道コンドーレ札幌のようにＤＦ福森晃斗（３０、２０１５年札幌入団）は、最近までは「ＦＫ、ＣＫのオーソリティー」として扱われた。
しかし、ＰＫ＝ペナルティーキックの場合は、それぞれ「反則を受けた者」が「当然」のように「キッカー」になる。ベンチから「指定も」あるが、ボールを持ったら「離さない御仁」も。
直近では、８月１９日のコンサドと京都サンガＦ．Ｃ.戦。札幌のＭＦ浅野が蹴ってＧＫにブロックされ「失敗」。０−３の「８戦勝ち無し」の憂き目に立った。
話し変わって８月１２日の「ＦＩＦＡ女子ワールドカップ オーストラリア＆ニュージーランド２０２３」準々決勝。なでしこジャパンがスウェーデン戦で「ＰＫを外した」。もしか入っていたら＝事情が変わり、ベスト４に入っていたかのもしれない。勢いに乗って決勝に進出し、優勝していたかも？
現実は、決勝でスペインがイングランドに１−０で勝利し、初優勝を遂げた。なでしこが敗れたスウェーデンは準決勝でスペインに敗れ、順位決定戦にまわり、２−０でオーストラリアに勝利し３位となった。
さて、本題はＪ１リーグ第２４節京都サンガＦ．Ｃ．対北海道コンサドーレ札幌戦。８月１９日１９時０３分、アウエーのサンガスタジアムｂｙＫＹＯＣＥＲＡで行われた。
札幌は３−４−２−１で前節からＦＷ小柏が外れＭＦ青木が入る。京都は５人が入れ替わり、この一戦にかける意気込みが伝わってくる。これまでの対戦成績は１９勝６分け８敗と京都が勝ち越し。
審判団は元Ｊリーガーの御厨貴文主審（３９、神奈川県出身、昨季からＪ１担当）。副審は武部陽介、眞鍋久大。第４の審判は竹長泰彦。ＶＡＲは清水勇人（主審格）、ＡＶＡＲ三原純。
入場人員は９千３７９人。天候は晴れのち曇り、気温３０、５度、湿度６８パーセント。猛暑で飲水タイムは前後半途中にあり。
京都のスタメンは、ＧＫ太田岳志、ＤＦ麻田省吾、アピアダウィア久、三竿雄斗、福田心之助、ＭＦ川崎颯太、松田天馬、金子大毅、ＦＷ山��遼吾、木下康介、豊川雄太。控えは、ＧＫヴァルネル・ハーン、ＤＦイヨハ理ヘンリー、ＭＦ谷内田哲平、佐藤響、ＦＷ原大智、平賀大空、パトリック。
札幌のスターティングメンバーは、ＧＫ大谷幸輝、ＤＦ田中駿汰、岡村大八、中村桐耶、ＷＢ（右）にＭＦルーカス・フェルナンデス、（左）菅大輝、ボランチに駒井善成、福森晃斗、シャドーは浅野雄也、青木亮太、ＴＯＰに小林祐希。控えはＧＫ松原修平、ＤＦ馬場晴也、ＭＦ宮澤裕樹、荒野拓馬、スパチョーク、ＦＷキム・ゴンヒ、ミラン・トゥチッチ。
札幌は福森がキャプテンマーク、京都は川��が付けていた。
前半は、札幌がキックオフ。開始３０秒で札幌ＭＦ青木が京都ＤＦラインに進入、駒井が走り込んで青木からのパスを受けてＧＫと１対１。シュートを打つが京都ＧＫ太田の好捕に阻まれた。
純白のユニホームの札幌は初動の攻め込みで、チャンスをつかむが「モノにできない」。その後は、京都のブラックユニホームが動き回る。
ホームで先制を狙う京都。期待の三竿がフリーで走り込むなど、札幌ゴール前は、ＤＦ田中駿とＧＫ大谷の「見せ場」になり、互角のせめぎ合い。２３分、飲水タイム。２９分には京都が選手交代、木下ＯＵＴ原ＩＮ。
試合が動いたのは４０分過ぎ。後方からのパスに合わせ札幌ペナルティーエリア内に抜け出してきた京都ＦＷ原を倒したＧＫ大谷にイエローカード。ＰＫが言い渡された。
キッカーはＰＫを獲得したＦＷ原。ゴール中央に決まって、京都にリードされる。アディショナルタイム４分。４９分、今度は札幌にＰＫの判定。ＶＡＲの結果、京都ＦＷ原が自陣ペナルティエリア内でハンド。札幌ＦＷ浅野が左足を振り抜くが、同時にセービングした京都ＧＫ太田の両腕の中。全く読まれた「動き」だった。０−１で前半終了。
【監督のハーフタイムコメント】
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
「ビルドアップの質を上げる事」、「ボールを動かして相手をはがしていこう」、「もっとギアを上げるぞ。まずは１点取って逆転しよう」
■京都サンガＦ．Ｃ．の�諜�裁監督のコメントはチーム発表なし
京都はハーフタイムに山崎ＯＵＴイヨハＩＮ。京都ボールで始まる。追いつきたい札幌は４分、６分とシュートを打つが、得点ならず。１５分、福森のＦＫが青木らを動かすが、ボールは誰も触れられずにゴールラインを割り得点に至らない。
札幌の両ＷＢのルーカスと菅の動きが単調。２５分過ぎに「飲水タイム」。これを機に選手交代。京都は三竿ＯＵＴ佐藤ＩＮ。札幌は菅ＯＵＴキム・ゴンヒＩＮ。青木ＯＵＴ荒野ＩＮ。福森ＯＵＴ宮澤ＩＮ。
この選手入れ替え後、２８分に京都にチャンス。ＭＦ金子が右サイドの豊川にパス、札幌ゴール前にクロスを上げる。札幌ＤＦのクリアボールを拾った京都ＤＦ福田がＧＫ大谷の反応を見ながらシュート、ゴールに吸い込まれスコアは０−２。
３２分、京都はアピアタウィア久ＯＵＴパトリックＩＮ。豊川ＯＵＴ谷内田。札幌も中村ＯＵＴスパチョークＩＮ。
３８分、プレー中ではないところで相手を押した札幌のルーカスにイエローカード、４２分、京都ＦＷパトリックを倒した駒井にイエローカード。４０分台に入っても札幌の足並みはそろわない。４４分、札幌ＭＦ浅野のパス交換が激しくなる。
アディショナルタイムは５分。札幌のペトロビッチ監督も「お手上げ」、一瞬「座り込む」。京都のトドメは４７分。札幌ＤＦ岡村のクリアをカットした京都ＭＦ谷内田が走り出したＦＷパトリックに丁寧なスルーパス。ＧＫ大谷を「ボディーフェイント」でかわしてゴール、スコアは０−３で試合終了。骨の髄まで「しゃぶりつくされた札幌」。京都さん強くなったね！
シュート数は、京９−１２札、ＣＫ京７−４札、ＦＫ京１４−１１札 ＰＫ京１−１札。
２０２３明治安田生命Ｊ１第２５節川崎フロンターレ対北海道コンサドーレ札幌戦は、８月２６日午後７時から等々力陸上で行われる。
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント（一部抜粋）
「今日の試合は非常に気温と湿度が高い中で、ウチの選手にとっては簡単なコンディションではありませんでした。ただ、その中でも両チームの選手たちはよく走り、戦い、インテンシティーの高いゲームを見せてくれたと思います。０−３という結果に関しては、試合の内容よりも大きな差が出てしまったスコアだと感じています。そこまでの差があった内容のゲームではありませんでした。前半は相手にチャンスがありましたが、我々にも得点になってもおかしくないチャンスが作れていました。駒井（善成）選手がＧＫと１対１になる場面があり、青木（亮太）選手のシュートも際どいところで外れてしまったり、浅野（雄也）選手のＰＫの場面もありました。相手に得点を与えてしまった展開の中でも、追いつけるだけの十分なチャンスがあったと思います」
■京都サンガＦ．Ｃ．の�諜�裁監督のコメント（一部抜粋）
「再開から２試合、少し自分たちらしさが出せない時間帯も多かったですが、選手たちがしっかりとリカバーして今日やってくれたことを誇りに思います。あのＰＫを止めていなかったら試合は分かりませんでしたが、仮に１−１になっていたとしても自分たちがゴールを取りにいく姿勢は出せていたんじゃないかと感じています。新しく加わった選手や初めてリーグ戦で先発した選手も、普段の練習を大事にしてくれています。それを非常にうれしく思っています」
一番嫌なのはＰＫの「重圧感」と「得失点差」
総称して「フリーキッカー」として、くくってみよう。ＦＫとＣＫ即ち「相手内を直撃できるフリーキック」。各チームとも「キッカーは決まっています」。北海道コンドーレ札幌のようにＤＦ福森晃斗（３０、２０１５年札幌入団）は、最近までは「ＦＫ、ＣＫのオーソリティー」として扱われた。
しかし、ＰＫ＝ペナルティーキックの場合は、それぞれ「反則を受けた者」が「当然」のように「キッカー」になる。ベンチから「指定も」あるが、ボールを持ったら「離さない御仁」も。
直近では、８月１９日のコンサドと京都サンガＦ．Ｃ.戦。札幌のＭＦ浅野が蹴ってＧＫにブロックされ「失敗」。０−３の「８戦勝ち無し」の憂き目に立った。
話し変わって８月１２日の「ＦＩＦＡ女子ワールドカップ オーストラリア＆ニュージーランド２０２３」準々決勝。なでしこジャパンがスウェーデン戦で「ＰＫを外した」。もしか入っていたら＝事情が変わり、ベスト４に入っていたかのもしれない。勢いに乗って決勝に進出し、優勝していたかも？
現実は、決勝でスペインがイングランドに１−０で勝利し、初優勝を遂げた。なでしこが敗れたスウェーデンは準決勝でスペインに敗れ、順位決定戦にまわり、２−０でオーストラリアに勝利し３位となった。
さて、本題はＪ１リーグ第２４節京都サンガＦ．Ｃ．対北海道コンサドーレ札幌戦。８月１９日１９時０３分、アウエーのサンガスタジアムｂｙＫＹＯＣＥＲＡで行われた。
札幌は３−４−２−１で前節からＦＷ小柏が外れＭＦ青木が入る。京都は５人が入れ替わり、この一戦にかける意気込みが伝わってくる。これまでの対戦成績は１９勝６分け８敗と京都が勝ち越し。
審判団は元Ｊリーガーの御厨貴文主審（３９、神奈川県出身、昨季からＪ１担当）。副審は武部陽介、眞鍋久大。第４の審判は竹長泰彦。ＶＡＲは清水勇人（主審格）、ＡＶＡＲ三原純。
入場人員は９千３７９人。天候は晴れのち曇り、気温３０、５度、湿度６８パーセント。猛暑で飲水タイムは前後半途中にあり。
京都のスタメンは、ＧＫ太田岳志、ＤＦ麻田省吾、アピアダウィア久、三竿雄斗、福田心之助、ＭＦ川崎颯太、松田天馬、金子大毅、ＦＷ山��遼吾、木下康介、豊川雄太。控えは、ＧＫヴァルネル・ハーン、ＤＦイヨハ理ヘンリー、ＭＦ谷内田哲平、佐藤響、ＦＷ原大智、平賀大空、パトリック。
札幌のスターティングメンバーは、ＧＫ大谷幸輝、ＤＦ田中駿汰、岡村大八、中村桐耶、ＷＢ（右）にＭＦルーカス・フェルナンデス、（左）菅大輝、ボランチに駒井善成、福森晃斗、シャドーは浅野雄也、青木亮太、ＴＯＰに小林祐希。控えはＧＫ松原修平、ＤＦ馬場晴也、ＭＦ宮澤裕樹、荒野拓馬、スパチョーク、ＦＷキム・ゴンヒ、ミラン・トゥチッチ。
札幌は福森がキャプテンマーク、京都は川��が付けていた。
前半は、札幌がキックオフ。開始３０秒で札幌ＭＦ青木が京都ＤＦラインに進入、駒井が走り込んで青木からのパスを受けてＧＫと１対１。シュートを打つが京都ＧＫ太田の好捕に阻まれた。
純白のユニホームの札幌は初動の攻め込みで、チャンスをつかむが「モノにできない」。その後は、京都のブラックユニホームが動き回る。
ホームで先制を狙う京都。期待の三竿がフリーで走り込むなど、札幌ゴール前は、ＤＦ田中駿とＧＫ大谷の「見せ場」になり、互角のせめぎ合い。２３分、飲水タイム。２９分には京都が選手交代、木下ＯＵＴ原ＩＮ。
試合が動いたのは４０分過ぎ。後方からのパスに合わせ札幌ペナルティーエリア内に抜け出してきた京都ＦＷ原を倒したＧＫ大谷にイエローカード。ＰＫが言い渡された。
キッカーはＰＫを獲得したＦＷ原。ゴール中央に決まって、京都にリードされる。アディショナルタイム４分。４９分、今度は札幌にＰＫの判定。ＶＡＲの結果、京都ＦＷ原が自陣ペナルティエリア内でハンド。札幌ＦＷ浅野が左足を振り抜くが、同時にセービングした京都ＧＫ太田の両腕の中。全く読まれた「動き」だった。０−１で前半終了。
【監督のハーフタイムコメント】
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
「ビルドアップの質を上げる事」、「ボールを動かして相手をはがしていこう」、「もっとギアを上げるぞ。まずは１点取って逆転しよう」
■京都サンガＦ．Ｃ．の�諜�裁監督のコメントはチーム発表なし
京都はハーフタイムに山崎ＯＵＴイヨハＩＮ。京都ボールで始まる。追いつきたい札幌は４分、６分とシュートを打つが、得点ならず。１５分、福森のＦＫが青木らを動かすが、ボールは誰も触れられずにゴールラインを割り得点に至らない。
札幌の両ＷＢのルーカスと菅の動きが単調。２５分過ぎに「飲水タイム」。これを機に選手交代。京都は三竿ＯＵＴ佐藤ＩＮ。札幌は菅ＯＵＴキム・ゴンヒＩＮ。青木ＯＵＴ荒野ＩＮ。福森ＯＵＴ宮澤ＩＮ。
この選手入れ替え後、２８分に京都にチャンス。ＭＦ金子が右サイドの豊川にパス、札幌ゴール前にクロスを上げる。札幌ＤＦのクリアボールを拾った京都ＤＦ福田がＧＫ大谷の反応を見ながらシュート、ゴールに吸い込まれスコアは０−２。
３２分、京都はアピアタウィア久ＯＵＴパトリックＩＮ。豊川ＯＵＴ谷内田。札幌も中村ＯＵＴスパチョークＩＮ。
３８分、プレー中ではないところで相手を押した札幌のルーカスにイエローカード、４２分、京都ＦＷパトリックを倒した駒井にイエローカード。４０分台に入っても札幌の足並みはそろわない。４４分、札幌ＭＦ浅野のパス交換が激しくなる。
アディショナルタイムは５分。札幌のペトロビッチ監督も「お手上げ」、一瞬「座り込む」。京都のトドメは４７分。札幌ＤＦ岡村のクリアをカットした京都ＭＦ谷内田が走り出したＦＷパトリックに丁寧なスルーパス。ＧＫ大谷を「ボディーフェイント」でかわしてゴール、スコアは０−３で試合終了。骨の髄まで「しゃぶりつくされた札幌」。京都さん強くなったね！
シュート数は、京９−１２札、ＣＫ京７−４札、ＦＫ京１４−１１札 ＰＫ京１−１札。
２０２３明治安田生命Ｊ１第２５節川崎フロンターレ対北海道コンサドーレ札幌戦は、８月２６日午後７時から等々力陸上で行われる。
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント（一部抜粋）
「今日の試合は非常に気温と湿度が高い中で、ウチの選手にとっては簡単なコンディションではありませんでした。ただ、その中でも両チームの選手たちはよく走り、戦い、インテンシティーの高いゲームを見せてくれたと思います。０−３という結果に関しては、試合の内容よりも大きな差が出てしまったスコアだと感じています。そこまでの差があった内容のゲームではありませんでした。前半は相手にチャンスがありましたが、我々にも得点になってもおかしくないチャンスが作れていました。駒井（善成）選手がＧＫと１対１になる場面があり、青木（亮太）選手のシュートも際どいところで外れてしまったり、浅野（雄也）選手のＰＫの場面もありました。相手に得点を与えてしまった展開の中でも、追いつけるだけの十分なチャンスがあったと思います」
■京都サンガＦ．Ｃ．の�諜�裁監督のコメント（一部抜粋）
「再開から２試合、少し自分たちらしさが出せない時間帯も多かったですが、選手たちがしっかりとリカバーして今日やってくれたことを誇りに思います。あのＰＫを止めていなかったら試合は分かりませんでしたが、仮に１−１になっていたとしても自分たちがゴールを取りにいく姿勢は出せていたんじゃないかと感じています。新しく加わった選手や初めてリーグ戦で先発した選手も、普段の練習を大事にしてくれています。それを非常にうれしく思っています」
池田淳
