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ルヴァン杯GS第4節(4月19日)、ホームで鳥栖に4−1の快勝

23・04・21
 上:上段写真/15日のリーグ戦から中3日、苦心の先発メンバーだ。前列左からMFスパチョーク、菅、ルーカス・フェルナンデス(7番)、駒井(14番)、DF宮澤、後列左からDF中村(6番)、MF中島、FWミラン・トゥチッチ、DF馬場、GK大谷、MF西(22番)。ルーカスと駒井、宮澤が負傷が癒えて復帰し先発した

 上:下段写真/前半4分、札幌MF西(左から3人目)が左方向へ鋭いパスを出す、右端中島、左端駒井、鳥栖の選手はDF田代(30番)とその右MF福田

   (写真は4月19日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 3点目 入ってホッと 指を立て

  ルヴァン杯 鳥栖に4−1でグループ2勝目


 ホーム札幌ドームに宿敵・サガン鳥栖を迎え「JリーグYBCルヴァンカップAグループステージ」第4節を行った。北海道コンサドーレ札幌は4月19日午後7時から、昨年も同グループの鳥栖と対戦した。ほかに横浜F・マリノス、ジュビロ磐田(J2)の4チームで、札幌は2勝1分け1敗の勝ち点「7」をマーク、2位をキープした。

 試合はスカパーで中継され、解説が元札幌の曽田雄志氏(2001年FWでデビュー、02年からDFで09年引退)。この日のプレーヤーで西大伍選手(2006年から09年まで在籍、22年札幌に復帰)の二人が地下のエレベーター前で「ばったり」。私も2002年のドーム使用からの「因縁」。カメラマンの石井一弘君(日大−朝日新聞社出)も旧知の中で、「じゃあ写真」と探したが、行方不明。「またいつか」と誓って別れた。蛇足だが懐かしい。改めてピッチを見ると「青々とした」芝。ホバークラフト式の凄さを感じた。

 Aグループの1位は「勝ち点12」の横浜F・マリノスで、すでに8チームに絞られるプライムステージ進出確定。札幌の次の対戦はマリノスで5月24日に札幌ドーム、さらに6月18日、同会場で磐田と対戦の予定。

 4月19日の試合は、4千439人の入場者。室内の気温21 .1度、湿度46パーセント。審判団は、中村太主審(44、埼玉県出身、ビッグマッチを多数経験)、副審は渡辺康太(主審格)、阿部将茂、4の審判は藤井陽一。 

 スタメンは、札幌がGK大谷幸輝、DF馬場晴也、宮澤裕樹、中村桐耶、WBはルーカス・フェルナンデスと菅大輝、ボランチは西大伍と駒井善成、トップ下の中島大嘉、スパチョーク、FWミラン・トゥチッチ。控えはGK松原修平、DF田中駿汰、西野奨太、MF青木亮太、浅野雄也、田中宏武、FWキム・ゴンヒ。

 鳥栖は、GK内山圭、DF長澤シヴァタファリ、田代雅也、坂本稀吏也、中野伸哉、MF島川俊郎、福田晃斗、手塚康平、菊地泰智、FW小野裕二、藤原悠太。控えはGK岡本昌弘、DF山浩介、MF森谷賢太郎、長沼洋一、河原創、FW樺山諒乃介、河田篤秀。

 19時03分、鳥栖ボールでキックオフ。これまでの対戦成績は札幌の23勝11分け21敗。札幌は宮澤、鳥栖は小野がキャプテンマーク。

 3分、札幌のMF西がピッチに倒れ込みプレーは一時中断。プレー再開後、西は左の菅にパス、菅のドリブルからのシュートはクロスバーに当たって、跳ね返る。8分、札幌は鳥栖ペナルティアエリア中央から駒井―菅―スパチョークとパス回し。最後はスパチョークの右足シュートが決まり先取点。しばらくの間は札幌ペース。

 20分が過ぎ、今度は鳥栖の動きが激しい。21分鳥栖のDF坂本にイエローカード。札幌のルーカスが「けがから復帰した」軽やかな身の動かし方。フェイントからシュートを繰り出すがGKに好捕される。

 これが鳥栖の起点になる。23分、鳥栖GK内山が右サイドへパスを送り、受けた味方はピッチ中央へ折り返す。札幌MF駒井が触れなかったボールを鳥栖FW小野が裏に抜け出し、札幌GK大谷との1対1。小野の右足のシュートが決まり1−1の同点。

 しばし、GK大谷と小野の「睨み合い」は続くが、29分札幌MF西がひざを痛めるアクシデント。30分西OUT西野IN。

 しばらくは札幌のCKとFKまでもルーカスに「任せる」歓待ぶり。そういえば「今季初出場」でした。アディショナルタイム2分。1−1の同点で後半へ。


【監督のハーフタイムコメント】
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
 「簡単なミスをしないように」、「パスをもっと丁寧につなごう」、「空いているスペースを見つける事」

■サガン鳥栖の川井健太監督のコメント
 「これじゃダメだからもう一つ上げていこう!」、「今日はもっとハードワークしよう!」、「球際は絶対に負けるな!」


 前半を終わって、1番目についたのが「中島の頭」。あれだけぴったりとマークされたら「嫌になっちゃうネ」。ハーフタイムに中島OUTキム・ゴンヒIN。

 8分に、この日、燃えている左のWB菅の活躍。逆にいるルーカスに刺激されたか。「いいぞいいぞ」。ちょっとテンポが違うトゥチッチ。強弱を考え過ぎているのか一発「ゴール」が無い。またかと見ていると、こぼれ球が、スパチョークへ。「いただき」は、スパチョーク。「こぼれ球のスパチョーク」とあだ名をもらえそう。札幌が加点し2−1。

 乗ってきた12分。またまた菅の「特技」。何しろドリブルとシュート・スイングが「早い」。どこに行くかは「ボール次第」。蹴った決まった「3点目」。スコアは3−1に。「これで勝利を確信」。スパッと見出しの5・7・5の俳句が出来た。ふと、鳥栖の応援席見た。50人程度が「勝ってトーナメントへの道を切り拓け」の横断幕を広げていた。

 38分、J1第8節浦和戦(4月15日)でレッドカードの「一発退場」した札幌DF中村桐耶が、同サイドの縦に抜け出した先輩の菅にスルーパス。最後は菅のやさしいクロスが、満を持して「長い足をもて遊び気味」のトゥチッチに。踊っているような右足で4点目を決めた。4−1の最終スコアで試合終了。

 シュート数は、札16−8鳥、CK札5−鳥8、FK札14−鳥13、PKなし。
 
 2023明治安田生命J1リーグ第9節北海道コンサドーレ札幌対アビスパ福岡戦は、4月23日午後2時から札幌ドームで行われる。

 ルヴァン杯Aグループ第5節北海道コンサドーレ札幌対横浜F・マリノス戦は、5月24日午後7時から札幌ドームで行われる。


 上:上段写真/前半8分、札幌MFスパチョーク(中央右)が菅のパスを受け、体を反転させて右足で先制ゴールを決める、札幌加入後の嬉しい初ゴールとなった。その左鳥栖DF田代(30番)、右端MF島川(4番)

 上:下段写真/前半8分、札幌MFスパチョーク(右端)が先制ゴールを決め笑顔で中島とハイタッチ、左へFWミラン・トゥチッチ、MF駒井(14番)


 上:上段写真/前半23分、鳥栖FW小野(10番)が同点ゴールを決める、左札幌GK大谷(48番)、中央MF駒井(14番)

 上:下段写真/前半23分、鳥栖FW小野(10番)が同点ゴールを決めボールを拾いあげてセンターサークルへ急ぐ、その左藤原(25番)、右「やられたー」といった表情の札幌MF駒井(14番)


 上写真/前半31分、鳥栖右CKからの攻撃を札幌DF中村(左から5人目)がヘッドでクリア、札幌ゴール裏のサポータが固唾をのむ一瞬だ
(4月15日、J1第8節浦和戦でレッドカードを受けたDF中村は、J1次節出場停止だが、違う大会のルヴァンカップには出場出来た)


 上:上段写真/前半35分、負傷癒えて復帰した札幌MF駒井(中央)がドリブルで駆け上がる、右鳥栖MF手塚(7番)、左菊地

 上:下段写真/前半42分、負傷から復帰した札幌MFルーカス・フェルナンデス(7番)が鳥栖MF菊地(23番)と激しくマッチアップ


 上写真/後半6分、鳥栖MF島川(4番)がシュートを放つが右に大きく外れる。札幌の選手左からMF馬場(3番)、GK大谷(48番)、MF駒井(14番)、右端DF中村(6番)、島川の左は同点ゴールを決めたFW小野(10番)


 上:上段写真/後半8分、札幌MFスパチョーク(49番)が勝ち越し点となるこの日2点目を決め、何か恥ずかしそうに両手を広げる、13番は後半から出場したとFWキム・ゴンヒ、左悔しがる鳥栖MF菊地(23番)と手塚(7番)

 上:下段写真/後半8分、札幌MFスパチョーク(右)がこの日2点目となるゴールを決め、FWキム・ゴンヒ(13番)とミラン・トゥチッチの祝福に笑顔を見せる、左鳥栖MF手塚


 上:上段写真/後半12分、札幌MF菅(右)がスパチョーク(左から3人目)の縦パスを受け、そのまま走り込んでチーム3点目となるゴールを決める

 上:下段写真/後半36分、鳥栖の猛攻を札幌GK大谷(右から2人目奥)がパンチングで防ぐ、左からFWキム・ゴンヒ、DF中村(6番)、MF馬場、右端DF宮澤。鳥栖の選手は、途中出場したFW樺山(41番)と河田

■北海道コンサドーレ札幌の大谷幸輝選手のコメント
 「試合全体を通して振り返ると、小さなミスがいくつもあったが、うまくやれている部分もそれなりにあったと自分では思っている。そして結果としてホームゲームで、たくさんのサポーターの前で勝利ができて本当にうれしい。今日に関しては、ポジショニングのところで、より思い切って高いポジションを取ってプレーしようと考えていた。でも、もっともっと高い位置を取れたと思っている。キックのところも、積極的につないでいくプレーはチームとして求められているプレーなので、今後ももっと自分のところから起点を作っていけるように練習を重ねていきたい」


 上:上段写真/後半38分、札幌FWミラン・トゥチッチ(左)が菅のパスを受け、ダメ押しとなるゴールを決め、札幌サポーターに向かって両手を上げて吠える、右キム・ゴンヒ、左鳥栖MF長沼(24番)

 上:下段写真/4−1と鳥栖に快勝し、ゴール裏札幌サポーターにあいさつに来た選手たち、仲間にうながされるようにDF西野(左)がパフォーマンス、勝利の立役者になったスパチョークらが笑顔で見守る


■北海道コンサドーレ札幌の宮澤裕樹選手のコメント
 「今日は同じAグループ2位の鳥栖との直接対決という中で、こちらは西(大伍)選手や駒井(善成)選手といったゲームをコントロールできるタイプの選手がそろっていたので、自分もその辺りを意識しながら、個人としてもチームとしてもうまくゲームをコントロールしていくことを考えてプレーをした。結果的にそこはうまく出せていたと思う。そして、J1とはメンバーが違う構成になっていた中で、それぞれの選手がモチベーション高くプレーしてくれたと思う。自分も含め、良いポジション争いがこれからさらにできると思う」


 上:上段写真/後半12分、札幌MF菅が3点目を決め、ベンチで手荒い祝福を受けた後、ピッチへ戻ろうとすると、ペトロビッチ監督がよほど嬉しかったのか、呼び止めてハグ

 上:下段写真/前半24分、自分の所に飛んできたボールを選手にトスする鳥栖の川井健太監督


■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント(一部抜粋)
 「立ち上がりから何がなんでも勝つという姿勢を見せてくれた。素晴らしいゲームで勝利出来た。この大会に関しては、数年前の決勝が記憶に残っている。もう一度あの舞台に立ってカップを手にする。それが我々にとってもサポーターにとっても目標である。そのためにも今日は勝利が必要な試合で、その試合に勝利出来たことは前向きである。若い選手たちも含めて良い戦いができて、良い勝利ができたことも今後に向けて前向きだと思う」


■サガン鳥栖の川井健太監督のコメント(一部抜粋)
 「札幌の地まで来ていただいたファン・サポーターに勝利を届けることができず申し訳なく思います。それだけですね」

池田淳 写真はいずれも石井一弘撮影