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FIFA女子ワールドカップ なでしこジャパンはベスト8

23・08・18
 専門誌「北のサッカーアンビシャス」

  2001年からの歩みに「なでしこ」


 1998年JAPANが初めてワールドカップに出場したフランス大会。初戦はアルゼンチン。パリから夜行列車でワインの街ボルドウの先の会場で戦った。組み合わせは今と同じ4チームリーグ。JAPANは3戦したが「全敗」だった。

 フランス大会を見に行った動機はコンサドーレ札幌(当時)が、Jリーグに加盟を認められ参戦した年でもあった。日本航空の浜田。イエローページの野村。熱心なサポーターの「行って観て来いや」で日本航空の「団体見学団」に加わった。確か夫婦で50万円ほどだった。

 新聞記者としてではない「一般人として」の旅だった。会場の団体席で見るのは初めて。日本の観客はリュックに一杯の「紙吹雪」を持っていた。感心したのは「投げ散らかした紙」を綺麗に片付けて持ち帰った様。記者席では見られない「光景だった」。感じ入って帰国。この時の岡田武史監督が、1999年から札幌の監督になった。

 あれから20有余年。「北のサッカーアンビシャス」に「なでしこジャパン」が登場した。4文字コラムと「コンサドーレ札幌の王道を拓く」は、毎月1回、この企画を出版する「決まり物」でもある。コンサドーレは、すでに「天皇杯」敗退、J1の方も13位。カップ戦も「苦戦」。それじゃあ「やったろか」が、8月号の「なでしこ」である。

 弊誌「アンビシャス」は、プロカメラマン、執筆者、編集部はJリーグ事務局やサッカー協会、プロクラブにアマチュアサッカーまでやり取りをしている。その中には、選手養成をする「指導者」、さらに「toto事業推進団体」として登録して「指導者派遣」まで、お世話になっている。

 7月20日に「FIFA女子ワールドカップ オーストラリア・ニュージーランド 2023」が開幕。なでしこJAPANは、準々決勝でスウェーデンに敗れ、ベスト8で大会から姿を消した。
 
 今まで「なでしこジャパン」がワールドカップでベスト8入りした大会は、1995年スウェーデン大会、澤穂希の活躍で優勝した2011年ドイツ大会、2015年準優勝のカナダ大会。今大会で4回目。

 今大会でベスト8入りした国は、スペイン(FIFAランク6位)、オランダ(同9位)、日本(同11位)、スウェーデン(同3位)、オーストラリア(同10位)、フランス(同5位)、イングランド(同4位)、コロンビア(同25位)。

 準々決勝でオランダ、日本、フランス、コロンビアが敗れ、続く準決勝では、スペインが2−1でスウェーデンに勝利、イングランドが3−1でオーストラリアに勝利した。この結果、8月19日の3位決定戦はスウェーデン対オーストラリア、20日の決勝はスペイン対イングランドとなった。
上/FIFA女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド2023ノックアウトステージ表(ベスト8以上)



 余談? びっくりしました。スポーツ大会があると主読紙・道新のほか、朝日・読売・毎日のうち1紙と、スポーツ紙2紙(関係日だけ)を読んでいます。7・8・9月は読サンですが朝日が7月の終盤から、放り込んで行きました。8月1日付けを見て「びっくり」=東京3紙が合同で「おくやみ申し上げます」。小生が50年前に担当した道新と同じような「大きさ」に成りました。東京3紙と我々は呼びますが、ほか都府県では、出来ないでしょうね。
池田 淳