北海道コンサドーレ札幌の王道と遍歴2024年9月号

3バック
ミシャ監督の3バックの話ではない
あなたは日本の広島に舞い降りた人
今やポイチもJAPAN代表監督だ
2024年9月6日W杯の最終予選
初戦中国を7−0で圧勝したと報道
26年W杯アジア最終予選白星発車

2026年W杯アジア最終予選開始
C組インドネシアやサウジアラビア
オーストラリアやバーレーン6か国
ホーム&アウエー総当たり3組から
6か国+2.5枠が「アジア代表」に
米国とカナダとメキシコ共催になる

3バックと言えばコンサドーレ監督
ミハイロペトロヴィッチ監督の戦法
サンフレッチェ広島に6年のポイチ
森保一監督ミシャ来日時広島コーチ
その後ミシャは浦和レッズ3年経て
すでに北海道コンサドーレ札幌7年

そろそろ磨きの入った「3バック」
森保JAPANの体系ちょっと違う
3人はGKを含め完全な守備体系に
監督は3バックの中身をチャレンジ
選手自身を持って今の経験を生かす
札幌3人組は「前傾になりすぎ」だ
 
           (池田淳)
コンサドーレ札幌の王道と遍歴
上写真/川崎フロンターレ戦の後半31分、厳しい表情で選手に指示を出す札幌のペトロビッチ監督。2−0の完封勝利でJ1リーグ3連勝に導いた。写真は9月1日、大和ハウス プレミストドーム、撮影・石井一弘
コンサドーレの王道を拓く
J1リーグ後半戦 コンサドーレが台風の目
 9月1日の明治安田J1リーグ第29節、ホームの北海道コンサドーレ札幌は川崎フロンターレを2−0で破り、第16節以来の最下位脱出に成功した。6月2日の17節から8月25日の28節までは暗い最下位のトンネルをさまよっていた。

 札幌のリーグ戦直近の5試合を振り返ると、第25節(8月7日)アウエー横浜FM戦2−3●。第26節(8月10日)ホーム福岡戦2−2△。第27節(8月16日)ホーム鳥栖戦5−3〇。第28節(8月25日)磐田戦2−0〇。そして第29節ホーム川崎F戦2−0〇で3連勝と1分け1敗で10ポイントを積み上げた。

 特に、降格圏内で残留を直接争っている鳥栖と磐田に連勝したのが大きかった。まさに「6ポイントゲーム」を2つ制して、19位に順位を一つ上げた。残留に向け、泣いても笑っても残りは9試合。

 ミシャ監督が日本で最初に指揮した広島は7連勝で現在首位。注目の町田と勝ち点55で並び得失点差で上回っている。J1リーグの後半戦で勢いに乗っているのは首位広島と、下剋上を狙う札幌か。

 以下は札幌の残り9試合の対戦相手。各チームの順位は9月11日現在。
H=HOMEの大和ハウス プレミストドーム(旧札幌ドーム)
A=AWAY
 第30節(H・9月14日)東京V・7位
 第31節(A・9月21日) 町田・2位
 第32節(H・9月28日) 京都・15位
 第33節(A・10月5日)G大阪・5位
 第34節(A・10月19日)名古屋・11位
 第35節(H・11月3日)C大阪・8位
 第36節(A・11月9日) 湘南・17位
 第37節(A・11月30日) 広島・1位
 第38節(H・12月8日)  柏・16位

 現在、残留圏となる17位は勝ち点32の湘南。19位で勝ち点25の札幌との差は7ポイントと視野に入って来た。最後尾から一気にトップギアーに入った札幌が大まくりで残留を決める。