北海道コンサドーレ札幌ピックアップ情報
一覧に戻るＪ２第３４節（１０月２６日）ホームで水戸に０−１で敗戦
25･10･29
上写真／前列左からＦＷ長谷川（１６番）、ＭＦパク・ミンギュ（３番）、ＦＷスパチョーク（７番）、ＭＦ近藤、高嶺（６番）、後列左からＧＰ高木（５１番）、ＤＦ高尾、ＦＷアマドゥ・バカヨコ、ＤＦ宮、西野、ＭＦ宮澤、負傷癒えて前節途中出場していた宮が浦上に代わってＣＢで先発した
（写真は１０月２９日、大和ハウス プレミストドーム、撮影・石井一弘）
１０月２６日、大和ハウス プレミストドームで行われた明治安田Ｊ２第３４節、北海道コンサドーレ札幌対水戸ホーリーホックの試合は、前半に１失点した札幌が攻めてもゴールは遠くそのまま０−１の完封負け。昇格を争うプレーオフ圏内がさらに遠のく結果となった。
札幌の先発は、ＧＰ高木駿、ＤＦ�眸�瑠、宮大樹、西野奨太。ＭＦは右に近藤友喜、左にパク・ミンギュ、ボランチに宮澤裕樹と高嶺朋樹。２シャドーにＦＷ長谷川竜也とスパチョーク。１トップはＦＷアマドゥ・バカヨコ。控えはＧＰ菅野孝憲、ＤＦ大��玲央、中村桐耶、浦上仁騎、ＭＦ荒野拓馬、田中宏武、木戸柊摩、原康介、ＦＷマリオ・セルジオ。
水戸の先発は、ＧＫ西川幸之介、ＤＦ飯田貴敬、鷹啄トラビス、板倉健太、大森渚生。ＭＦ山��希一、大崎航詩、加藤千尋、齋藤俊輔。ＦＷ多田圭佑、奥田晃也。控えは、ＧＫ春名竜聖、ＤＦ牛澤健、フォファナ・マリック、ＭＦ塚川孝輝、山本隼大、仙波大志、新井瑞希、ＦＷ粟飯原尚平、ＦＷ久保征一郎。
試合は１３時５分、札幌ボールでキックオフ。開始から両チームの動きが良く、早い展開から互いのゴール前に迫っていく。札幌は前半３分、左サイドの崩しからクロスを入れるも右サイドにボールが流れる。直後に折り返しでペナルティーエリア内に攻め込むが水戸ＤＦが大きく前へ蹴り出す。
このボールに対応した札幌最終ラインのＤＦ宮が後方にバックパスを出すと弱くなり、水戸ＦＷ多田がボールをかっさらいフリーで独走。札幌ＧＰ高木との１対１となったが、多田のシュートを高木はペナルティーエリア外でうまく頭でクリアー。いきなりの大ピンチを救った。
札幌は前半１５分過ぎまでボールを持つ時間帯が増え、ＤＦラインと中盤ではボールは動く。対する水戸は守備ラインが整った状態で構えており、隙を見てのカウンターを狙っている。
するとアウエーの水戸が先にスコアを動かす。２６分、左サイドでボールを受けたＭＦ齋藤がうまいターンとドリブルから札幌守備陣２枚をいなし、ペナルティーエリア手前から右足一閃。札幌ＧＰ高木も横っ飛びで手に当てたがゴール左上にスーパーミドルが決まった。
札幌の攻撃は２８分、ＭＦ宮澤がペナルティーエリア手前から右足でミドルを放つも水戸ＧＫ西川の正面。１点ビハインドで試合を折り返す。
後半のスタートから札幌はパク・ミンギュに代え荒野を投入、同点を狙う。流れが変わらないと見るや柴田監督は１３分に宮澤→大崎、１９分に長谷川→田中宏、高尾→中村と連続して選手を入れ替え状況の打開を図る。
ペースを握った札幌は交代で入ったＤＦ中村、ＭＦ荒野、そしてキャプテン高嶺もシュートは放つが水戸の選手がことごとくシュートコースに入って防ぐ。その後も左のＭＦ田中宏、右のＭＦ近藤の両サイドを起点に猛攻を仕掛けるもゴール前で精度を欠く。
札幌は３２分、Ａバカヨコからマリオ・セルジオに代え勝負に出る。しかし、守備に回った水戸は４−４−２の３つのラインがきれいに並び、最後までほころびを見せない。結局札幌は前半の重い１点を返せず、０−１の完封負けを喫した。
データで振り返ると札幌のシュート数は１４本、水戸は６本。パス成功数は札幌５６０本に対し水戸は２３５本。ボール保持率は札幌６３％対水戸３７％と、札幌は押し込んでいたがこれもアウエー水戸の狙い通りの戦い方。水戸サポーターが掲げた横断幕の「やりきる・走り切る・勝ち切る」姿勢と、首位を争うチーム力をまざまざと見せつけられた敗戦となった。
札幌の次戦、明治安田Ｊ２第３５節対ジェフユナイテッド千葉戦は、１１月２日午後２時からアウエーのフクダ電子アリーナで行われる。
（写真は１０月２９日、大和ハウス プレミストドーム、撮影・石井一弘）
１０月２６日、大和ハウス プレミストドームで行われた明治安田Ｊ２第３４節、北海道コンサドーレ札幌対水戸ホーリーホックの試合は、前半に１失点した札幌が攻めてもゴールは遠くそのまま０−１の完封負け。昇格を争うプレーオフ圏内がさらに遠のく結果となった。
札幌の先発は、ＧＰ高木駿、ＤＦ�眸�瑠、宮大樹、西野奨太。ＭＦは右に近藤友喜、左にパク・ミンギュ、ボランチに宮澤裕樹と高嶺朋樹。２シャドーにＦＷ長谷川竜也とスパチョーク。１トップはＦＷアマドゥ・バカヨコ。控えはＧＰ菅野孝憲、ＤＦ大��玲央、中村桐耶、浦上仁騎、ＭＦ荒野拓馬、田中宏武、木戸柊摩、原康介、ＦＷマリオ・セルジオ。
水戸の先発は、ＧＫ西川幸之介、ＤＦ飯田貴敬、鷹啄トラビス、板倉健太、大森渚生。ＭＦ山��希一、大崎航詩、加藤千尋、齋藤俊輔。ＦＷ多田圭佑、奥田晃也。控えは、ＧＫ春名竜聖、ＤＦ牛澤健、フォファナ・マリック、ＭＦ塚川孝輝、山本隼大、仙波大志、新井瑞希、ＦＷ粟飯原尚平、ＦＷ久保征一郎。
試合は１３時５分、札幌ボールでキックオフ。開始から両チームの動きが良く、早い展開から互いのゴール前に迫っていく。札幌は前半３分、左サイドの崩しからクロスを入れるも右サイドにボールが流れる。直後に折り返しでペナルティーエリア内に攻め込むが水戸ＤＦが大きく前へ蹴り出す。
このボールに対応した札幌最終ラインのＤＦ宮が後方にバックパスを出すと弱くなり、水戸ＦＷ多田がボールをかっさらいフリーで独走。札幌ＧＰ高木との１対１となったが、多田のシュートを高木はペナルティーエリア外でうまく頭でクリアー。いきなりの大ピンチを救った。
札幌は前半１５分過ぎまでボールを持つ時間帯が増え、ＤＦラインと中盤ではボールは動く。対する水戸は守備ラインが整った状態で構えており、隙を見てのカウンターを狙っている。
するとアウエーの水戸が先にスコアを動かす。２６分、左サイドでボールを受けたＭＦ齋藤がうまいターンとドリブルから札幌守備陣２枚をいなし、ペナルティーエリア手前から右足一閃。札幌ＧＰ高木も横っ飛びで手に当てたがゴール左上にスーパーミドルが決まった。
札幌の攻撃は２８分、ＭＦ宮澤がペナルティーエリア手前から右足でミドルを放つも水戸ＧＫ西川の正面。１点ビハインドで試合を折り返す。
後半のスタートから札幌はパク・ミンギュに代え荒野を投入、同点を狙う。流れが変わらないと見るや柴田監督は１３分に宮澤→大崎、１９分に長谷川→田中宏、高尾→中村と連続して選手を入れ替え状況の打開を図る。
ペースを握った札幌は交代で入ったＤＦ中村、ＭＦ荒野、そしてキャプテン高嶺もシュートは放つが水戸の選手がことごとくシュートコースに入って防ぐ。その後も左のＭＦ田中宏、右のＭＦ近藤の両サイドを起点に猛攻を仕掛けるもゴール前で精度を欠く。
札幌は３２分、Ａバカヨコからマリオ・セルジオに代え勝負に出る。しかし、守備に回った水戸は４−４−２の３つのラインがきれいに並び、最後までほころびを見せない。結局札幌は前半の重い１点を返せず、０−１の完封負けを喫した。
データで振り返ると札幌のシュート数は１４本、水戸は６本。パス成功数は札幌５６０本に対し水戸は２３５本。ボール保持率は札幌６３％対水戸３７％と、札幌は押し込んでいたがこれもアウエー水戸の狙い通りの戦い方。水戸サポーターが掲げた横断幕の「やりきる・走り切る・勝ち切る」姿勢と、首位を争うチーム力をまざまざと見せつけられた敗戦となった。
札幌の次戦、明治安田Ｊ２第３５節対ジェフユナイテッド千葉戦は、１１月２日午後２時からアウエーのフクダ電子アリーナで行われる。
上：上段写真／前半３分、札幌ＭＦ宮澤（左）が水戸ＤＦ飯田に突っかかる激しい闘志を見せる、左後方パク・ミンギュ、右後方水戸ＭＦ加藤
上：下段写真／前半１７分、札幌ＧＰからのロングボールを水戸ＭＦ加藤（左倒れている）が前にこぼしたのを札幌ＤＦ西野（右）が拾って前線のＦＷスパチョーク（７番）にパスを出す、中央水戸ＭＦ山崎
上：下段写真／前半１７分、札幌ＧＰからのロングボールを水戸ＭＦ加藤（左倒れている）が前にこぼしたのを札幌ＤＦ西野（右）が拾って前線のＦＷスパチョーク（７番）にパスを出す、中央水戸ＭＦ山崎
上：上段写真／前半２０分、札幌ＦＷ長谷川（中央）が右サイドを駆け上がり、クロスを上げようとするがボールはゴールラインを割った、右水戸ＤＦ板倉、左ＧＫ西川（３４番）
上：下段写真／前半２１分、水戸ＧＫからのゴールキックを札幌ＤＦ西野（左）と水戸ＭＦ加藤がジャンプして競る、右水戸ＦＷ多田、奥札幌ＧＰ高木
上：下段写真／前半２１分、水戸ＧＫからのゴールキックを札幌ＤＦ西野（左）と水戸ＭＦ加藤がジャンプして競る、右水戸ＦＷ多田、奥札幌ＧＰ高木
上：上段写真／前半２６分、水戸ＭＦ齋藤（左から２人目）がドリブルで持ち込み札幌ＭＦ高嶺（６番）をかわして先制のゴールを決める、右端札幌ＭＦ宮澤（１０番）、その左ＤＦ高尾（２番）、中央水戸ＦＷ奥田（４４番）
上：中段写真／前半２６分、先制ゴールを決め両手を広げて笑顔を見せながらベンチ方向へ走る水戸ＭＦ齋藤（８番）、右ＤＦ鷹啄トラビス（９７番）、左ＭＦ加藤（９９番）、左端札幌ＭＦパク・ミンギュ
上：下段写真／前半２６分、水戸ＭＦ齋藤の先制ゴールに歓喜する水戸のサポーターたち
上：中段写真／前半２６分、先制ゴールを決め両手を広げて笑顔を見せながらベンチ方向へ走る水戸ＭＦ齋藤（８番）、右ＤＦ鷹啄トラビス（９７番）、左ＭＦ加藤（９９番）、左端札幌ＭＦパク・ミンギュ
上：下段写真／前半２６分、水戸ＭＦ齋藤の先制ゴールに歓喜する水戸のサポーターたち
上：上段写真／前半３０分、水戸右ＦＫからの攻撃を札幌ＭＦパク・ミンギュ（中央）がクリアー、反撃に転じる。他の札幌の選手左からＤＦ高尾、ＭＦ宮澤、ＤＦ宮、パクの後方ＦＷアマドゥ・バカヨコ、ＭＦ高嶺（６番）、ＧＰ高木（５１番）、ＭＦ近藤、左から５人目水戸ＦＷ奥田（４４番）
上：下段写真／前半３１分、札幌ＤＦ西野のパスを受け、切り返して前方にパスを出すＦＷアマドゥ・バカヨコ（中央）、左水戸ＭＦ山崎、右大崎
上：下段写真／前半３１分、札幌ＤＦ西野のパスを受け、切り返して前方にパスを出すＦＷアマドゥ・バカヨコ（中央）、左水戸ＭＦ山崎、右大崎
上：上段写真／前半３６分、水戸ＧＫからのロングボールに競る札幌ＤＦ宮（右）と水戸ＦＷ多田
上：下段写真／前半追加タイム１分、水戸左サイドのスローインからドリブルしようとした水戸ＭＦ加藤（右から２人目）に札幌ＭＦ高嶺の足がかかり倒してしまう、７番札幌ＦＷスパチョーク、左端水戸ＭＦ山崎（２４番）
上：下段写真／前半追加タイム１分、水戸左サイドのスローインからドリブルしようとした水戸ＭＦ加藤（右から２人目）に札幌ＭＦ高嶺の足がかかり倒してしまう、７番札幌ＦＷスパチョーク、左端水戸ＭＦ山崎（２４番）
上：上段写真／後半７分、激しくマッチアップする札幌ＭＦ高嶺（左）と水戸ＦＷ奥田
上：下段写真／後半３２分、札幌ＭＦ近藤（３３番）が右サイドから攻めるが、水戸ＤＦ大森（２番）、ＭＦ大崎（３番）に挟まれるように倒される。近藤は徹底的にマークされ思うようなプレーをさせてもらえなかった
上：下段写真／後半３２分、札幌ＭＦ近藤（３３番）が右サイドから攻めるが、水戸ＤＦ大森（２番）、ＭＦ大崎（３番）に挟まれるように倒される。近藤は徹底的にマークされ思うようなプレーをさせてもらえなかった
上：上段写真／後半４３分、途中出場していた札幌ＤＦ大崎（２５番）がＦＷスパチョークからのパスを受けて、途中出場していた水戸ＦＷ栗飯原と競りながらクロスを上げるが、水戸のＤＦ陣にクリアーされる、左端ＭＦ荒野（２７番）、右水戸ＤＦ大森（２番）
上：下段写真／後半追加タイム６分、札幌ＭＦ近藤（左）が右サイドから攻め込み、水戸ＤＦ大森と競りながらシュートを放つがゴール上に大きく外れる
上：下段写真／後半追加タイム６分、札幌ＭＦ近藤（左）が右サイドから攻め込み、水戸ＤＦ大森と競りながらシュートを放つがゴール上に大きく外れる
上：上段写真／水戸に０−１と敗れガックリの札幌の選手たち、右から膝に手をやるキャプテンＭＦ高嶺、その後方ＤＦ中村、ＭＦ荒野（２７番）、田中宏、ＧＰ高木、ＦＷマリオ・セルジオ（９０番）、ＭＦ近藤（３３番）、ＤＦ宮（５５番）、西野
上：中段写真／敗戦後、あいさつするＦＷアマドゥ・バカヨコ（２０番）、ＭＦ近藤（３３番）ら札幌の選手たち
上：下段写真／同、ゴール裏のサポーターたちにあいさつする札幌の選手たち、いつものサポーターは拍手やブーイングはともかく、選手を見守るが、この日はさっさと横断幕を片付けるなど、ほとんど無視状態？のように見えた
上：中段写真／敗戦後、あいさつするＦＷアマドゥ・バカヨコ（２０番）、ＭＦ近藤（３３番）ら札幌の選手たち
上：下段写真／同、ゴール裏のサポーターたちにあいさつする札幌の選手たち、いつものサポーターは拍手やブーイングはともかく、選手を見守るが、この日はさっさと横断幕を片付けるなど、ほとんど無視状態？のように見えた
上写真／後半３６分、選手の負傷で交代など、中断した時間に札幌ＭＦ荒野に指示を出す柴田慎吾監督（左側写真）、同じく選手に指示を出す水戸の森直樹監督（右側写真）
■北海道コンサドーレ札幌の柴田慎吾監督のコメント（一部抜粋）
「勝てなかったということに尽きると思う」
（無得点に終わった要因は？）
「ちょっとしたタイミングを逃すだとか、ラストのクオリティーを欠くだとか、得点を決める上で肝になるところでちょっとずつズレが生じたという印象」
（Ｊ１昇格に向けて状況が厳しくなった）
「おっしゃるとおり。ただし、可能性が少しでもある限り、我々は最後までベストを尽くすことに変わりはない。たとえ可能性がなくなったとしても残り４試合、日頃応援してくれている方に応える為にも、プロとして同じ熱量を持って、難しい状況ではあるが、やっていきたい」
■水戸ホーリーホックの森直樹監督のコメント（一部抜粋）
「内容というより、勝点３が欲しいゲームで、前節（千葉戦０‐１で敗戦）の悔しい思いの中、しっかりリバウンドメンタリティーを見せて、もう１回ファイティングポーズをとって、しっかり１−０で勝ち切った選手たちが素晴らしいと思っています」
■北海道コンサドーレ札幌の柴田慎吾監督のコメント（一部抜粋）
「勝てなかったということに尽きると思う」
（無得点に終わった要因は？）
「ちょっとしたタイミングを逃すだとか、ラストのクオリティーを欠くだとか、得点を決める上で肝になるところでちょっとずつズレが生じたという印象」
（Ｊ１昇格に向けて状況が厳しくなった）
「おっしゃるとおり。ただし、可能性が少しでもある限り、我々は最後までベストを尽くすことに変わりはない。たとえ可能性がなくなったとしても残り４試合、日頃応援してくれている方に応える為にも、プロとして同じ熱量を持って、難しい状況ではあるが、やっていきたい」
■水戸ホーリーホックの森直樹監督のコメント（一部抜粋）
「内容というより、勝点３が欲しいゲームで、前節（千葉戦０‐１で敗戦）の悔しい思いの中、しっかりリバウンドメンタリティーを見せて、もう１回ファイティングポーズをとって、しっかり１−０で勝ち切った選手たちが素晴らしいと思っています」
編集部 写真はいずれも石井一弘撮影
