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バーモントカップ、北海道代表はベスト16で涙をのむ

11・01・20
 小学生のフットサル日本一を決める「バーモントカップ第20回全日本少年フットサル大会」が、1月4日から6日の日程で、駒沢体育館(東京都)で行われた。全国各地の予選大会を勝ち抜いた、強豪48チームが優勝を目指し、熱い戦いを繰り広げた。

 この全国大会に北海道代表として挑んだのは、コンサドーレ札幌U−12と、SSS札幌サッカースクールの2チーム。

 4、5日に行われた予選リーグ。4チームずつの12グループに分かれ、グループ1位とグループ2位の中で成績上位4チームが決勝トーナメントに進出することになる。

 予選グループFに入ったコンサドーレは、グランセナ新潟FCジュニア、アミーゴス三ッ峠FC(山梨県)、沖洲FC(徳島県)に3連勝し、1位で決勝トーナメントに進出。

 予選グループDに入ったSSSは、小野フットボールクラブ(愛媛県)と四箇郷少年サッカークラブ(和歌山県)に連勝するも、緑東フットボールクラブ(愛知県)に敗戦。その結果、勝ち点で3チームが並ぶも、得失点差で辛くもSSSがグループ1位で通過した。

 5日の午後から行われた決勝トーナメント1回戦。コンサドーレの相手はマルバ浦安fcU−12(千葉県)、SSSはソレッソ熊本ヴィットーリアと対戦も、ともに1−5のスコアで完敗。北海道代表はベスト16で全国の壁に阻まれた。

 6日に行われた決勝戦では、東京ヴェルディとマルバ浦安が対戦し、3−2という接戦をものにしたヴェルディの優勝で大会の幕が下りた。これで昨年に引き続き、J下部組織の優勝となった。

 少年年代でもフットサルの戦術が浸透し、組織で戦うチームが増えてきている。良し悪しはあるにせよ、その相手を個の力で強引にでも打開するような選手が次々に出てきてほしいものだ。そのためにも、指導者がフットサルの目先の1勝ではなく、将来につながる―世界に通用するような―「個の育成」に力を注いでもらいたいと願う。
編集部