北海道コンサドーレ札幌ピックアップ情報
一覧に戻るＪ１第１６節（５月２５日）格上鹿島に３失点、ホームで完敗
24･05･28
上写真／前列左からＭＦスパチョーク、菅、田中宏、ＤＦ馬場、ＭＦ駒井、後列左からＧＫ菅野、ＭＦ高尾、ＦＷキム・ゴンヒ、ＤＦ中村、岡村、ＭＦ荒野、調子が上向きと言われるＦＷキム・ゴンヒ、ＭＦ田中宏、高尾がＤＦで先発した
（写真は５月２５日、札幌ドーム、撮影・石井一弘）
５月２５日、札幌ドームで行われた明治安田Ｊ１第１６節、北海道コンサドーレ札幌対鹿島アントラーズの試合は、鹿島に３得点を奪われ０−３のスコアで札幌が完封負けとなった。
鹿島は第１０節から５勝１分けと６戦負けなしで首位を伺う。対する札幌はここまで２勝５分け８敗で１９位と下位から抜け出せていない。対照的な色合いとなった一戦に札幌ドームには１２，６５１人が集まった。
札幌の先発はＧＫ菅野孝憲、ＤＦ�眸�瑠、岡村大八、馬場晴也、中村桐耶。ＭＦ田中宏武、荒野拓馬、駒井善成、菅大輝。前線にＭＦスパチョーク、ＦＷキム・ゴンヒ。鹿島の攻撃に対応すべく急遽４バックを採用。けが人も多くミシャ監督の苦悩が見える。控えは、ＧＫ児玉潤、ＤＦ家泉怜依、西野奨太、ＭＦ長谷川竜也、原康介、田中克幸、ＦＷ大森真吾。
鹿島の先発は、ＧＫ早川友基、ＤＦ濃野公人、植田直通、関川郁万、安西幸輝。ＭＦ知念慶、佐野海舟、名古新太郎、仲間隼斗、師岡柊生。ＦＷ鈴木優磨。控えは、ＧＫ山田大樹、ＤＦ須貝英大、ＭＦ柴崎岳、樋口雄太、松村優太、ＦＷ垣田裕暉、チャヴリッチ。今季から就任したランコ・ポポヴィッチ監督の攻撃の形をしっかり作り要所を締めるサッカーが浸透。チームも上昇気流に乗っている。
試合は１４時３分、札幌ボールでキックオフ。立ち上がりから鹿島の圧力が勝る展開。札幌はボールを持つ時間はあるが決定機は作り出せないまま前半２０分を過ぎる。
札幌の惜しいシーンは３３分。ＧＫ菅野のパントキックからＦＷキム・ゴンヒが競り、相手ＤＦ間に落ちたボールをＭＦスパチョークがワンタッチのロングシュート。鹿島ＧＫ早川の頭の上を抜けたボールは、ゴールポスト右にわずかに外れた。
先に試合を動かしたのはアウエーの鹿島。４０分、自軍でボールを奪ってから慌てずに１０本のパスをつなぎ、最後は裏に抜けた鹿島ＭＦ名古がペナルティエリア中央から左足でシュート。一度は札幌ＧＫ菅野がセーブするも、戻ってきたボールを再度名古が左足でゴールに叩き込んで先制。１−０で試合を折り返す。
後半スタートの交代は両チーム無し。鹿島ボールでキックオフ。札幌は同点に追いつきたいところだったが、流れ変わらず追加点は鹿島。
後半１０分、札幌ＤＦからＧＫ菅野へのバックパスが短くなり、菅野はスライディングでクリアー。これが鹿島名古の目の前に転がり、約３０メートルの位置からダイレクトシュート。戻るＧＫ菅野も間に合わず札幌ゴールに流し込んだ。
１１分、鹿島は師岡からＦＷチャヴリッチに交代。押し込まれている札幌は１７分、高尾→ＭＦ長谷川、キム・ゴンヒ→ＤＦ家泉、田中宏→ＭＦ原、中村→ＭＦ田中克と一気の４枚替えで打開を図る。
札幌がフレッシュな選手でスイッチが入るかと見るや、鹿島は２５分名古からＤＦ樋口、仲間からＭＦ柴崎を投入。札幌に付け入る隙を与えない。
すると４２分、試合を決めたのは鹿島。右ＣＫからＤＦ樋口が右足でニアに蹴り込む。ここに走り込んだチャヴリッチがうまい右足ワンタッチでゴール右上に決めた。
アディショナルタイムに入り鹿島は、鈴木からＭＦ松村、濃野からＤＦ須貝の２枚を入れる万全な体制。そのまま３−０でアウエーの鹿島が勝利。札幌は力の差を見せつけられる敗戦となった。
札幌の次戦、Ｊ１第１７節東京ヴェルディ戦は、６月２日午後１時５分からアウエーの味の素スタジアムで行われる。
（写真は５月２５日、札幌ドーム、撮影・石井一弘）
５月２５日、札幌ドームで行われた明治安田Ｊ１第１６節、北海道コンサドーレ札幌対鹿島アントラーズの試合は、鹿島に３得点を奪われ０−３のスコアで札幌が完封負けとなった。
鹿島は第１０節から５勝１分けと６戦負けなしで首位を伺う。対する札幌はここまで２勝５分け８敗で１９位と下位から抜け出せていない。対照的な色合いとなった一戦に札幌ドームには１２，６５１人が集まった。
札幌の先発はＧＫ菅野孝憲、ＤＦ�眸�瑠、岡村大八、馬場晴也、中村桐耶。ＭＦ田中宏武、荒野拓馬、駒井善成、菅大輝。前線にＭＦスパチョーク、ＦＷキム・ゴンヒ。鹿島の攻撃に対応すべく急遽４バックを採用。けが人も多くミシャ監督の苦悩が見える。控えは、ＧＫ児玉潤、ＤＦ家泉怜依、西野奨太、ＭＦ長谷川竜也、原康介、田中克幸、ＦＷ大森真吾。
鹿島の先発は、ＧＫ早川友基、ＤＦ濃野公人、植田直通、関川郁万、安西幸輝。ＭＦ知念慶、佐野海舟、名古新太郎、仲間隼斗、師岡柊生。ＦＷ鈴木優磨。控えは、ＧＫ山田大樹、ＤＦ須貝英大、ＭＦ柴崎岳、樋口雄太、松村優太、ＦＷ垣田裕暉、チャヴリッチ。今季から就任したランコ・ポポヴィッチ監督の攻撃の形をしっかり作り要所を締めるサッカーが浸透。チームも上昇気流に乗っている。
試合は１４時３分、札幌ボールでキックオフ。立ち上がりから鹿島の圧力が勝る展開。札幌はボールを持つ時間はあるが決定機は作り出せないまま前半２０分を過ぎる。
札幌の惜しいシーンは３３分。ＧＫ菅野のパントキックからＦＷキム・ゴンヒが競り、相手ＤＦ間に落ちたボールをＭＦスパチョークがワンタッチのロングシュート。鹿島ＧＫ早川の頭の上を抜けたボールは、ゴールポスト右にわずかに外れた。
先に試合を動かしたのはアウエーの鹿島。４０分、自軍でボールを奪ってから慌てずに１０本のパスをつなぎ、最後は裏に抜けた鹿島ＭＦ名古がペナルティエリア中央から左足でシュート。一度は札幌ＧＫ菅野がセーブするも、戻ってきたボールを再度名古が左足でゴールに叩き込んで先制。１−０で試合を折り返す。
後半スタートの交代は両チーム無し。鹿島ボールでキックオフ。札幌は同点に追いつきたいところだったが、流れ変わらず追加点は鹿島。
後半１０分、札幌ＤＦからＧＫ菅野へのバックパスが短くなり、菅野はスライディングでクリアー。これが鹿島名古の目の前に転がり、約３０メートルの位置からダイレクトシュート。戻るＧＫ菅野も間に合わず札幌ゴールに流し込んだ。
１１分、鹿島は師岡からＦＷチャヴリッチに交代。押し込まれている札幌は１７分、高尾→ＭＦ長谷川、キム・ゴンヒ→ＤＦ家泉、田中宏→ＭＦ原、中村→ＭＦ田中克と一気の４枚替えで打開を図る。
札幌がフレッシュな選手でスイッチが入るかと見るや、鹿島は２５分名古からＤＦ樋口、仲間からＭＦ柴崎を投入。札幌に付け入る隙を与えない。
すると４２分、試合を決めたのは鹿島。右ＣＫからＤＦ樋口が右足でニアに蹴り込む。ここに走り込んだチャヴリッチがうまい右足ワンタッチでゴール右上に決めた。
アディショナルタイムに入り鹿島は、鈴木からＭＦ松村、濃野からＤＦ須貝の２枚を入れる万全な体制。そのまま３−０でアウエーの鹿島が勝利。札幌は力の差を見せつけられる敗戦となった。
札幌の次戦、Ｊ１第１７節東京ヴェルディ戦は、６月２日午後１時５分からアウエーの味の素スタジアムで行われる。
上写真／前半２分、札幌ＤＦ馬場（後）が鹿島ＦＷ鈴木を羽交い絞め？で倒し、ファールを取られる、左後方ＭＦ荒野
上：上段写真／前半１０分、札幌ＭＦ駒井（右）が鹿島ＤＦ安西（２番）と競って宙を飛ぶ、中央奥は鹿島ＭＦ知念（１３番）
上：下段写真／前半１８分、札幌ＤＦ高尾（２番）が鹿島ＭＦ仲間（３３番）のボールを猛然と奪いに行く
上：下段写真／前半１８分、札幌ＤＦ高尾（２番）が鹿島ＭＦ仲間（３３番）のボールを猛然と奪いに行く
上：上段写真／前半２０分、札幌ＭＦ駒井が鹿島ＭＦ知念（左端）と佐野（２５番）を通してパスを出し前線に走り出す、右端札幌ＦＷキム・ゴンヒ（１３番）、左後方ＭＦ荒野、その右ＤＦ岡村
上：下段写真／前半３２分、札幌ＤＦ馬場（右端）が鹿島ＭＦ名古に猛然と突っ込んで倒し、イエローカードをもらう、左端札幌ＭＦ高尾と田中宏（３０番）
上：下段写真／前半３２分、札幌ＤＦ馬場（右端）が鹿島ＭＦ名古に猛然と突っ込んで倒し、イエローカードをもらう、左端札幌ＭＦ高尾と田中宏（３０番）
上写真／前半３３分、札幌ＭＦスパチョークが、ＧＫ菅野からのロングボールをＦＷキム・ゴンヒが頭で前に落したボールを受け、相手ＧＫの位置を見てロングシュート。これは惜しくも右に外れ突っ伏して悔しがった後、立ち上がる
上：上段写真／前半４０分、鹿島ＭＦ名古（３０番）がＦＷ師岡の縦パスを受けシュートするが、札幌ＧＫ菅野（左奥）が一度セーブしてはじく、右端札幌ＤＦ中村（６番）、その奥すべり込む馬場、２７番はＭＦ荒野
上：中段写真／前半４０分、鹿島ＭＦ名古のシュートを札幌ＧＫ菅野（中央奥）が一旦は止めたが、ボールが前にこぼれ、再度名古（中央）にシュートされ先制される、２番は懸命にすべり込んだＭＦ高尾、５番は鹿島ＤＦ関川、１３番ＭＦ知念、右端札幌ＭＦ荒野（２７番）
上：下段写真／前半４０分、鹿島ＭＦ名古に先制点を決められガックリする札幌ＧＫ菅野（中央右）、ＤＦ中村（６番）、その左は足を押さえるＤＦ高尾、右端ＭＦ荒野、左ハイタッチして喜ぶ鹿島ＤＦ安西（２番）と実質アシストしたＦＷ師岡（３６番）
上：中段写真／前半４０分、鹿島ＭＦ名古のシュートを札幌ＧＫ菅野（中央奥）が一旦は止めたが、ボールが前にこぼれ、再度名古（中央）にシュートされ先制される、２番は懸命にすべり込んだＭＦ高尾、５番は鹿島ＤＦ関川、１３番ＭＦ知念、右端札幌ＭＦ荒野（２７番）
上：下段写真／前半４０分、鹿島ＭＦ名古に先制点を決められガックリする札幌ＧＫ菅野（中央右）、ＤＦ中村（６番）、その左は足を押さえるＤＦ高尾、右端ＭＦ荒野、左ハイタッチして喜ぶ鹿島ＤＦ安西（２番）と実質アシストしたＦＷ師岡（３６番）
上：上段写真／後半１０分、鹿島ＭＦ名子のロングシュートに札幌ＧＫ菅野が懸命に戻るが追いつけず２点目を決められる、左端万歳して喜ぶ鹿島ＦＷ鈴木、右ガッツポーズのＭＦ仲間（３３番）、左手前札幌ＭＦスパチョーク（１９番）。この試合札幌のスパチョークと鹿島の名古の似たようなロングシュートが惜しくも外れたのと見事に決まったので、勝敗が分かれたような気がする
上：下段写真／後半１０分、鹿島ＭＦ名古（３０番）が２点目を決め笑顔を見せる、その左ＭＦ知念（１３番）、右ＦＷ師岡（３６番）、ＤＦ濃野（３２番）、左５０番は札幌ＤＦ岡村、右端ＭＦスパチョーク
上：下段写真／後半１０分、鹿島ＭＦ名古（３０番）が２点目を決め笑顔を見せる、その左ＭＦ知念（１３番）、右ＦＷ師岡（３６番）、ＤＦ濃野（３２番）、左５０番は札幌ＤＦ岡村、右端ＭＦスパチョーク
上：上段写真／後半１４分、鹿島ＦＷ鈴木（左）に果敢に挑む札幌ＤＦ馬場、右端ＭＦ荒野（２７番）
上：下段写真／後半追加タイム３分、札幌最後の猛攻で、左サイドからのＭＦ菅のクロスにスパチョーク（左）がゴール前に迫るが鹿島ＤＦ植田（５５番）にクリアされる、右後方途中出場していたＭＦ原、左後方鹿島ＤＦ関川
上：下段写真／後半追加タイム３分、札幌最後の猛攻で、左サイドからのＭＦ菅のクロスにスパチョーク（左）がゴール前に迫るが鹿島ＤＦ植田（５５番）にクリアされる、右後方途中出場していたＭＦ原、左後方鹿島ＤＦ関川
上：上段写真／鹿島に０−３の完敗、試合終了のあいさつに集まった札幌イレブンに一瞬不穏の雰囲気、中央１６番ＭＦ長谷川が「まあまあ！」と収めたように見えた、左からＭＦ駒井（１４番）、その陰に原、ＤＦ馬場（８８番）、ＭＦ田中克、荒野（２７番）、ＧＫ菅野、ＤＦ家泉、岡村（５０番）、ＭＦスパチョーク（１９番）、菅（４番）
上：下段写真／鹿島が３−０の完勝、あいさつを終え引きあげる両軍選手の後方で歓喜の鹿島サポーター
上：下段写真／鹿島が３−０の完勝、あいさつを終え引きあげる両軍選手の後方で歓喜の鹿島サポーター
上：左側写真／後半追加タイム３分、自分の所にボールが転がってきたが、大差にぶぜんとした表情の札幌のペトロビッチ監督
上：右側写真／後半３０分、リードしていることもあり笑顔で選手に「落ち着け、落ち着け！」と言っているような鹿島のランコ・ポポビッチ監督
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント（一部抜粋）
「もちろん選手個々の質の差は見られたが、チームとして狙いとする戦いは出来ていた。３失点したが、それほど相手がボールを握り崩したわけではない。内容に差があるゲームではなかった。その中で、どの失点も安い失点だった。そういうところで決め切っていくのが鹿島だとは思うが、そこの決定力の差が表れた。攻撃のけが人が多い中で、相手に脅威を与える攻めが出来ていなかったことは確かだ。スパチョークのシュートなどはあったが。けが人が多いという現状があるだろう。その中で選手はよく戦ってくれた。スコアほどの差はなかったとは思うが、残念ながら敗れた。そういうゲームだったと思う」
■鹿島アントラーズのランコ・ポポビッチ監督のコメント（一部抜粋）
「相手も非常に力を持ったチームでした。インテンシティーが高く、デュエルのところも強度を出して戦ってくるチームでした。アグレッシブさというところで、彼らに球際で譲っていれば流れをいつ持っていかれてもおかしくなかった試合だったと思います。ただ、そういう相手にもしっかり上回り、対応できたことが、この結果に結びつく上で重要だったと思いますし、過密日程の中で選手たちはよくやってくれたと思います」
上：右側写真／後半３０分、リードしていることもあり笑顔で選手に「落ち着け、落ち着け！」と言っているような鹿島のランコ・ポポビッチ監督
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント（一部抜粋）
「もちろん選手個々の質の差は見られたが、チームとして狙いとする戦いは出来ていた。３失点したが、それほど相手がボールを握り崩したわけではない。内容に差があるゲームではなかった。その中で、どの失点も安い失点だった。そういうところで決め切っていくのが鹿島だとは思うが、そこの決定力の差が表れた。攻撃のけが人が多い中で、相手に脅威を与える攻めが出来ていなかったことは確かだ。スパチョークのシュートなどはあったが。けが人が多いという現状があるだろう。その中で選手はよく戦ってくれた。スコアほどの差はなかったとは思うが、残念ながら敗れた。そういうゲームだったと思う」
■鹿島アントラーズのランコ・ポポビッチ監督のコメント（一部抜粋）
「相手も非常に力を持ったチームでした。インテンシティーが高く、デュエルのところも強度を出して戦ってくるチームでした。アグレッシブさというところで、彼らに球際で譲っていれば流れをいつ持っていかれてもおかしくなかった試合だったと思います。ただ、そういう相手にもしっかり上回り、対応できたことが、この結果に結びつく上で重要だったと思いますし、過密日程の中で選手たちはよくやってくれたと思います」
編集部 写真はいずれも石井一弘撮影
