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「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 23 清水

19・08・14
篠田監督に代わった12位清水との対戦

 8月のホットシーズンは束の間だろう。明治安田生命J1リーグ第23節での7位北海道コンサドーレ札幌と12位清水エスパルスの試合は、17日午後6時から静岡市のIAIスタジアム日本平で行われる。

 今季の初戦は、2年目のヤン・ヨンソン監督(59=スウェーデン出身)が率いる3月9日、札幌ドームでのコンサドーレ、ホーム開幕戦の第3節で行われた。試合は19分にFW鈴木武蔵が得点すると45+2分にMFアンデルソン・ロペス。後半もA・ロペスの3連続得点で、5−2で札幌が快勝した。

 ヤン監督は、この後苦戦を続け、第11節の川崎フロンターレに0−4で大敗して清水を去った。後任はコーチだった篠田善之氏(48)が引き継ぎ、破竹の勢いだった大分トリニータと第12節で1−1で引き分けると5戦負け無しなど、監督交代後は6勝2分け3敗で、ワースト3争いから脱出して札幌戦に挑む。

 現在の清水は、FWドウグラスが9得点をあげてランキング5位。他にMF西澤健太が3得点、FW鄭大世、MF滝裕太、DF松原后が2得点。6得点をあげていたFW北川航也は、7月20日第20節FC東京戦を最後にオーストリア1部リーグのSKラピード・ウィーンに移籍した。

 清水は得点28だが、失点が42で得失点差−14。失点はワースト1だ。


 【札幌の秘策】ペトロビッチ監督は、浦和レッズ戦を1−1の引き分けで、まずは、失礼ながら「ホッと」しているだろう。キャプテン宮澤裕樹のけがの程度が心配だが、武蔵の「やっとやっとの得点」で、これまた「何かを」やれそうなゲーム展開だ。

 得点源のジェイ、武蔵、A・ロペス。点が入らないのは「アシスト」のタイミングだろう。幸いに守備が悪く「失点の多い」清水で、立て直してほしい。

 グッドタイミングなのか14日は、2019JFA天皇杯の3回戦。清水はJ2アビスパ福岡との負けられない一戦をして中2日での札幌戦は苦しい。
池田淳