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「J1通算100勝の王道を拓く」

22・04・14
 コンサドーレJ1「100勝を祝う」

  ミシャは5年目で「53勝+αだ」


 北海道コンサドーレ札幌が2022年4月10日、J1リーグ第8節名古屋戦で、1998年Jリーグに参戦して24年、J1リーグだけで「100勝」を挙げた。今シーズン明けから「100勝」と騒いでいたが、ミハイロ・ペトロビッチ監督は、広島、浦和を経由して札幌に来たが「100勝ごときで―」。コンサド・サポーターは、バルデスの「強さにびっくり。吉原宏太に拍手」。この年から「小生はフリー」になって岡田JAPANのW杯フランス大会を観覧、「日本の惨めな姿を知った」。

 JAPANの夜明けから24年「この快挙に涙が出たのは15年目の宮澤キャプテンの得点」。さらに新鋭・中島大嘉の頭。何と新旧そろい踏み。これで「ミシャの記録も伸びる」だろう。
 
 1996年、前身の東芝堀川町サッカー部(1935年創立)の高橋武夫監督率いるチームを丸抱え。補強を含めJFLに参戦した。チーム名を公募で決めた。ドサンコを逆に読み「コンサド」に、サッカーの本場・ラテン語の掛け声「オーレ」を加えた。それで「コンサドーレ札幌」の当初は意味不明の「知る人ぞ知る」名前が出来た。今じゃ「北海道とともに、世界へ」の前人未踏のスローガンを掲げている。
 
 J1リーグ100勝の記録は、1998年Jリーグ加盟 ウーゴ・フェルナンデス監督、3月21日開幕から始まる。清水●鹿島●柏▼、4戦目(4月4日室蘭会場)1−0でガンバ大阪に「1勝目」、FWバルデスの記念すべき1点目で始まる。18チームの2ステージ。12勝した。入れ替え戦で破れJ2へ。
 
 次は2001年の岡田武史監督、3月10日開幕。初戦にセレッソ大阪に長居競技場で2−1。ウイルと播戸竜二がゲット。16チームの2ステージ。10勝して、8位でJ1残留、2002シーズンへ。岡田監督は引き止められず横浜F・マリノスへ。

 2002年3月3日開幕。柱谷哲二−イバンチェビッチ−張外龍の3監督次々交代。3月31日瑞穂陸上競技場で名古屋に3−0。オウンゴール、山瀬功治、森下仁志が決めた。5勝どまりで16位で降格。

 2008年3月8日開幕。07年J2優勝の三浦俊也監督。3月30日アウエー柏と対戦2−1で勝利。西嶋弘之、西大伍が得点。18チーム総当たりで4勝6分け24敗の最下位。
 
 2012年は、3月10日札幌ドームで開幕戦。磐田に0−0で引き分け。前年J2の3位で昇格、石崎信弘監督が采配。第9節札幌厚別でセレッソ大阪に1−0でシーズン初勝利。しかし34試合4勝の最下位。2013年からJ2時代を4年、財前恵一、バルバリッチ、四方田修平とつないで2016年J2優勝、2017年J1昇格。12勝7分け15敗11位。

 翌2018年広島−埼玉−北海道に三段跳び、広大な目標を担って19、20、21、22の5年目をミハイロ・ペトロビッチ監督が担っている。


以下は100勝までの道のり。

■1998シーズンは12勝
 4月 4日(室 蘭)1−0ガンバ大阪。バルデス               
 4月15日(仙 台)2−0浦和レッズ。バルデス、吉原宏太
 5月 5日(神 戸)3−2ヴィッセル神戸。吉原宏太、バウテル、バルデス
 5月 9日(室 蘭)3−2ジェフユナイテッド市原。バルデス3
 8月22日(長 居)3−1セレッソ大阪。深川友貴、バウテル、村田達哉
 8月29日(厚 別)2−0サンフレッチェ広島。オウンゴール、村主博正
 9月12日(厚 別)2−0京都パープルサンガ(現京都サンガF.C.)。
             後藤義一、バルデス
 9月23日(厚 別)3−2柏レイソル。マラドーナ、吉原宏太2
10月17日(厚 別)3−2名古屋グランパス。有馬賢二2、深川友貴
10月31日(等々力) 2−1ヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ1969)。
             バルデス2
11月 3日(厚 別)3−0ヴィッセル神戸。吉原宏太、バルデス、棚田伸
11月 7日(市 原)3−1ジェフユナイテッド市原。バルデス、吉原宏太、
             棚田伸


■2001シーズンは10勝
 3月10日(長 居)2−1セレッソ大阪。ウィル、播戸竜二
 3月17日(高 知)2−1柏レイソル。ウィル2
 4月 7日(室 蘭)2−0東京ヴェルディ1969。ウィル、播戸竜二
 4月29日(函 館)1−0ガンバ大阪。播戸竜二
 5月12日(厚 別)2−1鹿島アントラーズ。ウィル2
 7月14日(博 多)2−0アビスパ福岡。ウィル2
 9月15日(札幌ド) 3−2清水エスパルス。アダウト、ウィル、堀井岳也          
 9月29日(厚 別)5−2ヴィッセル神戸。ウィル3、山瀬功治、播戸竜二
10月13日(東 京)1−0東京ヴェルディ1969。アダウト
10月17日(厚 別)4−2サンフレッチェ広島。播戸竜二2、ウィル2


■2002シーズンは5勝
 3月31日(瑞 穂)3−0名古屋グランパス。オウンゴール、山瀬功治、
              森下仁志
 8月10日(厚 別)1−0ガンバ大阪。バーヤック
10月23日(札幌ド)1−0ジェフユナイテッド市原。新居辰基
11月17日(札幌ド)1−0名古屋グランパス。佐藤尽
11月30日(札幌ド)5−4サンフレッチェ広島。小倉隆史、
              曽田雄志3、相川進也


■2008シーズンは4勝
 3月30日( 柏 )2−1柏レイソル。西嶋弘之、西大伍
 4月12日(札幌ド) 2−1ジュビロ磐田。ダヴィ、柴田慎吾
 5月10日(NACK) 2−1大宮アルディージャ。オウンゴール、ダヴィ
 7月13日(フクアリ)3−0ジェフユナイテッド千葉。中山元気、ダヴィ2           


■2012シーズンは4勝
 5月 3日(厚 別)1−0セレッソ大阪。近藤祐介
 7月28日(厚 別)2−1名古屋グランパス。山本真希、上原慎也 
 8月11日(札幌ド) 2−1ベガルタ仙台。日高拓磨、オウンゴール
10月 6日(埼 玉)2−1浦和レッズ。古田寛幸2


■2017シーズン(四方田修平監督)は12勝
 3月18日(札幌ド) 2−1サンフレッチェ広島。都倉賢、オウンゴール             
 4月 8日(札幌ド) 2−1FC東京。ジュリーニョ、都倉賢
 5月 6日(札幌ド) 1−0大宮アルディージャ。宮澤裕樹
 7月 1日(札幌ド) 1−0清水エスパルス。ヘイス
 7月29日(札幌ド) 2−0浦和レッズ。都倉賢、ジェイ
 8月26日(厚 別)1−0ベガルタ仙台。ヘイス
 9月 9日(札幌ド) 2−1ジュビロ磐田。都倉賢、ヘイス
10月14日(厚 別)3−0柏レイソル。宮澤裕樹、ジェイ2
10月21日(味スタ) 2−1FC東京。ジェイ2
11月18日(アイスタ)2−0清水エスパルス。ジェイ2
11月26日(吹田S) 1−0ガンバ大阪。ジェイ
12月 2日(札幌ド) 3−2サガン鳥栖。ジェイ、都倉賢、横山知伸


■2018シーズン(ミハイロ・ペトロビッチ監督)は15勝でJ1で4位
 3月18日(札幌ド) 2−1V・ファーレン長崎。ジェイ、チャナティップ
 4月 7日(札幌ド) 3−0名古屋グランパス。進藤亮佑、都倉賢、
              オウンゴール
 4月11日(札幌ド) 1−0湘南ベルマーレ。都倉賢
 4月14日(三協F) 2−1柏レイソル。宮吉拓実、都倉賢
 4月25日(厚 別)2−1横浜F・マリノス。都倉賢、進藤亮佑
 5月 2日(ベアスタ) 2−1サガン鳥栖。ジュリーニョ2
 5月 5日(厚 別)2−0ガンバ大阪 深井一希、都倉賢
 8月 1日(トラスタ)3−2V・ファーレン長崎。ジェイ、チャナティップ、
             都倉賢
 8月19日(札幌ド) 3−2FC東京。都倉賢、白井康介、チャナティップ            
 8月25日(アイスタ)2−1清水エスパルス。宮澤裕樹、都倉賢
 9月 1日(札幌ド) 3−1ヴィッセル神戸。菅大輝、都倉賢、福森晃斗
 9月29日(札幌ド) 2−1サガン鳥栖。都倉賢、三好康児
10月28日(パロ瑞穂)2−1名古屋グランパス。ジェイ2
11月 4日(札幌ド) 1−0ベガルタ仙台。三好康児
11月24日(ヤマハ) 2−0ジュビロ磐田。オウンゴールと
              三好康児さよならゴール


■2019シーズンはミシャ監督でルヴァンカップ準優勝、J1で13勝
 3月 2日(埼 玉)2−0浦和レッズ。鈴木武蔵2
 3月 9日(札幌ド) 5−2清水エスパルス。鈴木武蔵、
              アンデルソン・ロペス4
 4月13日(ヤンマー)1−0セレッソ大阪。進藤亮佑
 4月20日(札幌ド) 3−0横浜F・マリノス。チャナティップ、
              福森晃斗、Aロペス  
 4月28日(ヤマハ) 2−1ジュビロ磐田。Aロペス、進藤亮佑
 5月 4日(札幌ド) 2−1ヴィッセル神戸。進藤亮佑、鈴木武蔵
 6月 1日(札幌ド) 1−0サンフレッチェ広島。早坂良太
 6月22日(厚 別)3−1サガン鳥栖。石川直樹、ジェイ、鈴木武蔵
 7月20日(厚 別)5−2湘南ベルマーレ。進藤亮佑、ジェイ2、
              Aロペス、チャナティップ
 8月17日(アイスタ)8−0清水エスパルス。チャナティップ2、ジェイ3、
              進藤亮佑、鈴木武蔵、福森晃斗      
 8月31日(ノエスタ)3−2ヴィッセル神戸。鈴木武蔵、ジェイ、宮澤裕樹、
11月 2日(札幌ド) 3−0名古屋グランパス。深井一希、鈴木武蔵、
              ルーカス・フェルナンデス
11月30日(駅スタ) 2−0サガン鳥栖。ジェイ、鈴木武蔵


■2020シーズン(新型コロナウイルス対策で入場制限、マスク着用、声無し応援=拍手)は10勝
 7月 4日(ニッパツ)2−1横浜FC(入場者0)。鈴木武蔵2
 7月 8日(カシマ)2−0鹿島アントラーズ。鈴木武蔵、ルーカス
 7月26日(札幌ド=3千303人)
           3−1横浜F・マリノス。駒井善成、荒野拓馬、
              金子拓郎
 9月16日(駅スタ)2−0サガン鳥栖。駒井善成、Aロペス
10月10日(厚 別=2千859人)
           2−1湘南ベルマーレ。金子拓郎2
10月18日(札幌ド=5千359人)
           1−0鹿島アントラーズ。駒井善成                 
10月24日(札幌ド=6千250人)
           3−0横浜FC。Aロペス、Dオリベイラ、金子拓郎                
11月 3日(等々力)2−0川崎フロンターレ。Aロペス、荒野拓馬
11月21日(札幌ド=5千220人)
           5−1清水エスパルス。Aロペス2、キムミンテ、
              ジェイ、福森晃斗
12月19日(埼 玉=1万9千319人)
           2−0浦和レッズ。駒井善成、田中駿汰              

■2021シーズンは14勝
 2月27日(札幌ド=1万1千897人)
           5−1横浜FC。駒井善成、金子拓郎2、Aロペス、
              チャナティップ
 4月 3日(ベススタ) 2−1アビスパ福岡。Aロペス、福森晃斗
 4月24日(厚 別=4千336人)
           2−1ベガルタ仙台。小柏剛、ジェイ
 5月 9日(鳴 門)2−1徳島ヴォルティス。Aロペス2
 5月22日(札幌ド) 2−0清水エスパルス。Aロペス、金子拓郎
 5月29日(三協F柏)2−1柏レイソル。小柏剛、岡村大八
 6月19日(厚 別)2−0大分トリニータ。金子拓郎2
 7月 4日(厚 別)1−0徳島ヴォルティス。オウンゴール
 8月 9日(札幌ド) 2−1浦和レッズ。深井一希、小柏剛
 8月14日(札幌ド) 3−2FC東京。小柏剛、青木亮太2
 9月11日(ヨドコウ) 2−0セレッソ大阪。Dオリベイラ、青木亮太
10月 2日(パナスタ) 5−1ガンバ大阪。駒井善成、Lフェルナンデス、
              高嶺朋樹、金子拓郎、Dオリベイラ
11月27日(札幌ド) 3−1柏レイソル。ミラン・トゥチッチ2、小柏剛          
12月 4日(ニッパツ) 1−0横浜FC。小柏剛


■2022シーズンで100勝目(1998年―2022年=25年掛りました)
 4月10日(豊田スタ)2−0名古屋グランパス。宮澤裕樹、中島大嘉。 

                       (編集及び様式・池田淳)