コンサドーレ札幌ピックアップ情報
一覧に戻るＪ１第７節（４月６日）ホームでＧ大阪退け待望の今季初勝利
24･04･11
上写真／前列左からＤＦ菅、ＭＦ浅野、近藤、駒井、荒野、後列左からＧＫ菅野（１番）、ＭＦ宮澤、ＦＷ大森、ＤＦ馬場、岡村、ＭＦ小林（９９番）、Ｇ大阪からの期限付き移籍のＦＷ鈴木に代わって大森、負傷が癒えたＭＦ近藤が先発した
（写真は４月６日、札幌ドーム、撮影・石井一弘）
４月６日、ホームの札幌ドームで行われた明治安田Ｊ１第７節、北海道コンサドーレ札幌対ガンバ大阪戦は、宮澤のゴールで札幌が今季初勝利をつかんだ。
水曜日の第６節から中２日の今節。Ｇ大阪は前節まで１試合少ないが２勝３分けの無敗。迎え撃つ札幌は１分け５敗と対照的な対戦に、札幌ドームには１万８２７人の観衆が集まった。
札幌の先発は、ＧＫ菅野孝憲、ＤＦ馬場晴也、岡村大八、菅大輝。ＭＦは右に浅野雄也、左に近藤友喜、ボランチに荒野拓馬、宮澤裕樹。２シャドーにＭＦ小林祐希、駒井善成。ワントップにＦＷ大森真吾を初先発させた。控えはＧＫ阿波加俊太、ＤＦ�眸�瑠、中村桐耶、ＭＦ青木亮太、長谷川竜也、原康介、田中克幸。
Ｇ大阪の先発は、ＧＫ一森純、ＤＦ福岡将太、三浦弦太、中谷進之介、中野伸哉。ＭＦ鈴木徳真、ダワン、食野亮太郎、倉田秋、坂本一彩。ＦＷイッサム・ジェバリ。控えは、ＧＫ張奥林、ＤＦ黒川圭介、ＭＦ美藤倫、石毛秀樹、ネタ・ラヴィ、ウェルトン、ＦＷ宇佐美貴史。
試合は１４時３分、札幌ボールでキックオフ。先制点を奪いたい札幌は、ボールを保持しながら攻め込もうとするが、中２日の影響もあるのかイージーミスも目立つ。Ｇ大阪は、前線のＦＷイッサム・ジェバリを起点に札幌陣内に進入していく。
前半２０分、正面２５ｍ弱の位置からＭＦ小林の直接フリーキックは、ワンバウンドで左サイドを突いたがＧ大阪ＧＫ一森のセーブに遭う。
２４分、Ｇ大阪ＭＦ鈴木にイエローカード。２８分、札幌ＭＦ近藤が自軍ペナルティーエリア外で相手の胸元にショルダーチャージでイエローカード。３０分、Ｇ大阪はその直接ＦＫをＩジェバリが右足で狙うと右ポストを直撃。蹴ったＩジェバリは頭を抱えた。
直後の３１分、Ｇ大阪の右コーナーキックから、中央でＧ大阪ＤＦ中谷が競り勝ち、最後はＤＦ福岡がジャンピングボレーでネットを揺らす。しかし、オフサイドのフラッグも上がっており、ＶＡＲ判定の結果ノーゴール。数分間で２度の大ピンチ回避に、札幌サポーターは胸を撫でおろした。
前半は互いに主導権争いの展開となり、スコアレスで折り返す。
後半スタートの交代は両チーム無し。Ｇ大阪はキックオフ後、ロングボールも入れながら攻撃の形を作る。開始から後半５分頃まではＧ大阪が札幌ゴールに迫るも、札幌ＤＦ陣は落ち着いて対応。すると徐々に流れは札幌に。
後半１６分、Ｇ大阪は食野ＯＵＴ→ＭＦウェルトンＩＮ。札幌は１９分、近藤からＤＦ高尾、大森からＭＦ長谷川、小林からＭＦ青木と３枚替え。対するＧ大阪も２２分、倉田からＤＦ黒川、ＩジェバリからＦＷ宇佐美、坂本からＭＦ石毛とこちらも３枚替えで対抗。互いに勝負の時間に入る。
そしてチャンスをものにしたのは札幌。後半２８分、攻め込んだ右サイドでＭＦ浅野からペナルティーエリア内のＭＦ長谷川に短い横パスが通る。長谷川は逆サイドへ柔らかいクロスを送ると、上がっていたＭＦ宮澤がヘディングでゴール。一気に試合の流れを引き寄せた。
３４分、Ｇ大阪ウェルトン、４１分、Ｇ大阪Ｎラヴィにイエローカード。
札幌は宮澤の挙げた虎の子の１点をアディショナルタイムの５分も全員で守り切り１−０の完封勝利。待望の今季初勝利に歓喜の輪が広がった。
札幌の次戦、Ｊ１第８節アルビレックス新潟戦は４月１３日、アウエーのデンカビッグスワンスタジアムで午後２時から行われる。
（写真は４月６日、札幌ドーム、撮影・石井一弘）
４月６日、ホームの札幌ドームで行われた明治安田Ｊ１第７節、北海道コンサドーレ札幌対ガンバ大阪戦は、宮澤のゴールで札幌が今季初勝利をつかんだ。
水曜日の第６節から中２日の今節。Ｇ大阪は前節まで１試合少ないが２勝３分けの無敗。迎え撃つ札幌は１分け５敗と対照的な対戦に、札幌ドームには１万８２７人の観衆が集まった。
札幌の先発は、ＧＫ菅野孝憲、ＤＦ馬場晴也、岡村大八、菅大輝。ＭＦは右に浅野雄也、左に近藤友喜、ボランチに荒野拓馬、宮澤裕樹。２シャドーにＭＦ小林祐希、駒井善成。ワントップにＦＷ大森真吾を初先発させた。控えはＧＫ阿波加俊太、ＤＦ�眸�瑠、中村桐耶、ＭＦ青木亮太、長谷川竜也、原康介、田中克幸。
Ｇ大阪の先発は、ＧＫ一森純、ＤＦ福岡将太、三浦弦太、中谷進之介、中野伸哉。ＭＦ鈴木徳真、ダワン、食野亮太郎、倉田秋、坂本一彩。ＦＷイッサム・ジェバリ。控えは、ＧＫ張奥林、ＤＦ黒川圭介、ＭＦ美藤倫、石毛秀樹、ネタ・ラヴィ、ウェルトン、ＦＷ宇佐美貴史。
試合は１４時３分、札幌ボールでキックオフ。先制点を奪いたい札幌は、ボールを保持しながら攻め込もうとするが、中２日の影響もあるのかイージーミスも目立つ。Ｇ大阪は、前線のＦＷイッサム・ジェバリを起点に札幌陣内に進入していく。
前半２０分、正面２５ｍ弱の位置からＭＦ小林の直接フリーキックは、ワンバウンドで左サイドを突いたがＧ大阪ＧＫ一森のセーブに遭う。
２４分、Ｇ大阪ＭＦ鈴木にイエローカード。２８分、札幌ＭＦ近藤が自軍ペナルティーエリア外で相手の胸元にショルダーチャージでイエローカード。３０分、Ｇ大阪はその直接ＦＫをＩジェバリが右足で狙うと右ポストを直撃。蹴ったＩジェバリは頭を抱えた。
直後の３１分、Ｇ大阪の右コーナーキックから、中央でＧ大阪ＤＦ中谷が競り勝ち、最後はＤＦ福岡がジャンピングボレーでネットを揺らす。しかし、オフサイドのフラッグも上がっており、ＶＡＲ判定の結果ノーゴール。数分間で２度の大ピンチ回避に、札幌サポーターは胸を撫でおろした。
前半は互いに主導権争いの展開となり、スコアレスで折り返す。
後半スタートの交代は両チーム無し。Ｇ大阪はキックオフ後、ロングボールも入れながら攻撃の形を作る。開始から後半５分頃まではＧ大阪が札幌ゴールに迫るも、札幌ＤＦ陣は落ち着いて対応。すると徐々に流れは札幌に。
後半１６分、Ｇ大阪は食野ＯＵＴ→ＭＦウェルトンＩＮ。札幌は１９分、近藤からＤＦ高尾、大森からＭＦ長谷川、小林からＭＦ青木と３枚替え。対するＧ大阪も２２分、倉田からＤＦ黒川、ＩジェバリからＦＷ宇佐美、坂本からＭＦ石毛とこちらも３枚替えで対抗。互いに勝負の時間に入る。
そしてチャンスをものにしたのは札幌。後半２８分、攻め込んだ右サイドでＭＦ浅野からペナルティーエリア内のＭＦ長谷川に短い横パスが通る。長谷川は逆サイドへ柔らかいクロスを送ると、上がっていたＭＦ宮澤がヘディングでゴール。一気に試合の流れを引き寄せた。
３４分、Ｇ大阪ウェルトン、４１分、Ｇ大阪Ｎラヴィにイエローカード。
札幌は宮澤の挙げた虎の子の１点をアディショナルタイムの５分も全員で守り切り１−０の完封勝利。待望の今季初勝利に歓喜の輪が広がった。
札幌の次戦、Ｊ１第８節アルビレックス新潟戦は４月１３日、アウエーのデンカビッグスワンスタジアムで午後２時から行われる。
上：上段写真／前半５分、Ｇ大阪左サイドＦＫからの攻撃を札幌ＭＦ宮澤がヘッドでクリア、その手前Ｇ大阪ＦＷイッサム・ジェバリ、右へＤＦ三浦（５番）、ＭＦダワン、左端ＤＦ中谷（２０番）、札幌の選手４番がＤＦ菅、右端ＭＦ荒野
上：下段写真／前半５分、札幌ＭＦ宮澤（左から４人目）がクリアしたボールをＧ大阪ＤＦ福岡（２番）がシュートするが左へ外す、福岡の左は三浦（５番）。守る札幌の選手、左からＦＷ大森（２３番）、ＧＫ菅野、ＤＦ岡村（５０番）、菅（４番）、荒野
上：下段写真／前半５分、札幌ＭＦ宮澤（左から４人目）がクリアしたボールをＧ大阪ＤＦ福岡（２番）がシュートするが左へ外す、福岡の左は三浦（５番）。守る札幌の選手、左からＦＷ大森（２３番）、ＧＫ菅野、ＤＦ岡村（５０番）、菅（４番）、荒野
上：上段写真／前半１０分、札幌ＭＦ小林（左から２人目）が前にいるＦＷ大森（２３番）へパスを通す、左端Ｇ大阪ＭＦ鈴木
上：下段写真／前半３０分、Ｇ大阪ＦＷイッサム・ジェバリ（１１番）のＦＫは右ポストを直撃してゴールならず、守る札幌選手左からＭＦ近藤、駒井、ＤＦ馬場（８８番）、ＭＦ小林、ＦＷ大森（２３番）、ＤＦ岡村、ＭＦ宮澤、荒野、後方札幌サポーターは一瞬肝を冷やした
上：下段写真／前半３０分、Ｇ大阪ＦＷイッサム・ジェバリ（１１番）のＦＫは右ポストを直撃してゴールならず、守る札幌選手左からＭＦ近藤、駒井、ＤＦ馬場（８８番）、ＭＦ小林、ＦＷ大森（２３番）、ＤＦ岡村、ＭＦ宮澤、荒野、後方札幌サポーターは一瞬肝を冷やした
上：上段写真／前半３２分、札幌ＭＦ荒野（左）とＧ大阪ＭＦダワンが激しくボールを奪い合う、右後方ＭＦ食野（８番）
上：下段写真／前半４０分、札幌ＦＷ大森がＧ大阪ＭＦ鈴木（１６番）とダワン（左）に挟まれるように倒される、右後方ＭＦ食野（８番）
上：下段写真／前半４０分、札幌ＦＷ大森がＧ大阪ＭＦ鈴木（１６番）とダワン（左）に挟まれるように倒される、右後方ＭＦ食野（８番）
上：上段写真／後半１９分、札幌左サイドの小林のクロスを近藤がヘディングシュートするが、惜しくもゴール左に外す、手前Ｇ大阪ＤＦ中谷（２０番）
上：下段写真／後半１９分、札幌ＭＦ近藤（左でんぐり返っている）がシュートはゴール左に外したが、ゴールラインを割る寸前で駒井が回収、再攻撃をする。右へＧ大阪ＤＦ三浦、札幌ＦＷ大森、Ｇ大阪ＭＦ倉田
上：下段写真／後半１９分、札幌ＭＦ近藤（左でんぐり返っている）がシュートはゴール左に外したが、ゴールラインを割る寸前で駒井が回収、再攻撃をする。右へＧ大阪ＤＦ三浦、札幌ＦＷ大森、Ｇ大阪ＭＦ倉田
上：上段写真／後半２８分、途中出場していた札幌ＭＦ長谷川（左）が浅野からのボールを受け、宮澤のゴールを呼ぶ絶妙のクロスを上げる、右Ｇ大阪ＤＦ中谷（２０番）
上：中段写真／後半２８分、先制ゴールを決めた札幌ＭＦ宮澤（右の顔）が雄叫びを上げる、１１番は青木、Ｇ大阪ＭＦダワン（２３番）が頭を抱える、９７番は途中出場していたＭＦウェルトン
上：下段写真／後半２８分、先制ゴールを決めチームメイトにもみくちゃにされる宮澤（右のだんごの中）を尻目に、ＭＦ荒野に後方から抱き付かれながらガッツポーズのアシストした長谷川（１６番）、ＤＦ馬場（８８番）も笑顔で走り寄ってくる
上：中段写真／後半２８分、先制ゴールを決めた札幌ＭＦ宮澤（右の顔）が雄叫びを上げる、１１番は青木、Ｇ大阪ＭＦダワン（２３番）が頭を抱える、９７番は途中出場していたＭＦウェルトン
上：下段写真／後半２８分、先制ゴールを決めチームメイトにもみくちゃにされる宮澤（右のだんごの中）を尻目に、ＭＦ荒野に後方から抱き付かれながらガッツポーズのアシストした長谷川（１６番）、ＤＦ馬場（８８番）も笑顔で走り寄ってくる
上：上段写真／後半３６分、途中出場していたＧ大阪ＦＷ宇佐美（７番）がゴールし同点か、と思われた瞬間、オフサイドの判定でノーゴール、札幌ＧＫ菅野（１番）、ＤＦ菅（４番）がでんぐり返っている
上：下段写真／後半３６分、Ｇ大阪の宇佐美のゴールがオフサイドでノーゴールとなり、札幌ＧＫ菅野（左端）は助かったと苦笑い、Ｇ大阪ＤＦ福岡（２番）やＭＦダワン（２３番）が大きく手を上げて抗議
上：下段写真／後半３６分、Ｇ大阪の宇佐美のゴールがオフサイドでノーゴールとなり、札幌ＧＫ菅野（左端）は助かったと苦笑い、Ｇ大阪ＤＦ福岡（２番）やＭＦダワン（２３番）が大きく手を上げて抗議
上：上段写真／今季初勝利に抱き合って喜ぶ札幌ＧＫ菅野とＭＦ長谷川（中央）、右で握手するＤＦ高尾（２番）と決勝ゴールを決めたＭＦ宮澤、左でガックリしゃがみこむの途中出場していたＧ大阪ＭＦ石毛
上：下段写真／今季初勝利に円陣を組んで喜ぶ札幌のペトロビッチ監督（左端）、コーチ、スタッフ、選手たち
上：下段写真／今季初勝利に円陣を組んで喜ぶ札幌のペトロビッチ監督（左端）、コーチ、スタッフ、選手たち
上：上段写真／今季初勝利ながら疲れ切った表情の選手たちの中でＧＫ菅野（１番）の笑顔が印象的、左からＭＦ荒野（２７番）、長谷川（１６番）、その後ＤＦ高尾、ＭＦ駒井（１４番）、ＤＦ岡村、ＭＦ青木、ＤＦ馬場、ＭＦ浅野、宮澤、ＤＦ中村
上：下段写真／今季初勝利に選手をたたえ、喜びで気勢を上げる札幌のサポーターたち
上：下段写真／今季初勝利に選手をたたえ、喜びで気勢を上げる札幌のサポーターたち
上：左側写真／試合終了の瞬間、大きく手を上げて今季初勝利を喜ぶ札幌のペトロビッチ監督、右は杉浦コーチ兼通訳
上：右側写真／前半１７分、身振り手振り選手に指示を出すＧ大阪のダニエル・ポヤトス監督、まるで自分がサッカーをやっているようだ
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント（一部抜粋）
「水曜日の（前節）名古屋戦に敗れたことで非常に難しい状況での試合になった。名古屋戦はベストに近い内容のゲームだったが、良いゲームをしても勝てない状態は難しい。ただし、名古屋戦でのパフォーマンスは前向きなものを与えてくれて、その中で今日の試合は、我々が５か月ほど前に見せていたプレーを出してくれた。Ｇ大阪は無敗、我々は未勝利という状況だったが、何がなんでも勝つというところを選手が見せてくれた。
我々は未勝利での最下位という状況だった。これまでも苦しいときもあったが、そこで支えてくれたのがサポーターだった。苦しいときにも支えてくれるのが仲間。今季も練習場に多くの方が足を運んでくれている。そうした方々のポジティブな声援が力になった。サポーターに勝利をささげたい。
しかし、まだ勝利は１つだけ。この１つの勝利をきっかけにしていきたい。今後もチームとしてまとまって戦うことを続けていきたい」
■ガンバ大阪ダニエル・ポヤトス監督のコメント（一部抜粋）
「試合を通して、まずは悲しい結果になったと思っている。Ｇ大阪としてこの結果には値していなかったなと自分自身では思います。というのもチャンスはありましたし、試合を通してコントロールできていたシーンも多かったと思います。後半の入りも良かったですし、プランも遂行していました。しかし、１本のチャンスを札幌に決められてしまい、そのまま最後のところはひっくり返すことができずに札幌が勝利しました。最後のところは満足していませんが、それまでの過程のところでは満足している部分もあります」
上：右側写真／前半１７分、身振り手振り選手に指示を出すＧ大阪のダニエル・ポヤトス監督、まるで自分がサッカーをやっているようだ
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント（一部抜粋）
「水曜日の（前節）名古屋戦に敗れたことで非常に難しい状況での試合になった。名古屋戦はベストに近い内容のゲームだったが、良いゲームをしても勝てない状態は難しい。ただし、名古屋戦でのパフォーマンスは前向きなものを与えてくれて、その中で今日の試合は、我々が５か月ほど前に見せていたプレーを出してくれた。Ｇ大阪は無敗、我々は未勝利という状況だったが、何がなんでも勝つというところを選手が見せてくれた。
我々は未勝利での最下位という状況だった。これまでも苦しいときもあったが、そこで支えてくれたのがサポーターだった。苦しいときにも支えてくれるのが仲間。今季も練習場に多くの方が足を運んでくれている。そうした方々のポジティブな声援が力になった。サポーターに勝利をささげたい。
しかし、まだ勝利は１つだけ。この１つの勝利をきっかけにしていきたい。今後もチームとしてまとまって戦うことを続けていきたい」
■ガンバ大阪ダニエル・ポヤトス監督のコメント（一部抜粋）
「試合を通して、まずは悲しい結果になったと思っている。Ｇ大阪としてこの結果には値していなかったなと自分自身では思います。というのもチャンスはありましたし、試合を通してコントロールできていたシーンも多かったと思います。後半の入りも良かったですし、プランも遂行していました。しかし、１本のチャンスを札幌に決められてしまい、そのまま最後のところはひっくり返すことができずに札幌が勝利しました。最後のところは満足していませんが、それまでの過程のところでは満足している部分もあります」
編集部 写真はいずれも石井一弘撮影
