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一覧に戻るＪ２第３５節（１１月２日）千葉に大敗。Ｊ１昇格が消滅する
25･11･03
１１月２日、フクダ電子アリーナで行われた明治安田Ｊ２第３５節、北海道コンサドーレ札幌対ジェフユナイテッド千葉の試合は、前半は１−１の展開も後半４失点した札幌が１点を返すに留まり２−５の大敗。これで今季の目標だったＪ１昇格が完全に消滅した。
当日の天候は曇り、気温２１度、湿度６１％。前節の時点で札幌は１４勝４分１６敗で１１位（勝ち点４６）。対する千葉は１７勝８分９敗で３位（同５９）の一戦に１６，７０３人が集まった。
札幌の先発は、ＧＰ菅野孝憲、ＤＦ�眸�瑠、浦上仁騎、西野奨太。ＭＦは右に近藤友喜、左にパク・ミンギュ、ボランチに木戸柊摩と高嶺朋樹。２シャドーにＦＷ長谷川竜也とスパチョーク、１トップに荒野拓馬を柴田監督は起用した。控えは、ＧＰ高木駿、ＤＦ家泉怜依、中村桐耶、ＭＦ青木亮太、田中宏武、深井一希、ＦＷ白井陽斗、マリオ・セルジオ、出間思努。
千葉の先発は、ＧＫ若原智哉、ＤＦ�盒彊轌陝⇔詭畋臺紂�河野貴志、日高大、ＭＦエドゥアルド、品田愛斗、杉山直宏、椿直起、ＦＷ石川大地、カルリーニョス・ジュニオ。控えは、ＧＫ鈴木椋大、ＤＦ前貴之、鳥海晃司、ＭＦ横山暁之、岩井琢朗、小林祐介、ＦＷ米倉恒貴、森海渡、呉屋大翔。
試合は１４時３分、札幌ボールでキックオフ。開始早々の前半１分、千葉ＤＦ�盒兇�自陣から長い距離をドリブルで持ち上がり、フリーでミドルシュート。大きく枠の上に外れたが、札幌守備陣のプレッシャーがかかっていない状態が気になった。
札幌の攻撃は直後の２分、前線に入ったＦＷ荒野のプレスからボールを奪い、その流れからＤＦ�眸�が右足ミドルシュートを放つも千葉ＤＦのブロックに遭う。
一進一退の展開の中、先制点はホームの千葉。７分、大きく右サイドに開いたＭＦ杉山にボールが入ると中央に高精度クロス。これをＦＷカルリーニョス・ジュニオが巧みなポジショニングでピタリと頭で合わせゴール。
早い時間帯での失点だったが、札幌は徐々に持ち直し反撃に成功する。相手陣内でのパス回しが増えていた２１分、右サイドを抜け出したＭＦ近藤がペナルティーエリア内に入って中央へ横パス。荒野がうまくスルーをすると左サイドから入ってきたＦＷスパチョークが右足インサイドで蹴り込み同点。前半は互角の戦いから１−１で折り返す。
しかし、札幌が期待を持てたのはここまでだった。
後半５分、千葉のＭＦエドゥアルドからの浮き球の縦パスに、ペナルティーエリア中央のＣジュニオが札幌ＤＦ浦上に競り勝ちヘディング弾。この日２得点目を決める。
続いては１０分、札幌が自陣内でのミスパスが連続し、千葉ＭＦ品田がかっさらい右サイドからふわりとクロス。これをＭＦ椿が頭で合わせ２点差。
札幌はなんとかリズムを取り戻そうとボールは持つが、勢いに乗った千葉は止まらない。３３分、左サイドから千葉ＤＦ日高がクロスを入れる。ペナルティーエリア内右からＤＦ河野が頭で合わせると札幌ＧＰ菅野が前にはじく。これに素早く反応したＦＷ石川が右足ワンタッチでゴールに叩き込んだ。
さらに千葉は４０分、右サイドをスルーパスで崩し、交代で入っていたＭＦ岩井が戻し気味の丁寧なクロス。こちらも交代出場のＦＷ呉屋が中央から右足でゲット。４点差とした。
札幌はアディショナルタイム３分（４８分）、右サイドから交代で入っていたＦＷ白井のクロスからＦＷ青木が右足ジャンピングボレーでゴール。終了間際に意地を見せたが、結局２−５のスコアで完敗。上位を争う千葉との差がそのまま表れた試合となった。
札幌の次戦、明治安田Ｊ２第３６節対大分トリニータ戦は、１１月８日午後２時からホームの大和ハウス プレミストドームで行われる。
■北海道コンサドーレ札幌の柴田慎吾監督のコメント（全文掲載）
「点差もそうですけど、今日の敗戦でＪ１昇格の可能性がゼロになったことも含めて、ただただ残念ですし、申し訳ない気持ちでいっぱいです」
（プレーオフ進出の可能性が完全に絶たれましたが、試合後にチームに伝えたことは？）
「すごく難しいミーティングでしたが、今日も２千４百名のサポーターが駆けつけてくれましたし、その思いにプロとして、男としてしっかり応えなければいけない。すごくショッキングなゲームだったと思いますが、その中でも俺たちはやらなければいけない。もうひとつは、こういうときによく出る言葉かもしれませんが、日常のところを我々はもう１つ２つ、基準や意識を高めてやっていかないと、こういうゲームでピッチ上で出るということを高嶺（朋樹）もみんなの前で伝えてくれましたし、まさしくそのとおりだと思います。あと残り３試合、１カ月、たくさんの方々の思いに応えられるように姿勢で、プレーで、結果で示すしかないので、言い訳はなしでやっていくしかないと思います」
■ジェフユナイテッド千葉の小林慶行監督のコメント（全文掲載）
「前半はすごく良い入りができたと思います。そのあと、前半の途中から少し自分たちのビルドアップで相手の前線のプレスの誘導先がハマってしまって、自分たちのミスから少しずつ流れを持っていかれたという形になりました。ただ、前半しっかりと耐えられたことは良かったと思います。ハーフタイムで選手たちと共有をして、修正をしてという中で、後半もまたしっかりとチーム全体として前へというパワーを出せたこと、あとは点を取ったあとにももう１点、もう１点というような形で前に出ていけたことはすごく良かったと思います。間違いなくその背中を押してくださったのは１万６千人を超える、今日来ていただいたサポーターの方たちのおかげだと思っています。だからこそ、また来週（次節・藤枝戦）もぜひ多くの方々に来てほしいと思っています」
当日の天候は曇り、気温２１度、湿度６１％。前節の時点で札幌は１４勝４分１６敗で１１位（勝ち点４６）。対する千葉は１７勝８分９敗で３位（同５９）の一戦に１６，７０３人が集まった。
札幌の先発は、ＧＰ菅野孝憲、ＤＦ�眸�瑠、浦上仁騎、西野奨太。ＭＦは右に近藤友喜、左にパク・ミンギュ、ボランチに木戸柊摩と高嶺朋樹。２シャドーにＦＷ長谷川竜也とスパチョーク、１トップに荒野拓馬を柴田監督は起用した。控えは、ＧＰ高木駿、ＤＦ家泉怜依、中村桐耶、ＭＦ青木亮太、田中宏武、深井一希、ＦＷ白井陽斗、マリオ・セルジオ、出間思努。
千葉の先発は、ＧＫ若原智哉、ＤＦ�盒彊轌陝⇔詭畋臺紂�河野貴志、日高大、ＭＦエドゥアルド、品田愛斗、杉山直宏、椿直起、ＦＷ石川大地、カルリーニョス・ジュニオ。控えは、ＧＫ鈴木椋大、ＤＦ前貴之、鳥海晃司、ＭＦ横山暁之、岩井琢朗、小林祐介、ＦＷ米倉恒貴、森海渡、呉屋大翔。
試合は１４時３分、札幌ボールでキックオフ。開始早々の前半１分、千葉ＤＦ�盒兇�自陣から長い距離をドリブルで持ち上がり、フリーでミドルシュート。大きく枠の上に外れたが、札幌守備陣のプレッシャーがかかっていない状態が気になった。
札幌の攻撃は直後の２分、前線に入ったＦＷ荒野のプレスからボールを奪い、その流れからＤＦ�眸�が右足ミドルシュートを放つも千葉ＤＦのブロックに遭う。
一進一退の展開の中、先制点はホームの千葉。７分、大きく右サイドに開いたＭＦ杉山にボールが入ると中央に高精度クロス。これをＦＷカルリーニョス・ジュニオが巧みなポジショニングでピタリと頭で合わせゴール。
早い時間帯での失点だったが、札幌は徐々に持ち直し反撃に成功する。相手陣内でのパス回しが増えていた２１分、右サイドを抜け出したＭＦ近藤がペナルティーエリア内に入って中央へ横パス。荒野がうまくスルーをすると左サイドから入ってきたＦＷスパチョークが右足インサイドで蹴り込み同点。前半は互角の戦いから１−１で折り返す。
しかし、札幌が期待を持てたのはここまでだった。
後半５分、千葉のＭＦエドゥアルドからの浮き球の縦パスに、ペナルティーエリア中央のＣジュニオが札幌ＤＦ浦上に競り勝ちヘディング弾。この日２得点目を決める。
続いては１０分、札幌が自陣内でのミスパスが連続し、千葉ＭＦ品田がかっさらい右サイドからふわりとクロス。これをＭＦ椿が頭で合わせ２点差。
札幌はなんとかリズムを取り戻そうとボールは持つが、勢いに乗った千葉は止まらない。３３分、左サイドから千葉ＤＦ日高がクロスを入れる。ペナルティーエリア内右からＤＦ河野が頭で合わせると札幌ＧＰ菅野が前にはじく。これに素早く反応したＦＷ石川が右足ワンタッチでゴールに叩き込んだ。
さらに千葉は４０分、右サイドをスルーパスで崩し、交代で入っていたＭＦ岩井が戻し気味の丁寧なクロス。こちらも交代出場のＦＷ呉屋が中央から右足でゲット。４点差とした。
札幌はアディショナルタイム３分（４８分）、右サイドから交代で入っていたＦＷ白井のクロスからＦＷ青木が右足ジャンピングボレーでゴール。終了間際に意地を見せたが、結局２−５のスコアで完敗。上位を争う千葉との差がそのまま表れた試合となった。
札幌の次戦、明治安田Ｊ２第３６節対大分トリニータ戦は、１１月８日午後２時からホームの大和ハウス プレミストドームで行われる。
■北海道コンサドーレ札幌の柴田慎吾監督のコメント（全文掲載）
「点差もそうですけど、今日の敗戦でＪ１昇格の可能性がゼロになったことも含めて、ただただ残念ですし、申し訳ない気持ちでいっぱいです」
（プレーオフ進出の可能性が完全に絶たれましたが、試合後にチームに伝えたことは？）
「すごく難しいミーティングでしたが、今日も２千４百名のサポーターが駆けつけてくれましたし、その思いにプロとして、男としてしっかり応えなければいけない。すごくショッキングなゲームだったと思いますが、その中でも俺たちはやらなければいけない。もうひとつは、こういうときによく出る言葉かもしれませんが、日常のところを我々はもう１つ２つ、基準や意識を高めてやっていかないと、こういうゲームでピッチ上で出るということを高嶺（朋樹）もみんなの前で伝えてくれましたし、まさしくそのとおりだと思います。あと残り３試合、１カ月、たくさんの方々の思いに応えられるように姿勢で、プレーで、結果で示すしかないので、言い訳はなしでやっていくしかないと思います」
■ジェフユナイテッド千葉の小林慶行監督のコメント（全文掲載）
「前半はすごく良い入りができたと思います。そのあと、前半の途中から少し自分たちのビルドアップで相手の前線のプレスの誘導先がハマってしまって、自分たちのミスから少しずつ流れを持っていかれたという形になりました。ただ、前半しっかりと耐えられたことは良かったと思います。ハーフタイムで選手たちと共有をして、修正をしてという中で、後半もまたしっかりとチーム全体として前へというパワーを出せたこと、あとは点を取ったあとにももう１点、もう１点というような形で前に出ていけたことはすごく良かったと思います。間違いなくその背中を押してくださったのは１万６千人を超える、今日来ていただいたサポーターの方たちのおかげだと思っています。だからこそ、また来週（次節・藤枝戦）もぜひ多くの方々に来てほしいと思っています」
編集部
