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J1第10節(4月29日)、ホームで湘南に1−0で勝利。10位に躍進

22・05・02
 上写真/前列左からMFルーカス・フェルナンデス(7番)、菅、駒井、ガブリエル・シャビエル(18番)、FW荒野、後列左からGK菅野(1番)、DF田中(2番)、MF高嶺、DF福森、宮澤、MF深井(8番)、体調不良だった福森が復帰した

    (写真は4月29日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 菅の1発で「ベスト10」上昇中

  ミシャ監督が日本滞在「250勝」


 ミハイロ・ペトロビッチ監督が「菅大輝の成長」と「全員のパフォーマンス」と「勝利の兆し」に「ブラボー」。サンフレッチェ広島を振り出しに浦和レッズ、北海道コンサドーレ札幌で、札幌は5年目。自分を褒めたいところだが、「菅の何気ない成長」を喜んでくれた。

 「ミシャ物語」は置いといて、2022年4月29日のJ1第10節は湘南ベルマーレを札幌ドームへ迎えての一戦。今季のJ1リーグをそれぞれ10試合。ACLで活躍中のチームを加えても各チーム「試合数10」。18チームの順位が出そろった。

 札幌は10位。ホーム・札幌ドーム今季初勝利のおまけつき。新型コロナウイルス「危機」を乗り越え、ドームは3年ぶりの1万1千047人。なんと国立競技場はこの日、4万3千125人の「健康なマスク」が、F東京2−0G大阪戦を楽しんだ。

 この日の札幌の一戦は湘南ベルマーレ。札幌が1勝7分け1敗の13位。湘南は1勝3分け5敗の17位。両者の対戦成績は札幌がJ1・J2・Jリーグ杯合わせて17勝14分け12敗で札幌が勝ち越している。

 試合をジャッジするのは、14年目の池内明彦主審(38、広島県出身)。13時08分、札幌のキックオフ。ドーム内は22.3度、湿度30パーセント。アウエー席も満杯の久しぶりのカネ太鼓。副審2人、第4の審判、VARとAVARの審判団。

 札幌の布陣はGK菅野孝憲、DF田中駿汰、宮澤裕樹、福森晃斗の久々の「そろい踏み」。ワイドの右はルーカス・フェルナンデス、左は菅大輝。中央には深井一希と高嶺朋樹。トップには張り切りボーイ荒野拓馬(29歳の誕生日を迎えたばかりの11年目)。両脇にガブリエル・シャビエルと駒井善成。控えは、GK中野小次郎、西大伍、岡村大八、青木亮太、ミラン・トゥチッチ。さらにけがで休んでいたFW小柏剛、「頭が利き足」の中島大嘉。

 一方、湘南はGK谷晃正、DF山本修斗、大岩一貴、杉岡大暉、MF石原広教、茨田陽生、田中聡、畑大雅、FWタリク、瀬川祐輔、町野修斗。主な控えは、MF山田直輝、池田昌生、FW大橋祐紀、ウエリントン。

 キャプテンマークは札幌は宮澤、湘南は大岩。前半は立ち上がりから湘南の攻撃。1分湘南がCK。中央のへディングシュートを札幌GK菅野がキャッチ。その後、互いにFKやCKで得点を狙うが、決定打はGK正面。

 20分過ぎから札幌の右サイド、ルーカスのドリブル突破やセンタリングで揺さぶりをかけるが、はじき返される。一進一退が続き、決定機が見られない。そんな中で30分左CKを札幌が得る。キッカーはやはり福森。ファーサイドに田中駿が走り込む。頭で折り返し、再び福森にボールが渡ると、クロスを入れる。田中駿がシュートを狙うがゴール枠右側に外れてしまう。

 湘南にもCKのチャンスがあるがゴール正面を突きGK菅野の好捕に遭う。アディショナルタイム1分。0−0で前半終了。


【監督のハーフタイムコメント】
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
 「もっと走ろう、チャンスは作れている」、「しっかりと決めきろう」、「後半の入りを気をつけよう」

■湘南ベルマーレの山口智監督のコメント
 「攻守においてトライの仕方は良かった。ただし良いボールの動かし方をしてもシュートを打たなければ入らない」、「チャンスはある。必ず続けていこう」


 後半のスタートは両チームともに交代なし。札幌はトップの荒野にボールを集める展開になる。崩せないとみるやDFまで下げて作り直す。後ろから宮澤が持ち上がるが、止められて、しつこく食い下がり「ファール」。イエローカードが示された(後半4分)。

 後半7分、札幌にチャンス到来。右CK。最近右はルーカスに任せることが多かったが、ここは福森登場。クロスを上げたが、相手がクリア。左にいた菅の前に。得意の左足を振り抜き「ゴール」。今季2点目。

 ベンチ前にいた監督ミシャが、踊りだした(のちに分かったこと=Jリーグ通算250勝目)。ミハイロ・ペトロビッチ監督と、通訳兼コーチの杉浦大輔氏らしか知らなかった?

 この後14分過ぎから選手交代。14分茨田OUT大橋IN。札幌も福森OUT小柏IN。シャビエルOUTトゥチッチIN。さらに23分、湘南のタリクOUT山田IN。町野OUTウエリントンIN。

 目まぐるしく28分、札幌は荒野OUT西IN。深井OUT青木IN。さらに40分、湘南の瀬川OUT青木IN。

 アディショナルタイム4分。互いに「後わずか」の好機を見つけるが、ゴール前は「堅い」。50分試合終了の笛。ホーム札幌に「安堵の拍手」。

 シュート数は、札12−7湘、CK札7−7湘、FK札13−11湘、PKなし。
                                 
 2022明治安田生命J1リーグ第11節ガンバ大阪対北海道コンサドーレ札幌戦は、5月4日午後2時から、パナソニックスタジアム吹田で行われる。


 上:上段写真/前半2分、湘南右CKからFW町野(左から3人目、18番)がヘディングシュートをするが、札幌GK菅野(右から3人目、1番)がキャッチ、ホーム初勝利を願うゴール裏サポーターが早々のピンチに大旗を振って後押し

 上:下段写真/前半7分、札幌DF宮澤が倒されて得たFKを福森が直接狙う、右ポストを直撃でゴールはならなかったが、1センチでも左にずれていれば入ったと思われる、福森健在を印象づけた


 上:上段写真/前半37分、札幌MFガブリエル・シャビエル(18番)がゴール前に迫るが、シュートまではいけず、湘南GK谷

 上:下段写真/前半37分、一連の流れからFW荒野が懸命に足を伸ばすが、惜しくも届かず、湘南GK谷、中央はDF山本


 上写真/前半追加タイム1分、札幌MFルーカス・フェルナンデス(中央)とガブリエル・シャビエル(18番)が絶妙のコンビネーションで駆け上がる、右湘南FW瀬川(13番)


 上写真/後半7分、札幌右CKから湘南FW町野のクリアボールをMF菅が見事なミドルシュートを決めて先制、飛び上がってガッツポーズし喜びを爆発させる、手前DF田中(2番)


 上写真/後半12分、タッチライン沿いで札幌DF福森(右端)が湘南MF石原と競りながら中央へパスを出す、左端湘南MF茨田(14番)、その右札幌MF菅


 上:上段写真/後半16分、札幌MF菅(右)がガブリエル・シャビエルのパスを受けてシュートするが、湘南GK谷(1番)にクリアされる、中央DF山本

 上:下段写真/後半20分、札幌右サイドからのDF宮澤のクロスにFWミラン・トゥチッチ(32番)がヘディングシュートをするがGKに阻止される、その左MF駒井(14番)、左端湘南DF大岩(22番)、その右山本


 上:左上写真/後半26分、湘南左CKから途中出場のFW大橋(17番)がヘディングシュートするが、札幌FWミラン・トゥチッチ(左端)がクリアする、その右MF菅、他の札幌の選手は右からMF高嶺(6番)、GK菅野(1番)、DF岡村(50番)、荒野(27番)、7番は湘南MF田中

 上:左下写真/後半39分、札幌MF西(右)と湘南MF田中(7番)が競り合う

 上:右側写真/後半44分、約1か月半ぶりに復帰し後半18分から途中出場した札幌FW小柏が前線にパスを出す


 上写真/今季ホーム初勝利し笑顔の札幌GK菅野(中央)がFWミラン・トゥチッチ(32番)とハイタッチ、右へMF高嶺(6番)、菅(4番)、西(20番)、DF宮澤(10番)、岡村、田中(2番)、左端しょう然と引き上げる湘南FW大橋(17番)


■北海道コンサドーレ札幌の宮澤裕樹選手のコメント
 「まずはホームゲームで勝点3が取れたことをうれしく思っている。難しい試合ではあったが、チームみんなが最後までタフに、集中して戦うことができたのが大きかった。やはりホームゲームで勝ちたい思いは強かった。スタジアムに集まってくれたファン・サポーター、観てくれている人の期待に応えたい気持ちが非常に強かった。

 今日は前半から消耗し、終盤は相手の攻撃的な選手が投入されて押し込まれる時間帯もあったが、強い気持ちを持ってそれをはね返すことができたのが、勝点3につながったと思っている。引き続き、今日のような戦いをしていきたい」


 上:左側写真/後半15分、これから投入するFW小柏(19番)とミラン・トゥチッチ(32番)に指示する札幌のペトロビッチ監督

 上:右側写真/後半42分、FWウェリントン(下)が倒され痛んでいる間に、選手たちに指示を出す湘南の山口智監督


■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント(一部抜粋)
 「非常にタフになると予想していた。相手はハードワークをしっかりやるチーム。そういうチームに対して運動量の多い試合になるだろうなと。内容については、もっと上げられると思っている。ただし、今日は何がなんでも勝つという気持ちを最後まで出してくれて素晴らしかった。菅(大輝)の得点以外にもチャンスは作れていた。最後まで全員の気持ちがこもった素晴らしいゲームだったと思う。チーム状況は決していいとは言えない。ケガ人やケガ明けの選手もいる。今季はコロナの影響も受けており、ケガ人も多い。そうした難しい状況ではあるが、(第7節・鳥栖戦で)0−5で負けたあとにも勝つことができたし、(前節は)F東京からも勝点を取れた。(ルヴァンカップの)柏戦では悔しい結果だったが、今日は強い気持ち、リバウンドメンタリティーを見せてくれたことが素晴らしかった」


■湘南ベルマーレの山口智監督のコメント(一部抜粋)
 「残念な結果になりました。前半にチャンスを作れていて、そこでパワーを出したかったです。ただ、混乱があったようにも見えなかったですし、札幌の素晴らしいゴール前の動かし方に対してもしっかりやれていました。ただ、得点が取れなかったのは残念でした」

池田淳 写真はいずれも石井一弘撮影