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岡田武史元監督の「勝てそうだ」とW杯事始め

22・11・26
 北海道を開いた岡田武史監督に脱帽

  予想「ドイツに勝てる予感がした」

 
 1998年JAPANが初めてワールドカップに出場したフランス大会。初戦はアルゼンチン。パリから夜行列車でワインの街ボルドウの先の会場「スタッド・トゥルーズ」で戦った。組み合わせは今と同じ4チームリーグ。それぞれ3戦したがJAPANは「全敗」だった。

 フランス大会を見に行った動機はコンサドーレ札幌が、Jリーグに加盟を認められた年でもあった。日本航空の浜田。イエローページの野村。熱心なサポーターの「行って観て来いや」で日本航空の「団体見学団」に加わった。確か夫婦で50万円ほどだった。

 新聞記者としてではない「一般人として」の旅だった。会場の団体席で見るのは初めて。観衆はリュックに一杯の「紙吹雪」を持っていた。感心したのは「投げ散らかした紙」を綺麗に片付け手持ち帰った様。記者席では見られない「光景だった」。

 感じ入って帰国。この時の岡田武史監督が、1999年から札幌の監督になったこと。道新の「懇話会」で講演して、誰いうともなしに「北海道のとりこになった」。

 テレビのUHBで本道初の「Jリーグ予想」を始めた。金曜夜の配信で、この日は外出禁止だった。確か「水曜日の録画」だったのだろう。

 翻って2022年、あのドーハの「カタールW杯」。11月号の本誌「王道」で、JFA会長と岡田武史監督と小生の「予想を書いた」。岡田だけが「勝つんじゃないか」。

 試合は11月23日カタールで行われ、前半0−1、後半2−0の2−1で日本の逆転勝ち。JAPANのスタメンはGK権田、DF長友、吉田、板倉、酒井、MF田中、遠藤、鎌田、FW久保、伊東、TOP前田。監督は森保一。案の定5人の交代選手は「しまい込み」。

 前半0−1でリードを許し、ドイツに圧倒された時間帯には、Jリーグ外国人監督ペトロビッチ監督(札幌)、ネルシーニョ監督(柏)が「指揮を執っていたら」と頭をよぎった。PK献上のGK権田には「何をやってんだ」。しかし、その後にはスーパーセーブ連発で見返した。

 1点ビハインドのままハーフタイム。狙い通り後半勝負の展開に「ポイチ」がほくそ笑んでいた。

 後半、控えの切り札が登場した。久保―富安、長友―三笘、前田―浅野、田中―堂安、酒井―南野の5人。得点あるのみ。整いました。同点打は背番号8堂安。さらに右から斬り込んだ背番号18浅野がDFを振り切ってGKノイアーと対峙してネットを揺らした。

 待ちに待った「森保一」式「エネルギーの掛け方」。今まで見せた事の無い「3バック・4・3」の「ミシャ戦法」が、型をなした。

 第2戦は、11月27日日本時間午後7時からコスタリカと対戦する。

◆第2戦予想 会長、岡田、池田ともに◯ 


池田 淳