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J1第32節(11月11日)、ホームで広島にスコアレスドロー

23・11・15
 上:左側写真/前半25分、札幌MFルーカス・フェルナンデスのパスを受け、浅野(中央右)がシュート体勢に入った瞬間、広島DF佐々木(中央左)に倒されたが笛は吹かれなかった。右札幌青木、左広島DF塩谷

 上:右側写真/前半25分、札幌MF浅野が、広島DF佐々木に体を入れられ転倒、ボールはGK大迫にキャッチされる、左札幌MF青木(11番)

    (写真は11月11日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 ミシャ「久々のブラボーサイン」                                                                                                                                                          
  広島監督も「魅力的なゲームだった」

 2023年11月11日、アンビシャスの「イレブンの日」札幌ドームのピッチに「ドイツ語を操る監督が2人」、ベンチ前は「大声で指揮をする北海道コンサドーレ札幌のミハイロ・ペトロビッチ監督、サンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督の指示、「右だ左だ、マークだ、パスだ」。「Dahinten(そこだ)」の大声がかかった。どうなる事か「試合終了後の記者会見」。先にスキッベ監督「どちらも魅力的なチーム」。ミシャ監督「素晴らしいゲームだった」。

 札幌ドームの13時過ぎに両軍のピッチ練習。1万2千906人の入場者。屋内は23.5度、湿度40パーセント(場外は10℃前後、晴れ)。14時03分キックオフ。審判団は飯田淳平主審(42、神奈川県出身、今年発足した(一社)日本サッカー審判協会初代会長=なかなか厳しいぞ)。副審は渡辺康太、眞鍋久大。第4の審判は清野祐介。VARは上田益也(主審格)、AVAR松本大(主審格)。

 札幌のスタメンは、GK高木駿、DF田中駿汰、岡村大八、福森晃斗、WB(右)ルーカス・フェルナンデス、(左)菅大輝、ボランチ荒野拓馬、馬場晴也、MF浅野雄也、青木亮太、TOP駒井善成。サブは、GK菅野孝憲、DF中村桐耶、MF宮澤裕樹、スパチョーク、FWキム・ゴンヒ、小柏剛、ミラン・トゥチッチ。

 広島のスタメンは、GK大迫敬介、DF塩谷司、山大地、佐々木翔、WB(右)中野就斗、(左)志知孝明、ボランチ東俊希、川村拓夢、MF満田誠、加藤陸次樹、TOPエゼキエウ。控えはGK川浪吾郎、DF荒木隼人、MF松本泰志、越道草太、野津田岳人、FWナッシム・ベンカリファ、ピエロス・ソティリウ。

 互いに3−4−2−1のミラーゲーム。展開を見て3トップを1−2から2−1の攻守に代わる。

 札幌は、直近の横浜FC戦と変わらないメンバー。広島は荒木とDヴィエイラが外れ、山、志知が入った。過去の戦歴は14勝8分け8敗と広島の勝ち越し。札幌は直近1勝1分け3敗と「ドン底をみた」。広島はJ1リーグで4位につけている。

 キックオフは札幌。荒野と背番号19佐々木翔がキャプテンマーク。札幌は10月28日の対横浜FC戦と同じく駒井をトップに置いた布陣。右のルーカスのドリブル突破からのセンタリングが多い。受けるのは左の青木。センタリングや駒井へのパスは途中でカットされる。後ろの菅、福森のサポートも、当てに出来ない。

 一方の広島は、東、志知、満田らの差し込みが続くが札幌DF陣にカットされる。21分、札幌ボランチの馬場が、相手中盤の川村にスライディングタックル。イエローカードをもらう。

 広島も26分、右のトップ下浅野のドリブル突破を川村が止め、イエローカード。両チーム球際の激しいやり取りが続く。さらに福森、荒野、駒井らにボールが回ってこない。CK、FKは、ほとんど福森に任せっきり。DF田中の右、中央からのシュートも浮き気味。成すすべもなく、焦る田中にイエローカード。アディショナルタイム3分。


【監督のハーフタイムコメント】
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
 「相手の背後をもっと突いていこう」、「間延びせず、もう少しコンパクトにする事」、「残り45分全てを出そう」

■サンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督のコメントはチーム発表なし
 

 ハーフタイムの選手交代はなし。後半4分、ルーカスが広島ペナルティアエリア右で倒されFK。福森得意のコースだが、ボールはゴール前の広島DF陣にクリアされる。こぼれ球を左サイドのMF菅が拾いクロスを上げるが、広島GK大迫が難なくキャッチ。さらに7分、札幌がCK獲得。キッカー福森の球は相手にはじかれ、拾った駒井がシュートを打つが枠から大きく外れた。

 今度は20分、札幌のFKの流れから、DF田中が広島ゴール前に浮き球のクロスを上げる。相手が触ったボールを浅野がバックヘッドで中央へ送り、駒井に当たったこぼれ球を青木がシュート。これもGK正面でゴールならず。ほとんど押し気味のコンサドーレだが、26分青木OUT小柏IN。菅OUTスパチョークIN。

 さらに札幌は27分、28分、29分と、続けざまにFK、CKのチャンスを迎えるが、キッカー福森のボールはことごとく相手DFにクリアされた。

 32分、福森OUT中村IN。この後、スパチョーク、中村、ルーカスにシュートチャンスが来たが、全てクリア、自滅を繰り返した。41分、荒野OUT宮澤IN。なんか、後手後手に「回ってしまった」よう。

 広島の選手交代は、後半30分、志知OUTソティリウIN。42分、エゼキエウOUT松本泰IN。45分には札幌ペナルティエリア内で浅野にハンドがあったかのVARチェック。チェック終了プレー再開。

 アディショナルタイムは5分。49分中野OUT越道IN。最後は札幌DF田中のペナルティーエリア手前からのFK。広島DF塩谷にカットされて、0−0で試合終了。第32節を終わり「上位・下位とも大きな変動なし」。

 シュート数は、札11−6広、CK札4−2広、FK札16−11広、PKなし。
 
 2023明治安田生命J1リーグ第33節FC東京対北海道コンサドーレ札幌戦は11月25日午後2時から東京都調布市の味の素スタジアムで行われる。

 上:上段写真/前半29分、札幌MF菅のパスを受け青木がシュートするが、広島GK大迫(38番)が右手ではじく、他の広島の選手左からMF中野(15番)、川村(8番)、DF塩谷、山

 上:中段写真/前半32分、札幌MFルーカス・フェルナンデスのパスを中央から走り込んだDF田中(2番)がドリブルで持ち込みシュートするが、広島DF佐々木に体を入れられ、ボールはサイドネット

 上:下段写真/前半37分、札幌DF田中のパスを受けMF青木(11番)がドリブルで前進、前を走るルーカス・フェルナンデスへパスを出す機会をうかがう、16番は広島MF志知、左端札幌MF荒野


 上:上段写真/後半3分、広島MFエゼキエウからのパスを受けた川村(左倒れている)がドリブルで持ち込みシュートを狙うが、懸命に戻った札幌DF田中が(2番)がスライディングでクリア、左ルーカス・フェルナンデス、手前広島MF東(24番)

 上:下段写真/後半7分、札幌MFルーカス・フェルナンデス(7番)が広島MF志知(16番)と競りながらゴールに迫る、広島GK大迫(38番)
 上:上段写真/後半8分、札幌MF駒井(14番)が広島MF志知(16番)とDF山(3番)に挟まれながらもボールを奪いに行く執念を見せる

 上:下段写真/後半20分、札幌中央FKからの攻撃の流れから浅野のバックヘッドが駒井(14番)に当たりこぼれたボールを青木(11番)がシュートするが、GKの正面となり駒井が残念そうに頭を抱える、手前良かったとばかりに手をたたく広島DF塩谷(33番)、右尻もちしているのはDF山


 上:上段写真/後半25分、広島CKからの攻撃を札幌GK高木がキャッチ、右手前DF福森(5番)、4番はMF菅、左端広島DF山、中央MF中野(15番)

 上:下段写真/後半40分、札幌MF浅野(中央)はゴール前に攻めパスを出そうとするが(これは偶然だろうが)周りに味方がいない、広島の選手、左からMF川村(8番)、MFエゼキエウ(14番)、DF塩谷(33番)、FW加藤(51番)


 上:上段写真/後半41分から途中出場していた札幌MF宮澤(10番)が広島MF川村をかわして前線にボールを出す、手前駒井(14番)

 上:下段写真/後半44分、札幌DF中村(右)が広島FW加藤(51番)をかわしてドリブルで突進しゴールに迫る、手前MFスパチョーク


 上:上段写真/後半追加タイム2分、広島左サイドのFKからの攻撃でDF塩谷(33番)、FWビエロス・ソティリウ、DF佐々木(19番)がゴール前に迫るが、札幌GK高木がパンチングで守り切る、右手前DF中村(6番)

 上:中段写真/後半追加タイム3分、GKからのロングボールに広島FWピエロス・ソティリウ(20番)とジャンプで競る札幌DF岡村(50番)、左端途中出場していたMF宮澤(10番)、右端駒井(14番)

 上:下段写真/後半追加タイム5分、札幌の猛攻、DF田中のシュートを広島DF塩谷がクリア、そのボールをGK大迫(38番)がキャッチ、札幌FW小柏(右)が天を仰ぐ、中央広島DF佐々木、この試合、こんなシーンを何度見たことか・・・


 上:上段写真/スコアレスドローで終わり、共にガックリとひざに手をやる札幌MF馬場(右)と広島FW加藤

 上:下段写真/スコアレスドローとなり疲れ切った表情を見せる札幌の選手たち、ガックリとひざに手をやるMF馬場、左からMF駒井(14番)、宮澤、DF中村、MFスパチョーク、ルーカス・フェルナンデス(7番)、GK高木(51番)、その後方FW小柏、DF岡村(50番)、その後方MF浅野


 上:上段写真/試合終了後、札幌の選手たちは負傷して手術を受けた深井選手を激励するため、「大丈夫、俺たちも信じてる」と書かれたシャツを着て、サポーターへのあいさつに来た。左からMF宮澤(10番)、浅野(18番)、菅(4番)、DF福森(5番)、GK菅野(1番)、MF荒野ら

 上:下段写真/引き上げる札幌の選手たち全員の背番号が8、負傷した深井への思いをひしひしと感じる


 上:左側写真/広島のメンバーチェンジに対し、荒野(左)にマークの確認を指示する札幌のペトロビッチ監督

 上:右側写真/後半14分、広島MF志知のシュートが決まらず、思わずのけぞるミヒャエル・スキッペ監督


■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント(一部抜粋)
 「非常にテンポの速い、切り替えも早い素晴らしいゲームだったと思います。試合展開も目まぐるしい、激しい試合でもありました。両チームともチャンスはあったが、数、形でいえば、我々のほうが良かったのかなと思います。広島は非常に守備の堅いチームであり、その相手に対していろいろなアイディアを出しながら攻めることができていた。そのうちの1つでも決まっていれば我々が勝利していたと思います。相手のGKも素晴らしいセーブを見せたため、ゴールをこじ開けることはできませんでしたが、試合全体を見れば両チームが素晴らしい戦いを見せたと思います。特に札幌の選手は良いパフォーマンスを見せていたと思います」

(深井一希選手の負傷離脱について−)
 「今後のキャリアを考えれば、不安を抱えながらいるのではないかと思う。だが、私は監督としてチームメートやサポーター、そしてすべての方々に『彼がまた再びピッチに立って活躍をするために後押しをしてほしい』、そのように言いたいと思います。」


■サンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督のコメント(一部抜粋)
 「どちらもオフェンシブで魅力的なチームで、良い試合ができました。普段から札幌を見ているときも魅力的だと感じていました。今日は引き分けでしたが、互いにとって良い意味での引き分けだったと思う。前半は札幌が、後半は自分たちが多くチャンスを作っていたと思います。自分たちのパフォーマンスには満足していますが、ラストパスの精度が良ければシュートチャンスも増えたでしょう。ただ、全体的には満足できるものだった。札幌とは今季2戦目だったが、2試合とも攻め合っての0−0。良い戦いができたと思っている」

池田淳 写真はいずれも石井一弘撮影