コンサドーレ札幌ピックアップ情報
一覧に戻るＪ１第１７節（６月１０日）、アウエー鳥栖戦は１−１でドロー
23･06･13
おーい中村君 先取点とオウンゴール
背番号６の奮戦結果は鳥栖と１−１
６月１０日、Ｊ１第１７節サガン鳥栖対北海道コンサドーレ札幌の試合は雨中戦。九州の佐賀県、鳥栖のホームグラウンド「駅前不動産スタジアム」は、気温２２．３度、湿度７０パーセントと蒸し暑い。２万４千百余人を収容するグラウンドは７千７百７４人と３分の１のブルーと赤黒のユニホームがグラウンドをぐるりと囲んだ。
選手たちは鳥栖がいつものスカイブルーのユニホーム。札幌は、相手が同系色で無ければ赤黒（メインユニホーム）で登場するが、雨の今日は黒一色。印象的には「負け戦のブラックと言いたいぐらいに暗い」。
試合は１９時０４分スタート。審判団は今村義朗主審（４６、愛知県出身、かなり独断的に判定）。副審は西橋勲、鈴木規志。第４の審判は和角敏之。ＶＡＲ中村太（主審格）、ＡＶＡＲ吉田哲朗。
札幌のスタメンは、ＧＫ菅野孝憲、ＤＦ田中駿汰、岡村大八、中村桐耶、ＷＢ（右）金子拓郎、（左）ルーカス・フェルナンデス、ＭＦ荒野拓馬、宮澤裕樹、ＦＷ浅野雄也、駒井善成、トップに小柏剛。控えはＧＫク・ソンユン、ＤＦ西野奨汰、福森晃斗、ＭＦスパチョーク、深井一希、ＦＷキム・ゴンヒ、ミラン・トゥチッチ。
迎え撃つ鳥栖のスタメンは、ＧＫ朴一圭、ＤＦ原田亘、ファン・ソッコ、山��浩介、ＭＦ河原創、手塚康平、菊地泰智、森谷賢太郎、ＦＷ長沼洋一、小野裕二、岩崎悠人。控えはＧＫ内山圭、ＤＦ中野伸哉、田代雅也、ＭＦ藤田直之、堀米勇輝、ＦＷ藤原悠汰、河田篤秀。
キックオフは札幌ボールで開始。これまでの対戦成績は札幌が勝ち越しており２４勝１１分け２１敗。札幌の出足は良く、右側の金子−浅野−駒野らがボールキープを展開していた。左サイドはルーカスから中央の小柏−駒井へのパスが多く見られた。
前半１５分、札幌ＭＦ荒野に危険なスライディングをした鳥栖ＭＦ森谷にイエローカードが提示。森谷が荒野を抱き起こし、「言葉を交わす場面も見られた」。
２２分、小柏にアクシデント。足を痛めて担架で運び出された。小柏ＯＵＴスパチョークＩＮ。再開後は両軍「慎重な態度」。しばらくは、プレーヤー、応援団も鳥栖はブルー、札幌はレッドの雨具で「心配そう」。
３２分、鳥栖は攻撃陣の連携で札幌陣内に入る。札幌ペナルティエリア内でＦＷ長沼がシュートを打つ。ＧＫ菅野がはじいたところにいた、元札幌の鳥栖ＦＷ岩崎がゴールネットを揺らしたが、その前のプレーで長沼がオフサイドの判定。札幌は事なきを得る。
最初の得点は札幌。４３分、浅野が左サイドのＦＫを蹴る。鳥栖ゴール前中央に上がったボールはＤＦ岡村が触り、ゴール左にいた宮澤まで。宮澤が中へ折り返し、背番号６のＤＦ中村がヘディングを見事に決めた。１−０で札幌が先制。アディショナルタイムは３分。札幌１点リードで折り返す。
【監督のハーフタイムコメント】
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
「慌てずに雑なプレーをせず落ち着いてプレーしよう」、「後半の入りを気を付けよう」、「最後の精度を高めていこう」
■サガン鳥栖の川井健太監督のコメント
「もっと前に出る勇気を持とう！」、「ボール取られてカウンターされても大丈夫だから」、「逆転する事がミッションだ！ 必ず逆転しよう！」
後半は鳥栖のキックオフ。１点を追う鳥栖は開始から森谷ＯＵＴ堀米ＩＮ。札幌荒野の動きを警戒してか、４分荒野が倒され、プレーが止まる。
８分、札幌ＧＫ菅野のフィードを鳥栖ＭＦ菊池がカット、中央のＭＦ堀米に渡し、左サイドを駆け上がる。リターンパスをもらった菊地は札幌ゴール前にグラウンダーのクロスを入れる。ゴール前で鳥栖ＦＷ小野と札幌ＤＦ中村の競り合い。クロスが中村に当たりボールは、ゴールラインを割る。後半始まって８分で中村の「オウンゴールで１−１の振り出しに」。
これからは両軍行ったり来たりの「凌ぎ合い」。２３分に札幌、宮澤ＯＵＴ福森ＩＮ。札幌は相変わらず、荒野、浅野が攻撃の中心。３０分、今度は鳥栖の交代。小野ＯＵＴ河田ＩＮ。
３３分札幌は荒野ＯＵＴ深井ＩＮ、駒井ＯＵＴキム・ゴンヒＩＮ。この時間帯は札幌優勢。スパチョークや金子、浅野が鳥栖ゴールを目掛けて配球する。
３８分、鳥栖の手塚ＯＵＴ藤田ＩＮ、岩崎ＯＵＴ中村藤原ＩＮ。これで、両軍４組ずつの交代完了。どちらも勝ち越し点を狙うがスコアは１−１で動かない。
アディショナルタイムは５分。札幌ＭＦ浅野の出ずっぱりは「珍しい」。おっと、札幌ＤＦ岡村のユニホームを引っ張った鳥栖ＤＦ河田にイエローカード提示。そう言えば主審のＶＡＲ確認の「シグサ」が一つも無かったようだ。１−１で「ＥＮＤ」。昔の演歌じゃないが「おーい中村くーん」と叫びたい気持ちだ。
シュート数は、札１３−５鳥、ＣＫ札６−６鳥、ＦＫ札１６−１０鳥。
次の試合は６月１８日。ルヴァン杯Ａグループ最終節。北海道コンサドーレ札幌対ジュビロ磐田戦は、１８日午後６時から札幌ドームで行われる。
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント（一部抜粋）
「今日のゲーム、前半は我々がアグレッシブなプレッシングを掛けて、相手のボールを奪って、ゲームを支配していく展開を作れたと思います。相手はなかなかボールを動かすけれども、効果的な攻撃は出来ないような状況の中で、我々が主導権を握る展開だったと思います。その中で先制点を挙げて、それ以外にも得点になってもおかしくないシーンが何回かあったのではないかなと思います。
ただ、最後のパスやシュートの精度といった意味では、なかなか思ったようなプレーができていなかった前半だったと思います。そして、前半途中に小柏剛選手がケガで交代しなければいけなかったのは、非常に我々としては痛い交代であったと思います。彼のスピード、相手の脅威になるゴール前での動きというのは我々にとっての武器でもありますし、その選手が前半途中で退かなければいけないのは我々にとって痛かった。
後半に入って相手が勢いを出す中で、ウチの右サイドでボールが出たところを相手に奪われて、そのままカウンターから失点してしまいましたが、その後も選手たちはしっかりとゲームをコントロールする中でチャンスは作れていたと思います。ただ、今日のゲームはなかなかそのチャンスを生かすことが出来なかったゲームだったと思いますし、ラストパスの精度やシュートの精度、あるいは工夫という部分が欠けたゲームだったかなと思います。
北海道から来て、鳥栖の気候というのは選手たちに少なからず影響したかなと思います。それほど気温は高くないですが、湿度の違いというのは選手たちにとっては難しかったかなと思います。ただ、全体を通して選手たちはよく戦ってくれたと思いますし、良いゲームが出来たんじゃないかなと評価したいと思います」
■サガン鳥栖の川井健太監督のコメント（一部抜粋）
「ファン・サポーターに勝点３を届けることが出来ずに残念に思います。ただ、選手は前半のビハインドから追いついて、もう１点というところまで行けたことは収穫かなと思います。シーズンの折り返しになりますが、ポジティブな要素を持って折り返せる部分も多く出た試合かなと思います」
◇Ｊ１リーグ前半戦終了＝第１７節までの順位（カッコ内は勝ち点。同点の場合は得失点差により順位決定）。
１位：横浜Ｆ・マリノス（３６）
２位：名古屋グランパス（３５）
３位：ヴィッセル神戸（３３）
４位：浦和レッズ（２９）
５位：サンフレッチェ広島（２９）
６位：セレッソ大阪（２９）
７位：鹿島アントラーズ（２８）
８位：北海道コンサドーレ札幌（２６）
９位：川崎フロンターレ（２４）
１０位：サガン鳥栖（２３）
１１位：アビスパ福岡（２０）
１２位：ＦＣ東京（１９）
１３位：アルビレックス新潟（１７）
１４位：京都サンガＦＣ（１６）
１５位：ガンバ大阪（１６）
１６位：横浜ＦＣ（１３）
１７位：湘南ベルマーレ（１２）
１８位：柏レイソル（１２）
背番号６の奮戦結果は鳥栖と１−１
６月１０日、Ｊ１第１７節サガン鳥栖対北海道コンサドーレ札幌の試合は雨中戦。九州の佐賀県、鳥栖のホームグラウンド「駅前不動産スタジアム」は、気温２２．３度、湿度７０パーセントと蒸し暑い。２万４千百余人を収容するグラウンドは７千７百７４人と３分の１のブルーと赤黒のユニホームがグラウンドをぐるりと囲んだ。
選手たちは鳥栖がいつものスカイブルーのユニホーム。札幌は、相手が同系色で無ければ赤黒（メインユニホーム）で登場するが、雨の今日は黒一色。印象的には「負け戦のブラックと言いたいぐらいに暗い」。
試合は１９時０４分スタート。審判団は今村義朗主審（４６、愛知県出身、かなり独断的に判定）。副審は西橋勲、鈴木規志。第４の審判は和角敏之。ＶＡＲ中村太（主審格）、ＡＶＡＲ吉田哲朗。
札幌のスタメンは、ＧＫ菅野孝憲、ＤＦ田中駿汰、岡村大八、中村桐耶、ＷＢ（右）金子拓郎、（左）ルーカス・フェルナンデス、ＭＦ荒野拓馬、宮澤裕樹、ＦＷ浅野雄也、駒井善成、トップに小柏剛。控えはＧＫク・ソンユン、ＤＦ西野奨汰、福森晃斗、ＭＦスパチョーク、深井一希、ＦＷキム・ゴンヒ、ミラン・トゥチッチ。
迎え撃つ鳥栖のスタメンは、ＧＫ朴一圭、ＤＦ原田亘、ファン・ソッコ、山��浩介、ＭＦ河原創、手塚康平、菊地泰智、森谷賢太郎、ＦＷ長沼洋一、小野裕二、岩崎悠人。控えはＧＫ内山圭、ＤＦ中野伸哉、田代雅也、ＭＦ藤田直之、堀米勇輝、ＦＷ藤原悠汰、河田篤秀。
キックオフは札幌ボールで開始。これまでの対戦成績は札幌が勝ち越しており２４勝１１分け２１敗。札幌の出足は良く、右側の金子−浅野−駒野らがボールキープを展開していた。左サイドはルーカスから中央の小柏−駒井へのパスが多く見られた。
前半１５分、札幌ＭＦ荒野に危険なスライディングをした鳥栖ＭＦ森谷にイエローカードが提示。森谷が荒野を抱き起こし、「言葉を交わす場面も見られた」。
２２分、小柏にアクシデント。足を痛めて担架で運び出された。小柏ＯＵＴスパチョークＩＮ。再開後は両軍「慎重な態度」。しばらくは、プレーヤー、応援団も鳥栖はブルー、札幌はレッドの雨具で「心配そう」。
３２分、鳥栖は攻撃陣の連携で札幌陣内に入る。札幌ペナルティエリア内でＦＷ長沼がシュートを打つ。ＧＫ菅野がはじいたところにいた、元札幌の鳥栖ＦＷ岩崎がゴールネットを揺らしたが、その前のプレーで長沼がオフサイドの判定。札幌は事なきを得る。
最初の得点は札幌。４３分、浅野が左サイドのＦＫを蹴る。鳥栖ゴール前中央に上がったボールはＤＦ岡村が触り、ゴール左にいた宮澤まで。宮澤が中へ折り返し、背番号６のＤＦ中村がヘディングを見事に決めた。１−０で札幌が先制。アディショナルタイムは３分。札幌１点リードで折り返す。
【監督のハーフタイムコメント】
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
「慌てずに雑なプレーをせず落ち着いてプレーしよう」、「後半の入りを気を付けよう」、「最後の精度を高めていこう」
■サガン鳥栖の川井健太監督のコメント
「もっと前に出る勇気を持とう！」、「ボール取られてカウンターされても大丈夫だから」、「逆転する事がミッションだ！ 必ず逆転しよう！」
後半は鳥栖のキックオフ。１点を追う鳥栖は開始から森谷ＯＵＴ堀米ＩＮ。札幌荒野の動きを警戒してか、４分荒野が倒され、プレーが止まる。
８分、札幌ＧＫ菅野のフィードを鳥栖ＭＦ菊池がカット、中央のＭＦ堀米に渡し、左サイドを駆け上がる。リターンパスをもらった菊地は札幌ゴール前にグラウンダーのクロスを入れる。ゴール前で鳥栖ＦＷ小野と札幌ＤＦ中村の競り合い。クロスが中村に当たりボールは、ゴールラインを割る。後半始まって８分で中村の「オウンゴールで１−１の振り出しに」。
これからは両軍行ったり来たりの「凌ぎ合い」。２３分に札幌、宮澤ＯＵＴ福森ＩＮ。札幌は相変わらず、荒野、浅野が攻撃の中心。３０分、今度は鳥栖の交代。小野ＯＵＴ河田ＩＮ。
３３分札幌は荒野ＯＵＴ深井ＩＮ、駒井ＯＵＴキム・ゴンヒＩＮ。この時間帯は札幌優勢。スパチョークや金子、浅野が鳥栖ゴールを目掛けて配球する。
３８分、鳥栖の手塚ＯＵＴ藤田ＩＮ、岩崎ＯＵＴ中村藤原ＩＮ。これで、両軍４組ずつの交代完了。どちらも勝ち越し点を狙うがスコアは１−１で動かない。
アディショナルタイムは５分。札幌ＭＦ浅野の出ずっぱりは「珍しい」。おっと、札幌ＤＦ岡村のユニホームを引っ張った鳥栖ＤＦ河田にイエローカード提示。そう言えば主審のＶＡＲ確認の「シグサ」が一つも無かったようだ。１−１で「ＥＮＤ」。昔の演歌じゃないが「おーい中村くーん」と叫びたい気持ちだ。
シュート数は、札１３−５鳥、ＣＫ札６−６鳥、ＦＫ札１６−１０鳥。
次の試合は６月１８日。ルヴァン杯Ａグループ最終節。北海道コンサドーレ札幌対ジュビロ磐田戦は、１８日午後６時から札幌ドームで行われる。
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント（一部抜粋）
「今日のゲーム、前半は我々がアグレッシブなプレッシングを掛けて、相手のボールを奪って、ゲームを支配していく展開を作れたと思います。相手はなかなかボールを動かすけれども、効果的な攻撃は出来ないような状況の中で、我々が主導権を握る展開だったと思います。その中で先制点を挙げて、それ以外にも得点になってもおかしくないシーンが何回かあったのではないかなと思います。
ただ、最後のパスやシュートの精度といった意味では、なかなか思ったようなプレーができていなかった前半だったと思います。そして、前半途中に小柏剛選手がケガで交代しなければいけなかったのは、非常に我々としては痛い交代であったと思います。彼のスピード、相手の脅威になるゴール前での動きというのは我々にとっての武器でもありますし、その選手が前半途中で退かなければいけないのは我々にとって痛かった。
後半に入って相手が勢いを出す中で、ウチの右サイドでボールが出たところを相手に奪われて、そのままカウンターから失点してしまいましたが、その後も選手たちはしっかりとゲームをコントロールする中でチャンスは作れていたと思います。ただ、今日のゲームはなかなかそのチャンスを生かすことが出来なかったゲームだったと思いますし、ラストパスの精度やシュートの精度、あるいは工夫という部分が欠けたゲームだったかなと思います。
北海道から来て、鳥栖の気候というのは選手たちに少なからず影響したかなと思います。それほど気温は高くないですが、湿度の違いというのは選手たちにとっては難しかったかなと思います。ただ、全体を通して選手たちはよく戦ってくれたと思いますし、良いゲームが出来たんじゃないかなと評価したいと思います」
■サガン鳥栖の川井健太監督のコメント（一部抜粋）
「ファン・サポーターに勝点３を届けることが出来ずに残念に思います。ただ、選手は前半のビハインドから追いついて、もう１点というところまで行けたことは収穫かなと思います。シーズンの折り返しになりますが、ポジティブな要素を持って折り返せる部分も多く出た試合かなと思います」
◇Ｊ１リーグ前半戦終了＝第１７節までの順位（カッコ内は勝ち点。同点の場合は得失点差により順位決定）。
１位：横浜Ｆ・マリノス（３６）
２位：名古屋グランパス（３５）
３位：ヴィッセル神戸（３３）
４位：浦和レッズ（２９）
５位：サンフレッチェ広島（２９）
６位：セレッソ大阪（２９）
７位：鹿島アントラーズ（２８）
８位：北海道コンサドーレ札幌（２６）
９位：川崎フロンターレ（２４）
１０位：サガン鳥栖（２３）
１１位：アビスパ福岡（２０）
１２位：ＦＣ東京（１９）
１３位：アルビレックス新潟（１７）
１４位：京都サンガＦＣ（１６）
１５位：ガンバ大阪（１６）
１６位：横浜ＦＣ（１３）
１７位：湘南ベルマーレ（１２）
１８位：柏レイソル（１２）
池田淳
