北海道コンサドーレ札幌ピックアップ情報
一覧に戻るＪ１第２３節（７月１３日）強豪神戸とホームで１−１のドロー
24･07･16
上写真／前列左からＭＦ菅、浅野、青木、馬場、ＦＷ大森、後列左からＧＫ菅野、ＦＷ鈴木（７番）、ＤＦ高尾、中村、岡村、ＭＦ大��（２５番）、前節の青木に続いてこの試合から浅野が復帰、古巣対決の大��がボランチ、３日前の天皇杯山形戦でゴールした大森が鈴木との2トップを組むなど、幾分陣容が整ってきた
（写真は７月１３日、札幌ドーム、撮影・石井一弘）
７月１３日、札幌ドームで行われた明治安田Ｊ１第２３節、北海道コンサドーレ札幌対ヴィッセル神戸の試合は、札幌が先制するも後半神戸に追いつかれ１−１のドロー決着。札幌が９試合ぶりに勝ち点をつかんだ。
首位争いに留まりたい４位神戸と、最下位からの逆襲にかけたい札幌との一戦。ホームの札幌ドームには１６，４９５人がつめかけた。
札幌の先発は、ＧＫ菅野孝憲、ＤＦ�眸�瑠、岡村大八、中村桐耶。ＭＦは右に浅野雄也、左に菅大輝、ボランチに大��玲央、馬場晴也。前線はトップ下にＭＦ青木亮太、２トップにＦＷ大森真吾と鈴木武蔵を置いた３−４−１−２。控えは、ＧＫ中野小次郎、ＤＦ岡田大和、ＭＦ長谷川竜也、田中宏武、原康介、田中克幸、ＦＷ出間思努。
神戸の先発は、ＧＫ前川黛也、ＤＦ初瀬亮、山川哲史、マテウス・トゥーレル、本多勇喜。ＭＦ扇原貴宏、山口蛍、山内翔。前線にＭＦ広瀬陸斗、ＦＷ武藤嘉紀、大迫勇也の４−３−３。控えは、ＧＫオビ・パウエル・オビンナ、ＤＦ岩波拓也、菊池流帆、ＭＦ飯野七聖、佐々木大樹、井手口陽介、ＦＷジェアン・パトリッキ。
試合は１４時３分、神戸ボールでキックオフ。札幌は菅の縦への仕掛けと、復帰した浅野、青木がトップの鈴木、大森と絡み攻撃の形を作る。試合の入りも悪くない。
対する神戸は、中央の大迫のポストプレーと、右の武藤、左の広瀬の３トップを生かして札幌陣内に入ってくる。神戸の最初の決定機は前半６分、札幌のクリアーを拾ったＭＦ広瀬が右サイドから、札幌ゴール前を横切る絶妙なアーリークロス。これを左サイドから走り込んだ広瀬が至近距離からワンタッチで合わせるも、左ポストを叩いた。
立ち上がりのピンチを救われた形の札幌は、ボールを保持しながらチャンスをうかがう。後ろのＤＦ大��からのパスも攻撃の起点となっている。札幌は１５分にＤＦ馬場の低弾道ミドルシュート、２０分にＭＦ菅の左からのシュートもそれぞれ神戸ＧＫ前川の正面。相手より出足も早く流れをつかんだ。
すると３８分、ペナルティーエリア手前で鈴木が倒されフリーキック獲得。狙うのは左足の菅か右足の青木か。中央やや右の位置から蹴ったのは青木。弧を描いたボールが右サイドに突き刺さる見事な先制ゴール。ＧＫ前川は目で軌道を追うだけだった。
「この日の札幌は違うぞ」。前半１点リードで試合を折り返す。
後半スタートの交代は、神戸が山内からＭＦ佐々木に代え、早い時間帯で同点を狙いに来る。神戸は後半開始早々の３分、連続して左サイドから崩しにかかり、交代で入った佐々木がペナルティーエリア内左から浮き球のクロス。札幌はゴール前の人数はそろっていたが、ＤＦ岡村が背後を取られ、神戸ＦＷ大迫にヘディングで叩き込まれた。
同点に追いつかれた札幌は１９分、浅野→ＭＦ田中宏、大森→ＭＦ長谷川の２枚替え。神戸も２４分、広瀬→Ｊパトリッキ投入。互いに追加点を狙う。
どちらに転ぶか分からない展開の中、札幌が絶好のチャンスを迎える。２７分、ペナルティーエリア内左で菅がボールを受け、中に切り込もうとしたところ神戸ＤＦ初瀬に足を引っかけられＰＫ獲得。３０分、蹴るのはリーグ戦で無得点が続く鈴木。個人としても、チームとしても大事なＰＫだったが、右足で蹴ったボールは力無く神戸ＧＫ前川がキャッチ。蹴る前から前川が大きく見えた。
勝利を諦めない札幌は３３分、大��からＤＦ岡田に代える。ピンチを脱した神戸も３４分、本多に代えＤＦ菊池を入れる。神戸は終盤の４０分、初瀬→ＭＦ飯野、扇原→ＭＦ井手口の２枚替え、札幌も同分に菅からＭＦ田中克を入れ、最後まで勝ち点３を狙う。
結局、アディショナルタイムを含め両チームに追加点は生まれず１−１のままタイムアップ。札幌は昨季のＪ王者神戸に対し価値あるドローとも言えるが、勝ち点２を失った印象の試合だった。
札幌の次戦、明治安田Ｊ１第２４節浦和レッズ戦は、７月２０日午後７時からアウエーの埼玉スタジアム２００２で行われる。
（写真は７月１３日、札幌ドーム、撮影・石井一弘）
７月１３日、札幌ドームで行われた明治安田Ｊ１第２３節、北海道コンサドーレ札幌対ヴィッセル神戸の試合は、札幌が先制するも後半神戸に追いつかれ１−１のドロー決着。札幌が９試合ぶりに勝ち点をつかんだ。
首位争いに留まりたい４位神戸と、最下位からの逆襲にかけたい札幌との一戦。ホームの札幌ドームには１６，４９５人がつめかけた。
札幌の先発は、ＧＫ菅野孝憲、ＤＦ�眸�瑠、岡村大八、中村桐耶。ＭＦは右に浅野雄也、左に菅大輝、ボランチに大��玲央、馬場晴也。前線はトップ下にＭＦ青木亮太、２トップにＦＷ大森真吾と鈴木武蔵を置いた３−４−１−２。控えは、ＧＫ中野小次郎、ＤＦ岡田大和、ＭＦ長谷川竜也、田中宏武、原康介、田中克幸、ＦＷ出間思努。
神戸の先発は、ＧＫ前川黛也、ＤＦ初瀬亮、山川哲史、マテウス・トゥーレル、本多勇喜。ＭＦ扇原貴宏、山口蛍、山内翔。前線にＭＦ広瀬陸斗、ＦＷ武藤嘉紀、大迫勇也の４−３−３。控えは、ＧＫオビ・パウエル・オビンナ、ＤＦ岩波拓也、菊池流帆、ＭＦ飯野七聖、佐々木大樹、井手口陽介、ＦＷジェアン・パトリッキ。
試合は１４時３分、神戸ボールでキックオフ。札幌は菅の縦への仕掛けと、復帰した浅野、青木がトップの鈴木、大森と絡み攻撃の形を作る。試合の入りも悪くない。
対する神戸は、中央の大迫のポストプレーと、右の武藤、左の広瀬の３トップを生かして札幌陣内に入ってくる。神戸の最初の決定機は前半６分、札幌のクリアーを拾ったＭＦ広瀬が右サイドから、札幌ゴール前を横切る絶妙なアーリークロス。これを左サイドから走り込んだ広瀬が至近距離からワンタッチで合わせるも、左ポストを叩いた。
立ち上がりのピンチを救われた形の札幌は、ボールを保持しながらチャンスをうかがう。後ろのＤＦ大��からのパスも攻撃の起点となっている。札幌は１５分にＤＦ馬場の低弾道ミドルシュート、２０分にＭＦ菅の左からのシュートもそれぞれ神戸ＧＫ前川の正面。相手より出足も早く流れをつかんだ。
すると３８分、ペナルティーエリア手前で鈴木が倒されフリーキック獲得。狙うのは左足の菅か右足の青木か。中央やや右の位置から蹴ったのは青木。弧を描いたボールが右サイドに突き刺さる見事な先制ゴール。ＧＫ前川は目で軌道を追うだけだった。
「この日の札幌は違うぞ」。前半１点リードで試合を折り返す。
後半スタートの交代は、神戸が山内からＭＦ佐々木に代え、早い時間帯で同点を狙いに来る。神戸は後半開始早々の３分、連続して左サイドから崩しにかかり、交代で入った佐々木がペナルティーエリア内左から浮き球のクロス。札幌はゴール前の人数はそろっていたが、ＤＦ岡村が背後を取られ、神戸ＦＷ大迫にヘディングで叩き込まれた。
同点に追いつかれた札幌は１９分、浅野→ＭＦ田中宏、大森→ＭＦ長谷川の２枚替え。神戸も２４分、広瀬→Ｊパトリッキ投入。互いに追加点を狙う。
どちらに転ぶか分からない展開の中、札幌が絶好のチャンスを迎える。２７分、ペナルティーエリア内左で菅がボールを受け、中に切り込もうとしたところ神戸ＤＦ初瀬に足を引っかけられＰＫ獲得。３０分、蹴るのはリーグ戦で無得点が続く鈴木。個人としても、チームとしても大事なＰＫだったが、右足で蹴ったボールは力無く神戸ＧＫ前川がキャッチ。蹴る前から前川が大きく見えた。
勝利を諦めない札幌は３３分、大��からＤＦ岡田に代える。ピンチを脱した神戸も３４分、本多に代えＤＦ菊池を入れる。神戸は終盤の４０分、初瀬→ＭＦ飯野、扇原→ＭＦ井手口の２枚替え、札幌も同分に菅からＭＦ田中克を入れ、最後まで勝ち点３を狙う。
結局、アディショナルタイムを含め両チームに追加点は生まれず１−１のままタイムアップ。札幌は昨季のＪ王者神戸に対し価値あるドローとも言えるが、勝ち点２を失った印象の試合だった。
札幌の次戦、明治安田Ｊ１第２４節浦和レッズ戦は、７月２０日午後７時からアウエーの埼玉スタジアム２００２で行われる。
上：上段写真／前半１３分、神戸ＭＦ山内（中央下）のボールをこの試合から復帰した札幌ＭＦ浅野（１８番）とＤＦ岡村（右から３人目）が果敢に奪いに行く、左端ＦＷ大森（２３番）、右端神戸ＤＦマテウス・トゥーレル（３番）、その左ＭＦ広瀬（２３番）
上：下段写真／前半１５分、札幌に加入し古巣対決となったＭＦ大��（２５番）が右から左へドリブルで駆け上がる、左神戸ＭＦ扇原（６番）
上：下段写真／前半１５分、札幌に加入し古巣対決となったＭＦ大��（２５番）が右から左へドリブルで駆け上がる、左神戸ＭＦ扇原（６番）
上：左側写真／前半２８分、札幌自陣ＭＦ菅からのロングパスを受けＦＷ大森がシュートするが上に大きく外す、左神戸ＭＦ山内（３０番）
上：右側写真／前半２８分、札幌ＦＷ大森がシュートを外し悔しがる、左神戸ＭＦ山内（３０番）
上：右側写真／前半２８分、札幌ＦＷ大森がシュートを外し悔しがる、左神戸ＭＦ山内（３０番）
上：上段写真／札幌ＦＷ鈴木が倒されて得たＦＫで前半３９分、ＭＦ菅（４番）と共に選手の位置を指示する青木（１１番）
上：下段写真／前半３９分、札幌ＭＦ青木がＦＫで先制点を決め、チームメイトに手荒い祝福を受ける、左からＤＦ岡村、ＭＦ馬場、青木、その後方ＤＦ中村、ＭＦ菅（４番）、ＦＷ大森、鈴木
上：下段写真／前半３９分、札幌ＭＦ青木がＦＫで先制点を決め、チームメイトに手荒い祝福を受ける、左からＤＦ岡村、ＭＦ馬場、青木、その後方ＤＦ中村、ＭＦ菅（４番）、ＦＷ大森、鈴木
上：上段写真／後半３分、後半から出場したばかりの神戸ＭＦ佐々木（左端）がＦＷ武藤からのパスを受け、大迫の同点弾をアシストするクロスを入れる、札幌の選手は左ＭＦ馬場（８８番）、その右ＤＦ高尾（２番）
上：中段写真／後半３分、神戸ＦＷ大迫（１０番）が左サイドからＭＦ佐々木の入れたクロスに頭で合わせて同点とする、その左ＭＦ山口（９６番）、札幌の選手は左からＤＦ岡村、ＧＫ菅野（１番）、ＦＷ鈴木（７番）
上：下段写真／後半３分、同点弾を決め「してやったり！」の神戸ＦＷ大迫（中央）に悔しい表情の札幌ＧＫ菅野（右）、左はＦＷ鈴木
上：中段写真／後半３分、神戸ＦＷ大迫（１０番）が左サイドからＭＦ佐々木の入れたクロスに頭で合わせて同点とする、その左ＭＦ山口（９６番）、札幌の選手は左からＤＦ岡村、ＧＫ菅野（１番）、ＦＷ鈴木（７番）
上：下段写真／後半３分、同点弾を決め「してやったり！」の神戸ＦＷ大迫（中央）に悔しい表情の札幌ＧＫ菅野（右）、左はＦＷ鈴木
上：上段写真／後半１５分、札幌ＭＦ浅野（中央）が菅のロングパスを受けシュートするが、負傷からの復帰第１戦とあってか？ジャストミートせず、ＧＫにキャッチされる、左神戸ＤＦ山川
上：下段写真／後半２５分、神戸ＦＷ武藤（右）からボールを奪う札幌ＭＦ馬場
上：下段写真／後半２５分、神戸ＦＷ武藤（右）からボールを奪う札幌ＭＦ馬場
上：上段写真／後半２８分、札幌ＭＦ田中宏（中央奥）のクロスを受けた菅がゴール前に飛び込むが神戸ＤＦ初瀬（左）に倒されＰＫを得る、左から２人目途中出場していたＭＦ長谷川
上：下段写真／後半２８分、神戸ＤＦ初瀬（１９番）に倒された札幌ＭＦ菅（４番）に笑顔で走り寄る長谷川（１６番）、右端青木も拍手、その左ガックリとひざに手をやる神戸ＦＷ武藤、後ろで福島主審がＰＫを指さしている
上：下段写真／後半２８分、神戸ＤＦ初瀬（１９番）に倒された札幌ＭＦ菅（４番）に笑顔で走り寄る長谷川（１６番）、右端青木も拍手、その左ガックリとひざに手をやる神戸ＦＷ武藤、後ろで福島主審がＰＫを指さしている
上：上段写真／後半３０分、札幌ＭＦ菅が倒されて得たＰＫをＦＷ鈴木（７番）が蹴ったが、神戸ＧＫ前川に止められる、右神戸ＤＦマテウス・トゥーレル、左途中出場していたジェアン・パトリッキ、その奥札幌ＭＦ田中宏（３０番）
上：下段写真／後半３０分、札幌ＦＷ鈴木がＰＫを止められピッチに倒れ込む、中央左神戸ＭＦ山口（９６番）、右にＤＦマテウス・トゥーレル（３番）、右奥札幌ＭＦ田中宏
上：下段写真／後半３０分、札幌ＦＷ鈴木がＰＫを止められピッチに倒れ込む、中央左神戸ＭＦ山口（９６番）、右にＤＦマテウス・トゥーレル（３番）、右奥札幌ＭＦ田中宏
上：上段左側写真／後半３９分、神戸ＦＷ大迫（１０番）に果敢に突っ込んでいく札幌ＤＦ岡田、１０日の天皇杯山形戦で２ゴールし、この試合途中出場していた、右神戸ＦＷ武藤（１１番）
上：上段右側写真／試合が引き分けに終わり、ＰＫを止められ勝利を逃した札幌ＦＷ鈴木（７番）がピッチにしゃがみ込み、ＧＫ菅野が声をかける
上：下段写真／１−１の引き分けに終わり大魚を逃して悔しい札幌イレブン、左からＧＫ菅野、その後方ＭＦ青木、長谷川、ＤＦ高尾（２番）、うなだれるＦＷ鈴木、ＤＦ岡村、岡田、ＭＦ田中克、田中宏（３０番）、ＤＦ中村（６番）、ＭＦ馬場（８８番）
上：上段右側写真／試合が引き分けに終わり、ＰＫを止められ勝利を逃した札幌ＦＷ鈴木（７番）がピッチにしゃがみ込み、ＧＫ菅野が声をかける
上：下段写真／１−１の引き分けに終わり大魚を逃して悔しい札幌イレブン、左からＧＫ菅野、その後方ＭＦ青木、長谷川、ＤＦ高尾（２番）、うなだれるＦＷ鈴木、ＤＦ岡村、岡田、ＭＦ田中克、田中宏（３０番）、ＤＦ中村（６番）、ＭＦ馬場（８８番）
上：左側写真／前半１７分、札幌ＦＷ大森に対する神戸ＤＦマテウス・トゥーレルのファールに怒り心頭、福島主審に抗議するペトロビッチ監督
上：右側写真／前半２３分、神戸ＤＦ本多に厳しい表情で指示を出す吉田孝行監督
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント（一部抜粋）
「最終的には今日の試合での目標であった勝点３獲得に届かなったことについては、非常にガッカリしています。チームは素晴らしい、力強いプレーを見せてくれたと思います。勝利がつかめそうで、残念ながらつかめなかった。そういうゲームでした」
■ヴィッセル神戸の吉田孝行監督のコメント（一部抜粋）
「結果に関しては引き分け。内容的にも相手を上回っていたわけではないので、妥当な結果かなと思う。前半の入りから何本か決定機がありながらも決め切れず、徐々に相手にセカンドボールを拾われてからのカウンターというシーンが増えたと思う。自分たちも前半の途中から徐々に攻められなくなったので、後半、佐々木（大樹）を入れて起点と背後へのアクションをもう一度チームで整理した。後半は入りも良かったし、流れも自分たちに引き寄せたと思う。ただし、その中で同点には追いついたものの、“もう１点”というところは課題かなと思う」
上：右側写真／前半２３分、神戸ＤＦ本多に厳しい表情で指示を出す吉田孝行監督
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント（一部抜粋）
「最終的には今日の試合での目標であった勝点３獲得に届かなったことについては、非常にガッカリしています。チームは素晴らしい、力強いプレーを見せてくれたと思います。勝利がつかめそうで、残念ながらつかめなかった。そういうゲームでした」
■ヴィッセル神戸の吉田孝行監督のコメント（一部抜粋）
「結果に関しては引き分け。内容的にも相手を上回っていたわけではないので、妥当な結果かなと思う。前半の入りから何本か決定機がありながらも決め切れず、徐々に相手にセカンドボールを拾われてからのカウンターというシーンが増えたと思う。自分たちも前半の途中から徐々に攻められなくなったので、後半、佐々木（大樹）を入れて起点と背後へのアクションをもう一度チームで整理した。後半は入りも良かったし、流れも自分たちに引き寄せたと思う。ただし、その中で同点には追いついたものの、“もう１点”というところは課題かなと思う」
編集部 写真はいずれも石井一弘撮影
