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「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 4 鹿島

19・03・12
札幌4位、スロースターター鹿島は8位

 北海道コンサドーレ札幌は、2勝1敗の勝ち点6で4位。3月17日午後2時から札幌ドームで、ACL(AFC=アジアフットボール連盟が主催するクラブチームリーグ)で、悲願の初制覇を果たした鹿島アントラーズと対戦する。

 監督は3年目の大岩剛氏(46)で、名古屋グランパス、ジュビロ磐田、鹿島でもプレーした日本代表のDF。清水商高から筑波大卒。昨季から、Jリーグ初のハットトリックをあげたジーコ氏(66)がテクニカルディレクターを務めている。言わずもがなだが、Jリーグ発足後、一度もJ2に降格したことがないチームである。

 鹿島は、札幌出身の西大伍(31)がヴィッセル神戸に移籍、21年間鹿島に在籍した小笠原満男(39)が引退を表明、さらにDFの要、昌子源(26)がフランスのトゥールーズに移籍している。

 今季は1勝1分け1敗の勝ち点4で8位に甘んじている。得点はFW伊藤翔が2点、DFの安西幸輝が1得点だけ。札幌とは14戦して11勝2分け1敗。この1敗は、2001年J1リーグ1stステージ第9節(5月12日・厚別)での1−2だけ。


 【札幌の秘策】Jリーグのハットトリックの歴史は、鹿島のジーコに始まる。この後は日本人初の永島昭浩(54=当時ガンバ大阪)が1993年6月5日に、名古屋戦で記録した。さらに札幌にもいた中山雅史(51=現・アスルクラロ沼津)が、ギネスに載る記録を残している。

 JリーグのData Siteを開くと、得点ランク1位アンデルソン・ロペス得点4、2位鈴木武蔵得点3で、北海道コンサドーレ札幌の名が1、2列目に並んでいた。プリントアウトして大事に取っておこう。

 現在では鹿島には引けを取らない「元気印」を味わった。ペトロビッチ監督の「神通力」も末永く「トルネード」が、吹き荒れる様に。札幌の秘策は、今となっては、サポーターの勢いのある応援歌だろう。
池田淳