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ルヴァン杯A組第2節(3月25日)アウエーで磐田に3−2

23・03・28
 決勝点? あしあし足は トゥチッチ

  ルヴァンカップ第2戦、3−2で磐田破る


 正式名称は「JリーグYBCルヴァンカップ」。まだグループステージ第2節。北海道コンサドーレ札幌は、Aグループ。横浜F・マリノス、サガン鳥栖、ジュビロ磐田との4チーム。第1節で宿敵のサガン鳥栖に0−0で引き分けた。

 2戦目もアウエー。雪国北海道を配慮した「長年の仕組み」。今季はホーム・札幌ドームの使用が、「日本ハム」の北広島移行と、プロ野球の世界大会「WBC」があった為の変更。侍ジャパンの「世界一」には、頭が下がる。サッカーもJAPANの試合が1日前の3月24日にあり、ウルグアイ相手に1−1のドロー。FIFAランキング20位(JAPAN)と16位(ウルグアイ)の対戦だった。

 3月25日は、我らが「カップ戦」。最後の最後、混雑状態の続く中、コンサドーレU−18の出間思努=いずま しど=(17歳9か月10日、北海道出身、2種登録選手)が、後半53分3点目を取って、試合を決めた―とされたが、公式記録は後日「訂正」になりFWミラン・トゥチッチに変更になる「大混乱」だった。トゥチッチは来日4点目。

 試合は2023年3月25日、午後2時(14時03分)スタート。会場は静岡県磐田のヤマハスタジアム。天候は雨、気温16.5度、湿度53パーセント。審判団は川俣秀主審(40、茨城県出身、審判歴11年)、副審は三原純、手代木直美(北海道出身)、第4の審判は山村正弘。VAR判定無し。4千658人の入場者で、本道陣の赤黒のユニホームは少ない。

 これまでの両チームの対戦成績は12勝5分け12敗の互角。札幌の陣容はDF3人、WBワイドの2人とボランチ2人。トップは3人。GKク・ソンユン、DF馬場晴也、岡村大八、中村桐耶、WBは右は金子拓郎、左に菅大輝、ボランチ田中駿汰、西大伍、トップ下は小林佑希、FW小柏剛、トップ中央に*中島大嘉。控えは、GK大谷幸輝、DF*西野奨太、MF荒野拓馬、田中宏武、*菅谷修人、FWミラン・トゥチッチ、*出間思努(*印はU−21選手)。

 一方の磐田は、GK三浦龍輝、DF小川大貴、鹿沼直生、リカルド・グラッサ、*吉長真優、MF上原力也、山本康裕、藤川虎太朗、*藤原健介、*古川陽介、FW大津祐樹。控えは、GK八田直樹、DF中川創、松原后、MF松本昌也、ドゥドゥ、FWジャーメイン良、*後藤啓介(*印はU−21選手)。

 札幌のキックオフで始まり、序盤からトップの中島を狙ってロングパスを狙う。右サイドからは金子を起点に展開するが止められる。さらに、いつものDFからボランチに上がり、攻撃の中核を担った田中駿汰は、トップ3に配球するに留まった。

 36分札幌中村にイエローカード。続く39分菅にもイエローカード。攻めてはいるが、決定打無し。アディショナルタイム2分。前半は札幌「優勢」に終わる。


【監督のハーフタイムコメント】
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
 「ゴール前の精度を上げていこう」、「 躍動感が足りない。もっと積極的にプレーしていこう」

■ジュビロ磐田の横内昭展監督のコメントはチーム発表なし


 後半への選手交代は、札幌が小柏OUTトゥチッチIN。磐田はグラッサOUT中川IN。古川OUT松原IN。

 後半5分、札幌が右CKを得る。キッカーは背番号99小林。移籍後、小林がCKを蹴るのは小生は初めて見た。左足キックだ。ボランチに上がった田中駿汰が首をひねってヘディングシュート。ボールはゴール左に吸い込まれた。ゴールゲット。先制点は札幌が挙げた。その後も田中駿の中盤の動きが素晴らしい。

 9分、WBの菅が、相手ペナルティーエリア手前でFKを得る。11分、キッカーは小林。小林はエリアの反対側にいた金子に横パス。金子が左足を振り抜きゴール。小林−田中駿−金子の「息がぴったり」。いいものを見せてもらった。2−0で札幌リード。

 16分から20分にかけて、両軍が選手交代。磐田は吉長OUTドゥドゥIN。疲れたのか小林がイエローカードをもらう。札幌は20分小林OUT出間IN。中島OUT西野IN。西OUT荒野IN。

 今度はホームの磐田。22分ドゥドゥと松原のコンビが進入、札幌ゴール前にパスを送り、MF藤原が反応しゴール。スコアは2−1に。

 さらに28分、磐田の藤川のパスを受けたDF小川が札幌GKクとの1対1を制し、ゴールを決められた。2−2の同点。直後、磐田・山本康OUTシャーメインIN。

 29分荒野がイエローカードを受ける。34分菅OUT田中宏IN。さらに41分磐田の大津OUT後藤IN。

 46分からアディショナルタイム5分。49分に札幌が右CKを得る。早いリスタートから荒野がゲットに見えたが「やり直し」。直後(51分)仕切り直しのCKを金子が蹴り込んだが得点につながらず。

 53分札幌が右サイドでFK獲得。磐田ゴール前は「満席」。キッカーは金子。逆サイドの田中駿に放り込むと、田中が中央へ折り返し、馬場がシュート。前に走り込んだ「新人」出間の足に当たり、(さらに)トゥチッチがゴールと一夜明けて変更になった。両軍ともへとへとの戦いを披露した。
  
 シュート数は、磐13−14札、CK磐4−8札、FK磐18−18札、PKなし。

 2023明治安田生命J1リーグ第6節北海道コンサドーレ札幌対川崎フロンターレ戦は、4月1日午後7時から札幌ドームで行われる。

 ルヴァンカップAグループ第3節横浜F・マリノス対北海道コンサドーレ札幌戦は、4月5日午後7時からニッパツ三ツ沢球技場で行われる。
池田淳