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札幌・四方田ヘッドコーチが退任 横浜FCの監督へ

21・12・11
札幌の四方田修平ヘッドコーチが横浜FC監督に就任

 12月10日、北海道コンサドーレ札幌の四方田修平ヘッドコーチが札幌を離れ、横浜FC監督に就任することが両クラブから発表された。

 四方田修平氏(48)は、千葉県千葉市出身。1996年から98年までサッカー日本代表のスカウティングを担当。その後99年からは札幌のアシスタントコーチやユースの監督などを歴任。2015年7月イヴィッツァ・バルバリッチ監督の退任後、トップチーム監督に就任。16年はJ2優勝に導き、17年J1残留。18年はミハイロ・ペトロビッチ監督就任を受け、今季までトップチームヘッドコーチを務めた。

 
 四方田氏は北海道コンサドーレ札幌を通じて以下のコメントを発表した。

「コンサドーレファミリーの皆様、大変急なお知らせとなりましたが、来シーズンより横浜FCの監督に就任することになりました。いつかは札幌を離れると思いながら23年。そのいつかがこんな急にやってきて、皆様方にきちんとごあいさつする場を持てなかったこと、大変残念で申し訳なく思っています。自分はいつでも北海道のサッカー界に恩返しをという気持ちで指導してきました。これまでの指導者人生の全てを捧げてきたコンサドーレ、住み慣れた北海道を離れるのは、とても一言では言い表せません。

 ただ今回は、チャレンジしたい、しなければならない、という気持ちが先に立ちこの決断に至りました。サポーターで埋め尽くされた札幌ドームでの試合が、苦しいことを全て忘れさせてくれるくらい大好きでした。遠いアウエーの地にもたくさんの赤黒のサポーターが応援に来てくれて力づけられました。いろんな思いを皆さんと共有させて頂き本当に有り難うございました。17年の最終戦での「四方田札幌」の声が今でも忘れられません。

 ユース時代には北海道212プロジェクトで各地域を回って指導したこと、北海道の指導者仲間と公式戦で互いに競い、そして夜遅くまでお酒を交わしながら育成について語り尽くしたことは僕の大きな財産です。

 野々村社長にはJリーグの監督にさせてもらいました。今でもユースの全国大会を離れ、2人で群馬から移動し、翌朝早朝の便で二人とも緊張して一睡もできない状態で記者会見に臨んだことを思い出します。三上GMは公私にわたって相談に乗ってもらい、常に支えてくれました。ユース、トップチームと長くやらせてもらえたのも全て三上さんのお陰です。

 ミシャさんにはこの4年間、プロの指導者としての厳しさや攻撃サッカーのエッセンスを学びました。こんな自分を受け入れて頂き本当に感謝しています。北海道での23年間、周囲の人たちに恵まれました。関わった選手、コーチをはじめとする各スタッフ、コンサドーレ社員の皆様、ここまでお世話になり有り難うございました。また会える日を楽しみにしています」

編集部