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2022FIFAワールドカップ・カタール大会  アルゼンチン36年ぶり3度目のV

22・12・22
 メッシが先制しチームを引っ張った

 
 2022FIFAワールドカップ決勝は、8万人を収容するカタールのメイン会場、ルサイル・アイコニック・スタジアムで決勝戦を行った。

 12月18日現地時間午後6時(日本時間19日午前0時)、C組から勝ち上がったアルゼンチンとD組からのフランスの対戦になった。観衆は主催者発表8万8千9百66人。カタールは冬に向かうとは言え、球場外は夏のようだったが、空調のおかげで日本の秋のような気温と湿度。時差6時間のW杯は、こんな条件の中で始まった。

 アルゼンチンのエースは35歳のメッシ。フランスのエースは23歳(20日で24歳)のエムバペ。いずれも背番号10。中心選手を配置したシステムはアルゼンチンが4−3−3。フランスも4−3−3。

 メッシは右ウィングに。エムバペは相対する左ウィング。先取点は23分。フランスのペナルティーエリア内でアルゼンチンのディマリアが倒されPKを獲得。メッシが決めて1−0。さらに36分、アルゼンチンは自陣で奪ったボールを丁寧につなぎ、フランスゴール前に走り込んだ左ウィングのディマリアが2点目をゲット。前半2−0で折り返す。

 後半はフランスのトップラインがアルゼンチンのペナルティーエリア内になだれ込む。35分にPKを得てエムバペが蹴り込み2−1。さらに1分後の81分、これまたエムバペが決めて2−2の同点で、15分ハーフの30分の延長へ。

 延長18分、アルゼンチンのラウタロ・マルティネスが相手右側のペナルティーエリア内で放った強烈シュートをフランスGKロリスがはじいたが、ゴール前に詰めていたメッシがこぼれ球を右足でゲット。3−2と、止めを射したかに見えた。しかし、28分、フランスがPKを得てエムバペが決め3−3で延長戦終了。PK戦に持ち込んだ。

 PK戦を迎える前に、主審がトスをする。1度目はゴールの場所(応援団の前が良い)。2度目は先攻・後攻。左のゴール、フランス先攻。
(先)エムバぺ ○ (後)メッシ   ◯
   コマン  ✕    ディバラ  〇
   チュアメニ✕    パレデス  〇 
   コロムアニ〇    モンティエル〇
                     
得点 アルゼンチン 3−3 フランス
        PK4−2

 シュート数 ア21−10仏 CKア6−5仏 FKア22−28仏 PKア1−2仏。


 3位決定戦は12月17日午後6時(日本時間18日午前0時)から、ハリファ国際競技場で行われた。

 JAPANがグループリーグ1位通過でベスト16に入り、決勝トーナメント1回戦で対戦し、JAPANにPK戦で勝利したクロアチア。このクロアチアが駒を進めた3位決定戦は、アフリカ勢初のベスト4進出のモロッコと対戦した。

 試合は、前半7分にクロアチアが先制するも、直後の前半9分にモロッコが同点に追いつく。その後クロアチアが2得点目を決め前半2−1、後半0−0で結果はクロアチアが2−1で3位決定戦を制した。

 ベスト3はいつかJAPANも通過したいところ。ベスト16戦でJAPANに勝ったクロアチアが「W杯3位」と記しておこう。
池田 淳