上写真／前半２０分、ＦＣ東京ＭＦ安部が札幌ＭＦ宮澤に倒されたシーンでゲームをコントロールする山下良美主審


　（写真は５月６日、札幌ドーム、撮影・石井一弘）


　５月６日、Ｊ１第１２節北海道コンサドーレ札幌対ＦＣ東京戦で山下良美氏（３７）が主審を務めた。

　山下氏は２０２１年にＪリーグ史上初めて女性として審判員（主審）のリスト入りし、現在はＪＦＡに認められた、女性審判員初のプロフェッショナルレフリーとして活動している。

　２０２２年には、ＡＣＬ・Ｇグループのリーグ戦（メルボルンシティＦＣ対全南ドラゴンズ）でＡＣＬ史上初の女性主審として笛を吹いた。さらに同年のＦＩＦＡワールドカップカタール大会では、第４審判として６試合を担当するなど活躍の場を広げている。

　試合では目立たないことが良い審判とも言われ、性別で注目されることは本意ではないかもしれないが、山下レフリーを筆頭に今後の躍進に期待したい。

　上写真／後半１５分、札幌ＭＦ金子（９番）がＦＣ東京ＭＦ松木（７番）を倒したとして山下良美主審がイエローカードを掲げる、左端ＦＣ東京ＤＦ森重（３番）、右端札幌ＦＷ小柏（１９番）

　上写真／後半２５分、ＦＣ東京ＤＦ森重（右）が札幌ＭＦ駒井（１４番）を倒して山下主審からイエローをもらう