北海道コンサドーレ札幌の王道と遍歴2025年4月号
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上段写真/後半追加タイム5分、先制ゴールを決めベンチ方向へ走り出す札幌DF家泉。スタンドのサポーターも一斉に万歳。写真は4月5日、大和ハウス プレミストドーム、 撮影・石井一弘

上昇気流に乗るか 桜満開はいつ
北海道コンサドーレ札幌は第8節を終え3勝5敗で16位。4月5日の徳島ヴォルティス戦で今季のホーム初勝利をつかみ浮上の兆しは見えてきた。しかし、まだ勝敗は5分に戻しておらず手放しで喜ぶには早い。
第7節の0−1で敗れたヴァンフォーレ甲府など、これまでの負けた試合では選手たちが攻守での迷いがあったのか後手に回るシーンが目立った。
攻めでは低い位置でボールを保持し、つないではボールを止める、味方を探す、パスを出すというリズムが変わらず、相手も読みやすい。ワンテンポプレーが遅れ(パス、トラップがずれ)、相手のプレッシャーがはまり、そこから一気のカウンターを食らうシーンは今季多く見てきた。
その守りでは、選手間の距離やマークの受け渡し、ポジショニングの悪さが失点に直結していた。これは攻撃時に頻繁なポジションチェンジをした後の守備位置が崩れることも影響している。攻めきれればいいが、攻守は表裏一体だ。
課題もあったが、第8節の徳島戦では、ボールを奪われた後の守備意識は改善された面もあり完封勝利につなげた。
特にここ数試合で、DF家泉が対人の強さと、前へのパスが攻撃の起点となる回数が増えていた。さらに徳島戦では、攻め上がっての決勝ゴールでチームに勝ち点3をもたらすなど自信をつけている。
ここから札幌が上昇気流に乗る為の4月の戦いは、12日に第9節15位水戸ホーリーホック戦(Ksスタ)、20日に第10節8位藤枝MYFC(プレド)、25日第11節2位RB大宮アルディージャ(NACK)、29日第12節5位V・ファーレン長崎(プレド)の4試合。
現在、J1自動昇格圏内の2位は勝ち点16の大宮、J1昇格プレーオフ圏内の6位は勝ち点14のベガルタ仙台となっている。勝ち点9で16位の札幌はこれ以上離されるわけにはいかない。
第7節の0−1で敗れたヴァンフォーレ甲府など、これまでの負けた試合では選手たちが攻守での迷いがあったのか後手に回るシーンが目立った。
攻めでは低い位置でボールを保持し、つないではボールを止める、味方を探す、パスを出すというリズムが変わらず、相手も読みやすい。ワンテンポプレーが遅れ(パス、トラップがずれ)、相手のプレッシャーがはまり、そこから一気のカウンターを食らうシーンは今季多く見てきた。
その守りでは、選手間の距離やマークの受け渡し、ポジショニングの悪さが失点に直結していた。これは攻撃時に頻繁なポジションチェンジをした後の守備位置が崩れることも影響している。攻めきれればいいが、攻守は表裏一体だ。
課題もあったが、第8節の徳島戦では、ボールを奪われた後の守備意識は改善された面もあり完封勝利につなげた。
特にここ数試合で、DF家泉が対人の強さと、前へのパスが攻撃の起点となる回数が増えていた。さらに徳島戦では、攻め上がっての決勝ゴールでチームに勝ち点3をもたらすなど自信をつけている。
ここから札幌が上昇気流に乗る為の4月の戦いは、12日に第9節15位水戸ホーリーホック戦(Ksスタ)、20日に第10節8位藤枝MYFC(プレド)、25日第11節2位RB大宮アルディージャ(NACK)、29日第12節5位V・ファーレン長崎(プレド)の4試合。
現在、J1自動昇格圏内の2位は勝ち点16の大宮、J1昇格プレーオフ圏内の6位は勝ち点14のベガルタ仙台となっている。勝ち点9で16位の札幌はこれ以上離されるわけにはいかない。
J2北海道コンサドーレ札幌の会場
ホームで徳島ヴォルティスに1−0
3勝5敗の16位に最終位から上昇
何とも言えない「新チームの迷い」
乱闘戦の末に「何かが見えた」のか
会場のドームには1万2千人の観衆
J2は主審・副審2人・第4の審判
J1のようなVAR判定員はいない
しばしば危険行為を見るが「スルー」
0−0で延長は5分だったが案の定
選手やコーチ札幌は監督までも緊張
岩政大樹監督に代わって強引な攻め
選手は4バックの体制を敷くように
主将の高嶺朋樹は左から押し上げる
この間を縫ってDFが突っ込む体制
青木亮太のコーナーキックが無駄に
チャンスのロングキックは抜群だぞ
延長5分間の選手監督らが睨み合い
反則ギリギリ岩政とバルセロスの顔
DFから抜け出した家泉怜衣が得点
最後に敵陣ゴール前まで走り込んだ
札幌2年目の香川出身流通経済大卒
J初得点は22年3月13日いわきFCで
(池田 淳)