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一覧に戻る天皇杯３回戦 アウエーでＪＦＬ・Ｖ大分に５−２で勝利
23･07･14
雨降って 地固まる かなあー
天皇杯の３回戦に見る「ラッキー」な男は？
２０２３年７月８日。九州北部は豪雨に晒された。さなかにＪ１リーグ第２０節北海道コンサドーレ札幌は、アビスパ福岡と戦い１−２で敗れた。可哀そうに札幌のエース金子拓郎のＰＫ失敗が「尾を引いた」ようだ。世界へも飛び出そうとしていた「金子の鼻が折れかかった」。
次の試合は「ＪＦＡ第１０３回天皇杯」の３回戦。レゾナックドーム大分で、ＪＦＬヴェルスパ大分と対戦だ。この間、九州２戦目の大分まで「コンサド恒例の春合宿・熊本に宿をとった」。中３日のグッドタイミングで「熊本は台風一過」。福岡戦からスタメン選手を８人入れ替えての一戦。特に「この辺は誰が決めたか分からないがー」。控えにＵ−１８のエース「出間（いずま）思努」を札幌から呼んでいた。
さて、試合の方は７月１２日１９時００分キックオフ。審判団は元国際審判の資格を持つ岡部拓人主審（４１、福島県出身で、通算２００試合を目指す）副審は和角敏之、塩津祐介。第４の審判は宮原一也。天候は曇り。２６．６度。湿度７２パーセントと蒸し暑い。１千４１８人の入場者は「少なすぎるね」。
札幌のスタメンは、ＧＫ大谷幸輝、ＤＦ福森晃斗、西大伍、岡村大八、ＷＢ（右）田中宏武、（左）ルーカス・フェルナンデス、ＭＦボランチに荒野拓馬、馬場晴也、小林祐希、ミラン・トゥチッチ、トップにキム・ゴンヒ。サブは、ＧＫ松原修平、ＤＦ田中駿汰、中村桐耶、ＭＦ小野伸二、ＦＷ菅大輝、出間思努。
Ｖ大分のスタメンは、ＧＫ姫野昂志、ＤＦ中村勇太、日根野達海、安島樹、ＭＦ石上輝、篠原宏仁、金子雄祐、小倉貫太、ＦＷ中野匠、藤本拓臣、酒井信磨。控えはＧＫ松本龍典、ＤＦ福宮弘乃介、杉山耕二、ＭＦ立岩玄輝、瓜生昂勢、山��一帆、ＦＷ半田航也。
試合はＪ１の現在１０位とＪＦＬ現在９位Ｖ大分のマッチアップ。札幌は３日前のアビスパ福岡戦からスタメンを８人入れ替え「新グループ」の形成で乗り込んできた。要所に福森、荒野らのベテランを配しての登場。
フォーメーションは互いに３−４−２−１のミラーゲーム。最初に仕掛けたのはＶ大分で１１分、小倉のスルーパスをＦＷ藤本がシュートしたがＧＫ大谷がキャッチ。交互の攻め会いの１６分、札幌は左のルーカスのシュートがバーを超えた。さらに１８分、ＷＢ田中宏がシュートを放つがオフサイドの判定。互いのせめぎ合いが続いた。
均衡が破れたのが３４分。札幌トップのキム・ゴンヒが左サイドＤＦ福森からのパスを受けてのシュートが先制点になった。
今度は３８分、Ｖ大分のチャンス。ＦＷの藤本の左サイド突破からパス、ＦＷ中野が札幌ペナルティエリア中央で受け、シュート。ボールはバーに当たったが、ゴールラインを割りゲット。１−１の同点。
ゲーム展開が「行ったり来たり」。しかし、Ｖ大分ゴール前の攻防で主審がホイッスル。Ｖ大分ＤＦ石上のハンドで札幌がＰＫ獲得。４３分、キム・ゴンヒが決めて２−１の札幌リードで前半終了。
【監督のハーフタイムコメント】
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
「我慢強くやっていこう」、「バイタルエリアに入った時、もっと落ち着いてプレーしよう」
■ヴェルスパ大分の山橋貴志監督のコメントはチーム発表なし
後半を前に札幌が選手交代。岡村ＯＵＴ中村ＩＮ。さらに荒野ＯＵＴ田中駿ＩＮ。ルーカスＯＵＴ菅ＩＮの３枚代え。Ｖ大分はＭＦ金子ＯＵＴ杉山ＩＮ。この交代で大分ＤＦ陣にポジションチェンジも行われた。
後半が始まり、交代出場した田中駿が後半戦のリード役。１１分にＶ大分ペナルティアーク付近で、ＭＦ小林とのコンビネーションから福森が３点目を決める。スコアは３−１で札幌リード。
今度は１５分にＶ大分がＦＫを得て再び中野登場。キッカーの横パスを中野が札幌ペナルティエリア外からコントロールシュート。これを決めて３−２。札幌は苦しくなった。
この後１６分、Ｖ大分の小倉ＯＵＴ立岩ＩＮ。篠原ＯＵＴ瓜生ＩＮ。さらに２２分、中野ＯＵＴ半田ＩＮ。酒井ＯＵＴ山��ＩＮ。
札幌も３８分、２得点とチームを鼓舞したキム・ゴンヒＯＵＴ出間ＩＮ。天皇杯２戦目の登録だが前線での動きが早い。４０分、大分ＧＫ姫野が札幌の選手の抜け出しを「止めた」と主審が判定し決定機阻止で退場。急きょＶ大分ＤＦ中村がＧＫに扮したが、４３分札幌の出間がこぼれ球を拾い、Ｖ大分ペナルティアエリア外側中央から豪快に決めて４点目ゲット、「やったー出間」。
さらにアディショナルタイム５分に、再び出間。左サイド菅からのクロスは一度相手ＧＫにはじかれるが、上がった球を出間が体で押し込み２得点目。これも特筆もの。
これまで「ベンチウォーマー」小野伸二が、９０＋２分にトゥチッチと交代しピッチに登場。５得点目の展開に関与し、札幌が５−２で勝利した。
シューㇳ数は、札１４−１１Ｖ大分、ＣＫ札３−４Ｖ大分、ＦＫ２０−１２Ｖ大分、ＰＫ札１＝ゴールゲット。
２０２３明治安田生命Ｊ１第２１節北海道コンサドーレ札幌対アルビレックス新潟戦は、７月１５日午後１時から札幌厚別公園競技場で行われる。
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント（一部抜粋）
「カップ戦ということで、やはり一発勝負のゲームでは何が起こるか分からない。サプライズな結果が起こるのがカップ戦。そういう意味で、我々にとっては難しいゲームだったと思う。それに加えて、この気温の高さと湿度は、選手たちにとって非常に過酷な環境での試合だった。最終的には得点差が開いて、我々が勝ち上がるという結果を得ることができたが、点差ほど簡単なゲームではなかった。非常に難しいゲームだった」
■ヴェルスパ大分の山橋貴志監督のコメント（一部抜粋）
「我々としては格上のＪ１の札幌に挑む立場ではあったのだが、正直、非常に悔しい。いま試合が終わったばかりで、感情を整理して落ち着かせようとしているのだが、とにかく悔しい試合だった。確かに札幌の選手一人ひとりと比べたときに、力の差は間違いなくあった。スピードや技術、力強さの部分、そしてチームとしての完成度、戦い方についても、ペトロビッチ監督が積み上げてきたものが、メンバーが替わっても浸透しているということを強く感じるゲームだった」
天皇杯の３回戦に見る「ラッキー」な男は？
２０２３年７月８日。九州北部は豪雨に晒された。さなかにＪ１リーグ第２０節北海道コンサドーレ札幌は、アビスパ福岡と戦い１−２で敗れた。可哀そうに札幌のエース金子拓郎のＰＫ失敗が「尾を引いた」ようだ。世界へも飛び出そうとしていた「金子の鼻が折れかかった」。
次の試合は「ＪＦＡ第１０３回天皇杯」の３回戦。レゾナックドーム大分で、ＪＦＬヴェルスパ大分と対戦だ。この間、九州２戦目の大分まで「コンサド恒例の春合宿・熊本に宿をとった」。中３日のグッドタイミングで「熊本は台風一過」。福岡戦からスタメン選手を８人入れ替えての一戦。特に「この辺は誰が決めたか分からないがー」。控えにＵ−１８のエース「出間（いずま）思努」を札幌から呼んでいた。
さて、試合の方は７月１２日１９時００分キックオフ。審判団は元国際審判の資格を持つ岡部拓人主審（４１、福島県出身で、通算２００試合を目指す）副審は和角敏之、塩津祐介。第４の審判は宮原一也。天候は曇り。２６．６度。湿度７２パーセントと蒸し暑い。１千４１８人の入場者は「少なすぎるね」。
札幌のスタメンは、ＧＫ大谷幸輝、ＤＦ福森晃斗、西大伍、岡村大八、ＷＢ（右）田中宏武、（左）ルーカス・フェルナンデス、ＭＦボランチに荒野拓馬、馬場晴也、小林祐希、ミラン・トゥチッチ、トップにキム・ゴンヒ。サブは、ＧＫ松原修平、ＤＦ田中駿汰、中村桐耶、ＭＦ小野伸二、ＦＷ菅大輝、出間思努。
Ｖ大分のスタメンは、ＧＫ姫野昂志、ＤＦ中村勇太、日根野達海、安島樹、ＭＦ石上輝、篠原宏仁、金子雄祐、小倉貫太、ＦＷ中野匠、藤本拓臣、酒井信磨。控えはＧＫ松本龍典、ＤＦ福宮弘乃介、杉山耕二、ＭＦ立岩玄輝、瓜生昂勢、山��一帆、ＦＷ半田航也。
試合はＪ１の現在１０位とＪＦＬ現在９位Ｖ大分のマッチアップ。札幌は３日前のアビスパ福岡戦からスタメンを８人入れ替え「新グループ」の形成で乗り込んできた。要所に福森、荒野らのベテランを配しての登場。
フォーメーションは互いに３−４−２−１のミラーゲーム。最初に仕掛けたのはＶ大分で１１分、小倉のスルーパスをＦＷ藤本がシュートしたがＧＫ大谷がキャッチ。交互の攻め会いの１６分、札幌は左のルーカスのシュートがバーを超えた。さらに１８分、ＷＢ田中宏がシュートを放つがオフサイドの判定。互いのせめぎ合いが続いた。
均衡が破れたのが３４分。札幌トップのキム・ゴンヒが左サイドＤＦ福森からのパスを受けてのシュートが先制点になった。
今度は３８分、Ｖ大分のチャンス。ＦＷの藤本の左サイド突破からパス、ＦＷ中野が札幌ペナルティエリア中央で受け、シュート。ボールはバーに当たったが、ゴールラインを割りゲット。１−１の同点。
ゲーム展開が「行ったり来たり」。しかし、Ｖ大分ゴール前の攻防で主審がホイッスル。Ｖ大分ＤＦ石上のハンドで札幌がＰＫ獲得。４３分、キム・ゴンヒが決めて２−１の札幌リードで前半終了。
【監督のハーフタイムコメント】
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
「我慢強くやっていこう」、「バイタルエリアに入った時、もっと落ち着いてプレーしよう」
■ヴェルスパ大分の山橋貴志監督のコメントはチーム発表なし
後半を前に札幌が選手交代。岡村ＯＵＴ中村ＩＮ。さらに荒野ＯＵＴ田中駿ＩＮ。ルーカスＯＵＴ菅ＩＮの３枚代え。Ｖ大分はＭＦ金子ＯＵＴ杉山ＩＮ。この交代で大分ＤＦ陣にポジションチェンジも行われた。
後半が始まり、交代出場した田中駿が後半戦のリード役。１１分にＶ大分ペナルティアーク付近で、ＭＦ小林とのコンビネーションから福森が３点目を決める。スコアは３−１で札幌リード。
今度は１５分にＶ大分がＦＫを得て再び中野登場。キッカーの横パスを中野が札幌ペナルティエリア外からコントロールシュート。これを決めて３−２。札幌は苦しくなった。
この後１６分、Ｖ大分の小倉ＯＵＴ立岩ＩＮ。篠原ＯＵＴ瓜生ＩＮ。さらに２２分、中野ＯＵＴ半田ＩＮ。酒井ＯＵＴ山��ＩＮ。
札幌も３８分、２得点とチームを鼓舞したキム・ゴンヒＯＵＴ出間ＩＮ。天皇杯２戦目の登録だが前線での動きが早い。４０分、大分ＧＫ姫野が札幌の選手の抜け出しを「止めた」と主審が判定し決定機阻止で退場。急きょＶ大分ＤＦ中村がＧＫに扮したが、４３分札幌の出間がこぼれ球を拾い、Ｖ大分ペナルティアエリア外側中央から豪快に決めて４点目ゲット、「やったー出間」。
さらにアディショナルタイム５分に、再び出間。左サイド菅からのクロスは一度相手ＧＫにはじかれるが、上がった球を出間が体で押し込み２得点目。これも特筆もの。
これまで「ベンチウォーマー」小野伸二が、９０＋２分にトゥチッチと交代しピッチに登場。５得点目の展開に関与し、札幌が５−２で勝利した。
シューㇳ数は、札１４−１１Ｖ大分、ＣＫ札３−４Ｖ大分、ＦＫ２０−１２Ｖ大分、ＰＫ札１＝ゴールゲット。
２０２３明治安田生命Ｊ１第２１節北海道コンサドーレ札幌対アルビレックス新潟戦は、７月１５日午後１時から札幌厚別公園競技場で行われる。
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント（一部抜粋）
「カップ戦ということで、やはり一発勝負のゲームでは何が起こるか分からない。サプライズな結果が起こるのがカップ戦。そういう意味で、我々にとっては難しいゲームだったと思う。それに加えて、この気温の高さと湿度は、選手たちにとって非常に過酷な環境での試合だった。最終的には得点差が開いて、我々が勝ち上がるという結果を得ることができたが、点差ほど簡単なゲームではなかった。非常に難しいゲームだった」
■ヴェルスパ大分の山橋貴志監督のコメント（一部抜粋）
「我々としては格上のＪ１の札幌に挑む立場ではあったのだが、正直、非常に悔しい。いま試合が終わったばかりで、感情を整理して落ち着かせようとしているのだが、とにかく悔しい試合だった。確かに札幌の選手一人ひとりと比べたときに、力の差は間違いなくあった。スピードや技術、力強さの部分、そしてチームとしての完成度、戦い方についても、ペトロビッチ監督が積み上げてきたものが、メンバーが替わっても浸透しているということを強く感じるゲームだった」
池田淳
