今回は、北海道コンサドーレ札幌を今季で退団するジェイの姿を追ってみました。

　ジェイは２０１５年に来日し、ジュビロ磐田に所属。その後２０１７年に札幌へ完全移籍。今季までの５シーズンでＪ１リーグ１０７試合３５得点、Ｊリーグカップでは１４試合２得点を記録。札幌のＪ１定着に貢献した。

　退団の理由は、「コロナ禍で家族と会えない状況が続くことが辛かった」と明かしている。柏戦の翌日、１１月２８日にシーズン終了を待たずしてイギリスへ帰国したジェイの雄姿の紹介です。

（１１月２７日、札幌ドーム、撮影・石井一弘）

　上写真／柏戦後半２７分ごろ、果たして出番はあるのか？　ピッチの下からじっと試合を見つめるジェイ、この時の心境はどんなだったろうか？

　上写真／後半３９分、ついに最後の出番が来た、２ゴールしたミラン・トゥチッチ（３２番）に代わってピッチに入るジェイ、文字通りエースＦＷの交代だ。両者とも「後を頼んだぞ！」と言っているようだ

　上写真／途中出場した２分後の後半４１分、柏ＤＦ古賀（４番）と厳しくマッチアップする札幌ＦＷジェイ

　上写真／３−１と勝利し笑顔の札幌の選手たち、ＦＷジェイ（中央）を送り出すにふさわしい素晴らしい勝利だった

　上写真／試合後のセレモニーで別れのあいさつをするジェイ選手

　上写真／ゴール裏サポーター席にジェイに対する感謝の横断幕が掲げられた

　上写真／贈られた花束を掲げるジェイ選手、後方の選手たちが拍手を送る


■柏戦終了後の北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のジェイに関するコメント

（−ジェイ選手はペトロビッチ監督にとってどんな選手でしたか？）

　「これまでのキャリアが示すように本当に素晴らしい、得点能力の高い選手。技術力などすべてを兼ね備えている。今季でチームを離れることになったが、特に２０１７年に加わって多くの得点を重ねる中で、残留に導くなど貢献してくれた。私が来てからも何度もチームを救ってくれた。札幌にとって重要な得点を重ねてくれた選手である」