北海道コンサドーレ札幌ピックアップ情報
一覧に戻るルヴァンカップ第3節(4月20日)、鹿島に0-3で敗戦。リーグは2勝1敗
21・04・23
「強い鹿島を見た」監督交代
ルヴァンカップ「札幌は1敗」
4月14日、鹿島アントラーズ2年目の監督ザーゴ氏(51=ブラジル出身)が解雇された。J1リーグ第9節で北海道コンサドーレ札幌(札幌ドーム)と2−2で「引き分けた3日後」。新監督にコーチの相馬直樹氏(49=静岡県出身)が就任した。何となく「物語」が待っていそうだ。そうです、鹿島は17日の徳島ヴォルティス戦はアウエーで1−0で勝ったが「初陣でのホーム初勝利はいつの事か」(相馬監督)と言っていた4月20日、因縁の札幌との対決。ルヴァンカップ第3戦目がホーム県立カシマサッカースタジアム。札幌に3−0で勝ち「平日の夜にもかかわらず、皆さんと一緒に勝利を味わうことができて非常に良かった」と、監督談話の冒頭で語った。
県立カシマサッカースタジアムには4千477人の入場者。天候晴れ17.8度、湿度55パーセント。19時3分、高山啓義主審(47=栃木県出身、元国際審判)の笛で、札幌がキックオフ。
札幌はいつもの布陣から9人が外れ、GK大谷幸輝、DF岡村大八−キム・ミンテ−柳貴博の3人。ボランチは小野伸二と荒野拓馬。右WBルーカス・フェルナンデス、左は来季加入内定で特別指定選手に認定された立正大の田中宏武。シャドーに青木亮太とドゥグラス・オリベイラ。トップはジェイ。控えにはGK阿波加俊太、DF田中駿汰、中村桐耶、西野奨太(2種登録)、MF金子拓郎、FW菅大輝・中島大喜の18人。
迎え撃つ鹿島はGKクォン・スンテ、DF広瀬陸斗−林尚輝−関川郁万−杉岡大暉、MF永木亮太−小泉慶−遠藤康−荒木遼太郎、FW松村優太−染野唯月で、前節から8人が入れ替わり三竿健斗らが控えメンバー。
試合は、札幌が10分にFKを得て小野伸二の出番。ペナルティーエリア内を狙ったが相手DFにクリアされた。17分にもDオリベイラから伸二を経て田中宏に渡るがゴールラインを割ってしまう(24分飲水タイム)。
鹿島の攻撃は、両サイドを使った攻撃が目立ち、FW松村の脚を使って揺さぶりをかける。32分このスピードで、餌食になったのが札幌GK大谷。ゴール前で自陣にドリブルすると、FW松村の背後からの突っ込みにボールをさらわれ、失点。思わぬ形で先制される。札幌のペトロビッチ監督は頭をかき、相馬監督は小躍りしてガッツポーズ。
さらに39分札幌ペナルティーエリア内で、ルーカスが一度はクリアしたが、MF荒木が拾い上げ、左足の見事なシュートを決める。2点目。アディショナルタイムは2分。
【監督のハーフタイムコメント】
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
「今のスコアは十分逆転できる」、「我慢して戦うぞ」、「集中力を高めていこう」
■鹿島アントラーズの相馬直樹監督のコメント
「2−0は簡単なスコアじゃない。後半も姿勢は0−0のつもりで戦おう」、「勇気をもってラインを上げ、コンパクトな距離感を保とう」、「常にボールを受ける準備を怠らないようにしよう」
後半も鹿島ペース。流れを変えたい札幌は小野伸二が田中駿汰と。田中宏が金子と選手交代。互いの攻防が続くが、札幌ゴール前は、鹿島の縦横無尽。19分業を煮やしたキム・ミンテがFW松村の接触に耐えきれず「手を引っ張る」反則で「レッドカード」。PKが与えられたがキッカーのボールはポストに当たって「ノーゴール」(24分飲水タイム)。
29分ジェイが気力なさそうに交代、背番号4菅が入る。何度かタッチライン側を攻め上がるが、中にいる荒野(キャプテンマーク)には、ボールが回らなかった。33分には、鹿島に再びPKチャンス。GK大谷が関川を倒す。キッカーは荒木に代わって入っていたMF白崎凌兵。右足で蹴ったボールは見事に3点目をマークした。アディショナルタイムは4分。交代選手は札幌が5人、鹿島は4人だった。
シュート数は、鹿9−札6 CK鹿6−札2 FK鹿16−札19 PK鹿2−札0。
札幌の次戦は、明治安田生命J1リーグ第11節ベガルタ仙台との対戦が4月24日午後1時から札幌厚別公園競技場で行われる。
次のルヴァンカップ第4節は、4月28日午後7時から札幌ドームで北海道コンサドーレ札幌対アビスパ福岡戦を行う。
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
「今日は自分たちで自分たちのゴールに3点入れてしまったような試合でした。1点目はビルドアップでGKが持ち出したところを相手選手に詰められて、2点目は確実にクリアしなければいけないところを相手にパスをしてしまい、シュートを打たれて決められてしまった。3失点目もマイボールにできるところでPKを与えていた。相手が外してくれたPKのところも、マイボールにしていたところを入れ替わられてファウルをした。防げていたところを相手に得点を与えてしまいました。そうした非常に厳しい状況でしたが、その中で前向きだったのは、長く負傷で離脱をしていた選手が復帰をして試合に出場したことだと思います。それが唯一、前向きな要素でした。ただし敗戦はしましたが、重要なのはグループステージを突破すること。残りの試合でしっかり勝点を獲得して突破できるように引き続き戦っていきたいと思います」
■鹿島アントラーズの相馬直樹監督のコメント(一部抜粋)
「監督になって最初のホーム、カシマスタジアムでのゲームになりましたけど、たくさんのサポーターの皆さんに平日の夜にもかかわらず集まっていただきました。皆さんと一緒に勝利を奪うことができて非常に良かったと思います。ありがとうございました」
◆JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ順位表(第3節終了時)
◇Aグループ
勝点 勝 分 負 得点 失点 得失点差
1位 鹿島 9 3 0 0 11 1 10
2位 札幌 6 2 0 1 8 6 2
3位 福岡 3 1 0 2 4 8 −4
4位 鳥栖 0 0 0 3 1 9 −8
◇Bグループ
勝点 勝 分 負 得点 失点 得失点差
1位 F東京 9 3 0 0 4 0 4
2位 神戸 3 1 0 2 3 4 −1
3位 徳島 3 1 0 2 1 2 −1
4位 大分 3 1 0 2 2 4 −2
◇Cグループ
勝点 勝 分 負 得点 失点 得失点差
1位 湘南 5 1 2 0 2 1 1
2位 浦和 4 1 1 1 2 2 0
3位 柏 4 1 1 1 2 2 0
4位 横浜C 3 1 0 2 2 3 −1
◇Dグループ
勝点 勝 分 負 得点 失点 得失点差
1位 横浜FM 7 2 1 0 6 0 6
2位 清水 5 1 2 0 1 0 1
3位 仙台 3 1 0 2 1 2 −1
4位 広島 1 0 1 2 0 6 −6
ルヴァンカップ「札幌は1敗」
4月14日、鹿島アントラーズ2年目の監督ザーゴ氏(51=ブラジル出身)が解雇された。J1リーグ第9節で北海道コンサドーレ札幌(札幌ドーム)と2−2で「引き分けた3日後」。新監督にコーチの相馬直樹氏(49=静岡県出身)が就任した。何となく「物語」が待っていそうだ。そうです、鹿島は17日の徳島ヴォルティス戦はアウエーで1−0で勝ったが「初陣でのホーム初勝利はいつの事か」(相馬監督)と言っていた4月20日、因縁の札幌との対決。ルヴァンカップ第3戦目がホーム県立カシマサッカースタジアム。札幌に3−0で勝ち「平日の夜にもかかわらず、皆さんと一緒に勝利を味わうことができて非常に良かった」と、監督談話の冒頭で語った。
県立カシマサッカースタジアムには4千477人の入場者。天候晴れ17.8度、湿度55パーセント。19時3分、高山啓義主審(47=栃木県出身、元国際審判)の笛で、札幌がキックオフ。
札幌はいつもの布陣から9人が外れ、GK大谷幸輝、DF岡村大八−キム・ミンテ−柳貴博の3人。ボランチは小野伸二と荒野拓馬。右WBルーカス・フェルナンデス、左は来季加入内定で特別指定選手に認定された立正大の田中宏武。シャドーに青木亮太とドゥグラス・オリベイラ。トップはジェイ。控えにはGK阿波加俊太、DF田中駿汰、中村桐耶、西野奨太(2種登録)、MF金子拓郎、FW菅大輝・中島大喜の18人。
迎え撃つ鹿島はGKクォン・スンテ、DF広瀬陸斗−林尚輝−関川郁万−杉岡大暉、MF永木亮太−小泉慶−遠藤康−荒木遼太郎、FW松村優太−染野唯月で、前節から8人が入れ替わり三竿健斗らが控えメンバー。
試合は、札幌が10分にFKを得て小野伸二の出番。ペナルティーエリア内を狙ったが相手DFにクリアされた。17分にもDオリベイラから伸二を経て田中宏に渡るがゴールラインを割ってしまう(24分飲水タイム)。
鹿島の攻撃は、両サイドを使った攻撃が目立ち、FW松村の脚を使って揺さぶりをかける。32分このスピードで、餌食になったのが札幌GK大谷。ゴール前で自陣にドリブルすると、FW松村の背後からの突っ込みにボールをさらわれ、失点。思わぬ形で先制される。札幌のペトロビッチ監督は頭をかき、相馬監督は小躍りしてガッツポーズ。
さらに39分札幌ペナルティーエリア内で、ルーカスが一度はクリアしたが、MF荒木が拾い上げ、左足の見事なシュートを決める。2点目。アディショナルタイムは2分。
【監督のハーフタイムコメント】
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
「今のスコアは十分逆転できる」、「我慢して戦うぞ」、「集中力を高めていこう」
■鹿島アントラーズの相馬直樹監督のコメント
「2−0は簡単なスコアじゃない。後半も姿勢は0−0のつもりで戦おう」、「勇気をもってラインを上げ、コンパクトな距離感を保とう」、「常にボールを受ける準備を怠らないようにしよう」
後半も鹿島ペース。流れを変えたい札幌は小野伸二が田中駿汰と。田中宏が金子と選手交代。互いの攻防が続くが、札幌ゴール前は、鹿島の縦横無尽。19分業を煮やしたキム・ミンテがFW松村の接触に耐えきれず「手を引っ張る」反則で「レッドカード」。PKが与えられたがキッカーのボールはポストに当たって「ノーゴール」(24分飲水タイム)。
29分ジェイが気力なさそうに交代、背番号4菅が入る。何度かタッチライン側を攻め上がるが、中にいる荒野(キャプテンマーク)には、ボールが回らなかった。33分には、鹿島に再びPKチャンス。GK大谷が関川を倒す。キッカーは荒木に代わって入っていたMF白崎凌兵。右足で蹴ったボールは見事に3点目をマークした。アディショナルタイムは4分。交代選手は札幌が5人、鹿島は4人だった。
シュート数は、鹿9−札6 CK鹿6−札2 FK鹿16−札19 PK鹿2−札0。
札幌の次戦は、明治安田生命J1リーグ第11節ベガルタ仙台との対戦が4月24日午後1時から札幌厚別公園競技場で行われる。
次のルヴァンカップ第4節は、4月28日午後7時から札幌ドームで北海道コンサドーレ札幌対アビスパ福岡戦を行う。
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
「今日は自分たちで自分たちのゴールに3点入れてしまったような試合でした。1点目はビルドアップでGKが持ち出したところを相手選手に詰められて、2点目は確実にクリアしなければいけないところを相手にパスをしてしまい、シュートを打たれて決められてしまった。3失点目もマイボールにできるところでPKを与えていた。相手が外してくれたPKのところも、マイボールにしていたところを入れ替わられてファウルをした。防げていたところを相手に得点を与えてしまいました。そうした非常に厳しい状況でしたが、その中で前向きだったのは、長く負傷で離脱をしていた選手が復帰をして試合に出場したことだと思います。それが唯一、前向きな要素でした。ただし敗戦はしましたが、重要なのはグループステージを突破すること。残りの試合でしっかり勝点を獲得して突破できるように引き続き戦っていきたいと思います」
■鹿島アントラーズの相馬直樹監督のコメント(一部抜粋)
「監督になって最初のホーム、カシマスタジアムでのゲームになりましたけど、たくさんのサポーターの皆さんに平日の夜にもかかわらず集まっていただきました。皆さんと一緒に勝利を奪うことができて非常に良かったと思います。ありがとうございました」
◆JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ順位表(第3節終了時)
◇Aグループ
勝点 勝 分 負 得点 失点 得失点差
1位 鹿島 9 3 0 0 11 1 10
2位 札幌 6 2 0 1 8 6 2
3位 福岡 3 1 0 2 4 8 −4
4位 鳥栖 0 0 0 3 1 9 −8
◇Bグループ
勝点 勝 分 負 得点 失点 得失点差
1位 F東京 9 3 0 0 4 0 4
2位 神戸 3 1 0 2 3 4 −1
3位 徳島 3 1 0 2 1 2 −1
4位 大分 3 1 0 2 2 4 −2
◇Cグループ
勝点 勝 分 負 得点 失点 得失点差
1位 湘南 5 1 2 0 2 1 1
2位 浦和 4 1 1 1 2 2 0
3位 柏 4 1 1 1 2 2 0
4位 横浜C 3 1 0 2 2 3 −1
◇Dグループ
勝点 勝 分 負 得点 失点 得失点差
1位 横浜FM 7 2 1 0 6 0 6
2位 清水 5 1 2 0 1 0 1
3位 仙台 3 1 0 2 1 2 −1
4位 広島 1 0 1 2 0 6 −6
池田淳