北海道コンサドーレ札幌ピックアップ情報

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J1第7節(4月6日)、アウエーで鳥栖に0−5の大敗を喫する

22・04・08
 もう後ろは降格圏が迫る「16位」

  今年の鳥栖は「何か持ってる」集団


 北海道コンサドーレ札幌が、「危険地帯に落ち込んでいった」。6連続引き分けは「何かが起きる前触れ」。一番いやな時に「苦手な鳥栖に当たった」。きっと長いこと「語り継がれる玉手箱」。野々村CEOが去って、「単純に社長と呼ばれたくない三上GM社長」。サポーターの「怒りはどこ吹く風」。今に観ていろは「GMの他力本願」では済まされない。

 何度書いたら「解るんだ」。日本3大「バカボンが住んでる」広島・埼玉・北海道。ここを「生きがい」に歩んだミハイロ・ペトロビッチ監督と私。

 第2次世界戦争が終息し、日本が「米国に無条件降伏」(いまだに日本は進駐{軍}がーーー)。世界はドイツが二極化、ロシアは巨大な「ソ連邦」を造ったが、東西ドイツの合併とは別に、モスクワを中心とするロシアを「取り戻そう」としている。目の上のたん瘤は「ウクライナ」などなど。アメリカ合衆国・中華人民共和国・インド−パキスタン・ヨーロッパ連合(EU)の対応は。

 いま、一番「力になってほしいのは」、EUの頂点・ゲルマン民族・すなわちドイツだろう。グレイトブリテン(イギリス)が、首を突っ込みたくないのも「貴族の国」を気取っているからか。サッカーの祖国(フットボールという)が、欧州で「プロチームはロシアのスポンサーだらけ」を、いま紐解いてる弊誌の「伊藤庸夫氏」から、「現地の声」も聞きたい。

 さらに新型コロナウイルス対策の新内閣・岸田首相は「コロナどころではない」と、防疫を「人民に移行」小中学生ほど「しっかりやって」。個の力を「信じる」こと。

 当地北海道は、大雪にさらされ「列車が運休した」。笑われるぞと「俱知安の平原を走るD51」昔は防雪林というのがあって「大雪警報」が出ると「ニンプ(人夫)」が出て「死守」したもんだ。まだ、三公社五現業があったころ。国鉄は「おいそれと止まらなかった」という。がしかし、北海道のJR北海道の〇〇〇〇社長は「除雪の為、終日運転中止」を連発した。「あのくらいの雪は、止めたら吹き溜まり。死に物狂いで除雪したよ」・・との声が聞こえる。
(春桜のころを迎え、池淳と、その仲間の積もった雪を払う憂さ晴らし=以上ここまで)

 2022明治安田生命J1リーグ第7節は4月6日午後7時からサガン鳥栖対北海道コンサドーレ札幌戦を佐賀県鳥栖市の駅前不動産スタジアムで行い、ホーム鳥栖が5−0で札幌を一蹴した。

 試合の方は、控えめな4千630人(キャパは2万4千130人)が詰めかけ、赤黒のユニホームは、ちらほら。天候は晴れ、気温16度、湿度39パーセント。

 ゲームは19時03分、御厨貴文主審(37、神奈川県出身)は元Jリーガーから転身した審判員で、高校選手権の決勝などで主審を務めてきた。審判団はVARを含め6人。札幌のキックオフで始まった。

 札幌はトップに興梠慎三を置きシャドーに金子拓郎と駒井善成。右ウイングバックにルーカス・フェルナンデス、左は菅大輝。舵取り役は高嶺朋樹と深井一希。3バック田中駿汰、宮澤裕樹、福森晃斗、GK菅野孝憲。前試合で荒野拓馬が退場で外れ、控えには岡村大八、ガブリエル・シャビエル、ドウグラス・オリベイラ、人気者になった「坊主の」中島大嘉らがメンバーに入った。

 一方、鳥栖は7年ぶりに鳥栖に復帰した藤田直之がスタメンに入りJ1通算300試合出場を達成した。布陣はGK朴一圭、DF原田亘、田代雅也、ジエゴ、中野伸哉、MF福田晃斗、藤田直之、小泉慶、FW飯野七聖、垣田裕暉、本田風智。控えで出場したMF小野裕二、佐藤響、森谷賢太郎、FW荒木駿汰、藤原悠太ら。

 キャプテンマークは札幌が宮澤、鳥栖は藤田。両者のJ1対戦成績は札幌の6勝2分け4敗。ちなみに昨年は札幌ホームで0−0、アウエーで0−1の負け。

 これまで札幌は先手を取ってパス回しをしてきたが、この日は違った。鳥栖がビルドアップして、常に3−4人が攻めてくる。札幌のハイプレスを封じての、これまでにないパターン。

 これが10分に花開いた。鳥栖は2、3人が札幌ペナルティーエリア内に。DFの田中駿汰が止めに入るが、FW本田が競り勝ちヘディングシュートを決めた。ちょっと変だぞ。田中駿が負けた。

 右の金子が負けじとトップの興梠にパスを出すが、ボールを自分のものに出来ずダメ。2度ほどこのやり取りが見られたが、つぶされた。状態としては、「いつよりトップ3のボールが回らない」。前半1点ビハインドで折り返す。


【監督のハーフタイムコメント】
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
 「前半はなかなかボールを前へ運べていない。前にボールを運ぶ、相手の裏を狙っていこう」、「相手より勢いを持ってプレーしよう」

■サガン鳥栖の川井健太監督のコメント
 「もっとテンポを上げるように」、「もっと走って違いを見せるように」、「残り45分にすべてをかけるように」


 後半もホーム鳥栖の勢いは止まらなかった。12分早々と鳥栖トップの本田が小野と交代、15分に得点に絡む動きを見せる。左のスローインが長い。バックヘッドで小野がゴール前に送りMF深井が反応するが、コースが変わりゴールポストに当たり2点目。

 さらに19分。DF中野とジエゴのパスが通り、FW垣田が押し込み3点目。札幌はここで選手交代。ルーカスOUTオリベイラIN、駒井OUT背番号18のシャビエルIN、さらに興梠OUT中島IN。さらに24分深井OUT岡村IN。

 札幌は鳥栖の早いパス回しにタジタジ。29分、鳥栖4点目は背番号10小野のロングパスが見事だった。マークをうまく外したDF中野伸が決めて、札幌がこれまで経験をしたことも無い4連続失点。

 鳥栖は30分過ぎから4人の選手交代。ジエゴOUT佐藤IN、福田OUT森谷IN、飯野OUT荒木IN。この3分後に4度目の選手交代で垣田OUT藤原IN。札幌は右のトップ下に入った金子が1人頑張ってボールを運ぶもフィードをするだけ。

 40分札幌ペナルティーエリア中央でFK。ベテラン藤田と森谷が、傍らに立つ。当然300試合の藤田だ。物語をひとつ加えて、藤田のシュートはゴール右上に決まった。

 札幌から見ると、最後まで金子の左足で「何か」を望んだがーー。札幌はなすすべなく0−5で敗戦。

 シュート数は、鳥10−札4、CK鳥2−札1、FK鳥11−札18、PKなし。

 札幌のJリーグでの最多失点は7失点。2018年Jリーグ26節川崎戦(他2回)。オマケで札幌の最高得点は8得点。2019年Jリーグ23節清水戦。

 2022明治安田生命Jリーグ第8節名古屋グランパス対北海道コンサドーレ札幌戦は4月10日午後3時から愛知県豊田市の豊田スタジアムで行われる。


■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント(一部抜粋)
 「今日のゲームは立ち上がりから最後まで、鳥栖が我々を上回っていたゲームだと思います。運動量、出足の速さ、球際、テクニック。サッカーにおけるすべての要素において鳥栖が我々を上回ったゲームではないかと思います。

 特に前半はなかなか自分たちのビルドアップがうまくいかない中で攻撃の形を作れなかったと思います。後半に入って、立ち上がり10分ほどのところで2回ほど、興梠(慎三)選手に決定機があったと思います。それ以外のシーンに関しては惜しいところまではいくが、なかなかシュートまで持ち込めないというようなシーンが多かったのではないかと思う。サッカーですので、こうした自分たちにとって出来の悪いゲームはもちろんあると思います。今季で最も出来の悪いゲームでしたが、今日のゲームをしっかりと分析した上で次の試合に向かっていくしかないと思います。

 結果に対して、選手たちを責めるつもりはありません。やはり、この結果に関しては、まずは監督である私自身がどうだったのかを見つめ、そして次に向けてのことを考えていかなければいけないと思っています。今日のような試合はリーグ戦において必ずあるものだと思います。ただ、こういう試合のときに自分たちがどう向き合い、そして次に向かっていくかが大事だと思っています。今日のようなゲームですので、監督としてそれ以上のコメントをすることはないでしょう」


■サガン鳥栖の川井健太監督のコメント(一部抜粋)
 「平日のナイターということでファン・サポーターの皆さんに良い雰囲気を作っていただいて、感謝しています。また試合に勝つことが出来て、それを達成してくれた選手たち、スタッフにも感謝したいと思いますし、本当に良い勝利だったんじゃないかと思います」
池田淳