北海道コンサドーレ札幌ピックアップ情報
一覧に戻るJ1昇格に向けてコンサドーレ始動
25・01・11
上写真/久々に集まった選手たち、戻って来た高嶺も中央で笑顔を見せる
(写真は1月6日、大和ハウス プレミストドーム、撮影・石井一弘)
2025年シーズンをJ2で戦う北海道コンサドーレ札幌が6日朝、大和ハウス プレミストドームの片隅に人工芝を張った“特設ピッチ”で始動した。この日は他の催し物会場の設営で全体を使えない為だった。
選手たちが出て来るまでかなり時間があった。練習前のミーティングで岩政大樹新監督が、昨年の試合を見た上で、自ら作成した約10分間の映像を見せ「選手、コーチ陣全員に落とし込んで欲しい」という意図があったようだ。
選手たちを見ると、この日の朝刊で既に報道されていたベルギーのKVコルトレイクから3季ぶりに戻って来たMF高嶺朋樹がいた。「本当だったんだ」、というのが実感だった。また昨年中心だったMF青木、近藤、途中加入ながら左のDFでレギュラーを獲得したパク・ミンギュもいて一安心。
落ち着いてから見渡すと、昨年途中から急遽補強されたものの不本意な成績だったFWバカヨコはいたが、MFスパチョーク、FWサンチェスがいないことに気が付いてドキッとした。慌ててクラブ広報に聞いたところ、「サンチェスは飛行機が丸1日遅れたためで、もうそろそろ到着しますよ。スパチョークはタイ代表チームのイベントで欠席しているだけでコンサドーレに残ります」という答えでほっとした。
今季契約に合意した32人で、当日欠席となったこの2人を除く30人が参加していた。トレーニングそのものは、ボールを使って体をほぐし、軽いドリブルなど約1時間程度。これを指導していたのが、新任の山田修市フィジカルコーチだった。
トレーニングの後、近藤選手と岩政監督が報道陣の質問に答え今季の抱負などを話したが、その中で岩政監督が高嶺の移籍について、「これはJリーグ全体の問題なのだが、現在、生きのいい選手は外国へ行っている。Jリーグはその上のベテランと若手で構成されていていびつである(日本代表チームのほとんどの選手が外国チーム所属という意味だと思う)。そういう意味で高嶺が戻って来たという事は意義あることで、大変嬉しい」と言っていた。自チームのみならずJリーグ全体のことを考えているようで、視野の広さに興味を持った。
(写真は1月6日、大和ハウス プレミストドーム、撮影・石井一弘)
2025年シーズンをJ2で戦う北海道コンサドーレ札幌が6日朝、大和ハウス プレミストドームの片隅に人工芝を張った“特設ピッチ”で始動した。この日は他の催し物会場の設営で全体を使えない為だった。
選手たちが出て来るまでかなり時間があった。練習前のミーティングで岩政大樹新監督が、昨年の試合を見た上で、自ら作成した約10分間の映像を見せ「選手、コーチ陣全員に落とし込んで欲しい」という意図があったようだ。
選手たちを見ると、この日の朝刊で既に報道されていたベルギーのKVコルトレイクから3季ぶりに戻って来たMF高嶺朋樹がいた。「本当だったんだ」、というのが実感だった。また昨年中心だったMF青木、近藤、途中加入ながら左のDFでレギュラーを獲得したパク・ミンギュもいて一安心。
落ち着いてから見渡すと、昨年途中から急遽補強されたものの不本意な成績だったFWバカヨコはいたが、MFスパチョーク、FWサンチェスがいないことに気が付いてドキッとした。慌ててクラブ広報に聞いたところ、「サンチェスは飛行機が丸1日遅れたためで、もうそろそろ到着しますよ。スパチョークはタイ代表チームのイベントで欠席しているだけでコンサドーレに残ります」という答えでほっとした。
今季契約に合意した32人で、当日欠席となったこの2人を除く30人が参加していた。トレーニングそのものは、ボールを使って体をほぐし、軽いドリブルなど約1時間程度。これを指導していたのが、新任の山田修市フィジカルコーチだった。
トレーニングの後、近藤選手と岩政監督が報道陣の質問に答え今季の抱負などを話したが、その中で岩政監督が高嶺の移籍について、「これはJリーグ全体の問題なのだが、現在、生きのいい選手は外国へ行っている。Jリーグはその上のベテランと若手で構成されていていびつである(日本代表チームのほとんどの選手が外国チーム所属という意味だと思う)。そういう意味で高嶺が戻って来たという事は意義あることで、大変嬉しい」と言っていた。自チームのみならずJリーグ全体のことを考えているようで、視野の広さに興味を持った。
上写真/走りながら体をほぐしていく選手たち
上写真/片足立ちでボールを高く上げ、バランス感覚を養う選手たち
上写真/ボールの感触を楽しむ荒野(左)と晴れてプロの一員となった木戸
上写真/ドリブルする昨年ドームMVP賞の青木(左)と戻って来た高嶺
上写真/昨年途中の入団で不完全燃焼のバカヨコ(左)と期限付き移籍から戻った中島がFW同士で話し込む
上写真/選手たちの動きを見守る岩政大樹新監督(左)
上写真/トレーニングを終え岩政新監督の話を聞く選手たち
上写真/トレーニングを終え、初日の印象を報道陣に話す岩政新監督
上写真/記者団の質問でチームに残った決断や今年の抱負を語る近藤選手。近藤は昨年12月中旬に「J1昇格へサポーターとともに戦いたい」との意思を示し残留を明言していた
写真・文 石井一弘