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北方四島から青少年迎え交流会

18・07・11
 上写真/FIFAの2018W杯ロシア大会を記念して行われた記念事業の最後に、コンサドールズJrと笑顔で記念写真をする北方四島在住の女の子たち(6月30日、札幌市西区体育館、撮影・石井一弘)


コンサドーレがサッカーとチアダンス

 北方四島在住のロシア人受け入れ事業の一環として6月30日、同島の青少年らが札幌市を訪れた。北海道コンサドーレ札幌が中心となって交流をすることになり、四島の14歳から17歳の男子28人、女子33人と保護者ら60人余を迎えた。

 この事業は公益社団法人北方領土復帰期成同盟が平成24年から毎年交流事業を展開しているもので、FIFAの2018W杯ロシア大会を記念して(株)コンサドーレ(野々村芳和社長)が、「おもてなし」を行った。

 男子の部は、午前10時から、札幌サッカーアミューズメントパーク(SSAP)でサッカー教室。屋内競技場で、アカデミーのコーチやU−15の選手と基礎練習やゲームを楽しんだ。札幌のコーチ陣は「体は大きいが技術はまだまだ」と最初は、「けが無く終わって」と願っていたが、ねんざするぐらい激しくプレーする少年も。W杯のロシア快進撃の底辺を垣間見るような「強さ」を感じ「かなりやっているネ」と好印象。

 女子の部は、コンサドの女神「コンサドールズJr」が対応、華やいだ雰囲気。札幌市西区体育館で、1時間余りの交流で、館内を彩っていた。金子桂子プロデューサーの下、コンサドールズのユニホームと赤黒のポンポンや旗で「パフォーマンス」を披露した。ロシアの子供たちは、私服のままで、リズムを取っていたが、まだまだ。「追いつき、追い越せ」の、声援を送りたい。

 お互いに午前の交流を終わり、コンサドーレの練習場「白い恋人サッカー場」に集まり、J1現在5位の練習を見学した。大柄のジェイやGKのク・ソンユンには「大きい」。練習着なので選手名は分からなかったようだが、ボールがたくさんあると、「赤い印のボール」、「黒い印のボール」が有るのは?。赤は「さくらのマーク」(天皇杯用)。白黒のボール(リーグ戦用)は、すでにトップ3人、ないし2人の練習をしている段階で、組み分けに入っていた。これは教えなかった。

 最後に招致の代表・交流推進グループの大野俊彦参事、株式会社ノマドのロシア事業部の伊山ヤニーナさんありがとう。

 最後にねんざしたOO君。軽傷でした。東雁来のグラウンド近くのホームセンターに氷を買いに行った母親たちの真剣な顔が忘れられない。良かったね。


 上写真/東雁来のSSAP屋内練習場であいさつを交わす北方四島在住のロシア人とコンサドのジュニアたち(以下3点男子の部関連の写真はいずれも、6月30日、札幌サッカーアミューズメントパーク、撮影・jun)


 上写真/フットサルのチーム分けも出来て、ロシアの青少年と話し合いをするU−15のジュニアたち


 上写真/体格の差をまざまざと見せつけられたコンサドーレの選手と四島代表の選手


 上写真/コンサドールズ・ジュニアにチアダンスを習う(以下5点女子の部関連の写真はいずれも、6月30日、札幌市西区体育館、撮影・石井一弘)



 上写真/リーダーの指導に従って照れながらも懸命に踊る北方四島の女の子たち


 上写真/すぐに打ち解けて何やら話し合っているが、本当に通じているの?


 上写真/ひとつのグループは決めのポーズにポンポンで友好の輪を作った


 上写真/プレゼントを贈ったドールズジュニアと抱き合って交歓する北方四島の女の子たち


 上写真/北方四島の少年少女たちは、午後、宮の沢白い恋人サッカー場で練習を見学したが、チョコレートの方が興味があるようで、チョコレート工場の方へ行ってしまった(6月30日、宮の沢白い恋人サッカー場、撮影・石井一弘)

池田淳 写真は石井一弘・jun