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J1第18節(6月15日)降格圏の直接対決は京都に完封負け

24・06・17
 6月15日、サンガスタジアム by KYOCERAで行われた明治安田J1第18節、北海道コンサドーレ札幌対京都サンガF.C.の試合は、前半で京都に2得点を奪われた札幌が0−2の完封負けを喫した。

 前節まで2勝5分10敗の勝ち点11で並び、得失点差で19位の京都と20位札幌の一戦。降格圏同士の直接対決ということもあり、スタジアムには11,182人が駆けつけた。

 札幌の先発は、GK菅野孝憲、DF西野奨太、岡村大八、中村桐耶。MFは右のワイドに近藤友喜、左に田中宏武、ボランチに馬場晴也と荒野拓馬。2シャドーにMF小林祐希と駒井善成。ワントップにFW鈴木武蔵を配置し、背水の陣で臨む。控えは、GK児玉潤、DF家泉怜依、眸瑠、MF長谷川竜也、原康介、田中克幸、FW出間思努。

 京都の先発は、GKク・ソンユン、DF福田心之助、宮本優太、鈴木義宜、佐藤響(MF登録)。MF川颯太、金子大毅、平戸太貴。FW豊川雄太、原大智、松田天馬(MF登録)。ホーム戦初勝利と下位脱出を狙うメンバーを並べる。控えは、GK太田岳志、DF鈴木冬一、アピアタウィア・久、MF福岡慎平、FW山凌吾、一美和成、マルコ・トゥーリオ。

 試合は19時3分、札幌ボールでキックオフ。札幌は両サイドとFW鈴木を起点にボールを運び、京都は191センチの大型FWの原を目掛けてロングボールも入れながら、攻撃の機会をうかがう。

 札幌は前半3分、GK菅野のロングキックから、右サイドのMF近藤がうまく抜け出し、ペナルティーエリア内で相手DFを抑えながら右足シュート。これは京都GKクがはじき、こぼれ球をMF小林が左足ボレーで狙うも枠外。惜しいチャンスだった。

 札幌は左のMF田中宏、右の近藤とサイドからの攻撃に期待が持てた。しかし、先制点はホームの京都。

 京都のボール保持が続いていた18分、右サイドで京都の3人がうまく連動し、奧深くに進入したDF福田がグラウンダークロス。ペナルティーエリア内を横切ったボールに、ファーでフリーとなった松田天が抑え込むような右足ボレーで先制。札幌の3バックとマンツーマンを逆手に取る京都の3人目の動きで裏のスペースを見事につかれた。

 札幌は気落ちしたのか直後の20分、自軍ペナルティーエリア内でGK菅野とDF馬場のつなぎのパスを京都の松田に狙われボールを奪われる。こぼれたボールが中央の京都FW豊川にわたり、右足であっさりと追加点。

 前半、起きてはならないミスも絡み0−2の2点ビハインドで試合を折り返す。

 流れを変えたい札幌は、後半スタートからDF西野に代えMF長谷川を投入。長谷川をシャドーの位置に入れ、駒井と馬場のボジジョンをそれぞれ1つずつ下げた。まずは1点を返したい。

 札幌は後半2分、右から左への大きな展開から最後はDF中村がペナルティーエリアに入ったところから右足シュート。これはクの正面でゴールならず。続く4分にも左サイドで田中宏の突破からのクロスに逆サイドの近藤がゴールエリア付近でワンタッチで合わせるも京都GKクがスーパーセーブ。これは元札幌のクを褒めるしかないか。

 13分には、京都の左コーナーキックから京都DF鈴木義に打点の高いヘディングでゴールに叩き込まれたが、VAR判定の結果、直前のプレーでファールがあったとしてノーゴール。札幌は救われた形となった。

 攻めるしかない札幌に対し、しっかりとブロックを敷いて守る京都。ゴールをこじ開けたい札幌は28分、小林から田中克を投入。同分に京都は豊川に代え山崎を入れた。続く33分、京都は佐藤から鈴木冬に代える。

 終盤に向け硬直状態となると、ここから互いに交代カードを忙しく切る。39分、札幌は田中宏OUT→原IN。逃げ切りを図る京都は41分、平戸→アピアタウィア、原→一美の2枚替え。45分札幌は荒野に代え家泉投入。

 アディショナルタイムは10分もあったが、後半スコアは動かず。結局、前半の内に2点を奪った京都がそのまま勝利。札幌は下位同士の直接対決で0−2と痛恨の完封負けとなった。

 札幌の次戦、明治安田J1第19節横浜F・マリノス戦は、6月23日午後2時から札幌ドームで行われる。


■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント(一部抜粋)
 「我々にとって、非常に痛い敗戦です。さらに厳しい状況になりましたが、まだ試合はたくさん残されています。自分たちが挽回できるチャンスが残されている中で、いくつかのテーマは修正していかなければなりません。いまは特に攻撃的な選手で質の高い選手がケガで離脱していますが、そういう選手が戻ってくれば自分たちの得点やチャンスが上がっていくと思いますし、ポイントも積み重ねる状況ができるのではないかと思っています」

■京都サンガF.C.の諜裁監督のコメント(一部抜粋)
 「今年はホームスタジアムでなかなか勝てない中、あれだけの人が雨にもかかわらずスタジアムへ来てくれた。その思いに応えた選手たちは勇敢だったと思います。札幌さんとは順位が近くて注目された試合になりましたが、僕の中では一戦一戦、相手に向かって自分たちのやれることに全力を尽くして勝つのがサンガスタイルだと思います。戦術的な狙いなどはありますが、気持ちが相手より少し勝った勝点3だったと思います」

編集部