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J1第15節(6月14日)、鬼門川崎の地から勝ち点1を持ち帰る

19・06・18
 6月14日、北海道コンサドーレ札幌はアウエーの等々力陸上競技場で、2位の川崎フロンターレと対戦した明治安田生命J1リーグ第15節。札幌は前半にPKで先制点を奪ったが、後半に入り川崎の猛攻に遭い同点とされる。それでもGKク・ソンユンのファインセーブなどもあり追加点は許さず、1−1の引き分けに持ち込んだ。これで札幌は7勝3分け5敗の勝ち点24で、順位は変わらず7位となっている。

 昨年の対戦ではクラブ最多タイとなる7失点で完敗を喫した札幌は、リベンジに燃えてアウエーの地に乗り込んだ。けがで長期離脱が予想されたFWアンデルソン・ロペスも当初の予定より早く復帰し、ベンチに控える。

 試合は、立ち上がりから両チームがプレスを掛け合い、中盤で激しい攻防が続き、ゴール前に進入するシーンが少ない。それでも昨年のJリーグ王者である川崎が徐々に札幌のプレスを剥がして前進する時間が増えてきた。

 押し込み始めた川崎は前半25分、川崎MF長谷川が右サイドをドリブルで仕掛け、ペナルティーエリアに進入したところでたまらず札幌MF早坂が足を引っかけPK献上。

 ここに立ちはだかったのは守護神のク。川崎FWレアンドロ・ダミアンの真ん中を狙ったキックをクが左に倒れながらも右足に当てて間一髪のビッグセーブ。大ピンチを乗り越えると札幌にも流れが傾く。

 すると前半37分、DFラインから川崎ゴール前に送ったロングボールをMFチャナティップが競り合い、ボールがこぼれる。これを素早い反応で拾ったFWジェイが川崎DFジェジエウに倒され今度は札幌がPK獲得。キッカーのFW鈴木は右足で冷静に蹴り込み先制ゴール。札幌が1点リードで試合を折り返す。

 迎えた後半、ホームの川崎が猛攻を仕掛け、一方的な展開に。後半13分には、川崎MF長谷川がペナルティーエリア左から進入し、GKと1対1の状況になるも、クが体を壁にしてブロック。

 直後の15分の川崎左サイドからのFKの場面では、ゴール正面で川崎FW小林がヘディングシュート。これもGKクが伸びきった右手一本のセーブでゴールを死守。大きな壁となり川崎の前に立ちはだかる。

 クの活躍で耐えていた札幌だったが、川崎の猛攻に耐えきれず、ついにゴールを割られてしまう。

 後半24分、川崎が右サイドをパスで攻略すると、川崎MF家長がペナルティーエリア内右から中央へセンタリング。巧みなポジショニングでフリーとなった川崎FW小林が右足ボレーシュート。GKクも触ったが、はじいたボールがサイドネットに吸い込まれ同点。

 その後、勢いに乗った川崎が札幌ゴールに次々と襲い掛かるが、全員で体を張った守備で勝ち越し点は許さず、そのままタイムアップ。互いに死力を尽くした一戦は1対1のドロー決着となった。

 札幌の次の試合は6月19日にJリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージ 第1戦をアウエーのヤマハスタジアムでジュビロ磐田と戦う。
編集部