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J1第1節(2月19日)、開幕戦はアウエーで清水にドロー

22・02・21
 コンサドーレ初戦1−1で清水と分ける

  ルーカスが先取点、トップで興梠デビュー


 2022明治安田生命J1リーグ第1節、清水エスパルス対北海道コンサドーレ札幌の試合が2月19日午後2時からアウエーのIAIスタジアム日本平で行われた。

 時、今は北京オリンピックも閉幕。北海道のスピードスケートの睫敞帆選手(27、日体大職、帯広南商高出)が注目の的。1000メートルで金、そのほかで銀3つの快挙を成し遂げた。実は、サッカーのユニホームを着て「リフティング」をして、さらに「エイジ級の日本代表にも」と、騒がれた「強者だった」。

 この話の後の出来事が「コンサドの引き分けの悔しさ」。ルーカス・フェルナンデスが、先制点をあげた後、直後のPKを自分で蹴って、阻止された。この日がコンサドでのデビュー戦だった興梠慎三(35、宮崎県出身、鹿島アントラーズ−浦和レッズ)が、日本のJ1得点ベスト3に入っている「158得点」を知らなかったのか。札幌デビュー戦、バラの花ならずも「PKの1得点でも」プレゼント出来なかったのか。オリンピックの喝采が続いている中、何か違うようだ。

 試合の方は14時03分、スタンドにはマスク姿の9千357人の観衆。地元はもちろんのこと、待ちに待ったコンサドーレの赤黒のレプリカを着た一群も詰めかけていた。主審は中村太(43、埼玉県出身)。札幌のキックオフで始まった。天候は曇りのち雨、気温12.3度、湿度47パーセント。

 札幌のスタメンはGK菅野孝憲、DF田中駿汰、宮澤裕樹、福森晃斗。相変わらずの3バックで、「キャプテンマーク」は宮澤。WB右に金子拓郎、左はルーカス。ボランチは駒井善成と高嶺朋樹でTOPに興梠慎三。シャドーにガブリエル・シャビエルと小柏剛。ユニホームはアウエーの白系では無く、ブラック。控えにはGK中野小次郎、西大伍、青木亮太、荒野拓馬、深井一希、ミラン・トゥチッチ、菅大輝。勝てばJ1通算100勝の達成が懸かっていた。

 清水はGK権田修一(キャプテンマーク)、DF山原怜音、鈴木義宜、立田悠悟、片山瑛一。MF竹内涼、白崎凌兵、中山克広、原輝綺、神谷優太、FW鈴木唯人。控えにGK大久保択生、宮本航汰、岸本武流、滝裕太、高崎大悟、ベンジャミン・コロリ、栗原・イブラヒム・ジュニア。

 札幌は3−4−2−1の形だが、オフにチャナティップやジェイが抜けた。一方の清水は2022カタールワールドカップ最終予選でも先発したGK権田が「守護神」の誇り。3年目の平岡宏章監督の采配も「尻上がりに」自信を持ってきたようだ。

 前半は札幌がペースを握って、DF福森からのロングフィードが目に付く。ターゲットはトップの興梠。左のWBのルーカスも盛んに中央にフィード。清水はゴール前を固めざるを得ない。13分清水MFの白崎が左足を気にする。

 札幌は右側のDF田中駿からのパスが多い。15分、右足の浮き球がゴール前の小柏に入る。小柏が競り合い、浮いたボールを「待ってました」とルーカスが右足で抑え気味のボレーシュート。GK権田はスキを突かれたか、動けない。ゴール右隅に決まり、先制。左右のワイドが出来るルーカスの特徴が発揮された得点だった。

 さらに35分、札幌は中央の興梠や小柏にボールを集める。フリーになった興梠がシュート。相手DF立田の手に当たりPK(VAR判定)。颯爽とボールを持ったルーカスがキッカー? 素早いスタンバイ、右足で蹴るがGK権田が見透かしたようなキャッチ。

 見ていた私の独り言「興梠は如何した」。浦和からのミハイロ・ペトロビッチ監督の「招聘」バラの花でもの=、心境だった。


【監督のハーフタイムコメント】
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
 「セカンドボールを拾っていこう」、「後半の入り方が大事になってくる」、「ボールの取られ方が少し悪い」


■清水エスパルスの平岡宏章監督
 「流れは悪くない。後半の入りも続けること」、「アタッキングサードに入ったら落ち着いて仕留めること」、「全員でホームで勝って終わろう!」

  
 後半に入り、曇天から小雨に。清水は大型のFWベンジャミン・コロリを投入した。コンサドーレは左のライン、金子−田中駿のラインがかき回された。神谷とコロリのパスワークで攻め込まれ、何度かGK菅野の好捕に救われた。

 17分、札幌背番号18のGシャビエルと菅が交代。その後、清水の神谷OUT高橋IN。山原OUT滝IN。

 すると23分、清水に得点チャンス。トップ下に入っていた原が裏へ動き出したFW鈴木唯人にパス。鈴木唯はファーストタッチでDFをかわし、スピードに乗ってGK菅野と1対1。落ち着いて右足でゴール左隅に蹴り込み、1−1の同点とした。

 同点に追いついたあたりから清水のペース。流れを変えたい札幌は30分、キャプテン宮澤に代わり深井。駒井と荒野が交代。攻撃の術はトップの興梠が、福森、ルーカス、金子らのロングフィードに「合わせて走る」。札幌は40分台になり、小柏OUT青木IN、金子OUTトゥチッチIN。結局「ミシャのお気に入り」は後半49分まで、「出ずっぱり」だった。ご苦労さん。

 シュート数は、清7−12札、CK清3−5札 FK清15−8札 PK清0−1札。

 札幌の次戦はJリーグYBCルヴァンカップ第1節、サガン鳥栖−北海道コンサドーレ札幌戦は、2月23日午後3時から、鳥栖市の駅前不動産スタジアムで行われる。

 2022明治安田生命J1リーグの次戦は、第2節北海道コンサドーレ札幌対サンフレッチェ広島戦で、2月26日午後3時から札幌ドームで行われる。


■北海道コンサドーレ札幌のルーカス・フェルナンデス選手のコメント
 「試合の内容に関しては、前半後半合わせて、自分たちが取り組んできた内容の試合が出来たんじゃないかなと思います。ある程度は、自分たちのサッカーがやれたと思います。ただし、PKを自分が外してしまって、相手に勢いを持たせてしまった形になってしまいましたけど、全体的には良い開幕戦だったのかなと思います」


■清水エスパルスの鈴木唯人選手のコメント
 (―ゴールシーンを振り返って)
 「去年から、原選手からよくあのボールが来ていたので、あのシーンになったときに、まずあそこに動き出そうというのは体が動いていて、ボールが来ました。まずは良いファーストタッチが出来て、相手の前に一歩出ることが出来た。1回中を見て誰も来ていなかったので、思い切ってシュートを打とうと思いました。コースもなかったので、上を狙って、良い形で決められて良かったと思います」


■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント(一部抜粋)
 「やはり2か月半公式戦がなかった期間から、ようやく開幕出来たことをうれしく思っている。長い間公式戦がなかったことで、最初の試合というのは自分たちの状態が分からないゲームでした。

 試合に関しては、両チームともよく走り、戦う中で良いゲームが出来たと思います。前半は主導権を握り、多くのチャンスを作る中で、我々が先制し、PKで追加点を取るチャンスもありましたが、それを外してしまった。(中略)追加点を取るチャンスはありましたが、なかなか決め切れない試合だったと思います。ただ、トータルして今日の試合を振り返ると、良いゲームが出来たと思っていますし、最初のゲームとしてはこうした内容のゲームが出来たことはよく戦ってくれたと思います」


■清水エスパルスの平岡宏章監督のコメント(一部抜粋)
 「ひと言で言うと、どちらに転んでもおかしくない試合でした。十分に勝つチャンスがあったのかなと思います。前半立ち上がりのところ、相手の勢いに押し込まれて失点をしてしまいましたが、そのあと権田(修一)がPKを止めてくれたことで勢いというか、流れが変わったと思います。後半はプランどおりに進めていたので、そこで同点に追いついて、もう1つ仕留めるようになったら良かったと思います」
池田淳