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「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 33

17・11・23
退任監督のホーム最終戦!

 清水エスパルスに勝ってJ1残留を決めた北海道コンサドーレ札幌は11月26日、アウエーでガンバ大阪と対戦する。ガンバの長谷川健太監督が今季限りで退任を9月7日に表明して「気にかかる期間が長引いていた」。長谷川監督は、選手上がりの監督として清水で6年、ガンバで5年目。特に2013年からのガンバでは、J2初降格のチームを請け負って優勝、J1に1年で復帰させ優勝、その年の天皇杯と翌年の天皇杯を連覇、14年のナビスコカップ(現・ルヴァン杯)も優勝と最盛期をもたらせた。
 その長谷川監督が、2020年の東京五輪「監督」の候補に、手倉森誠氏(50)、風間八宏氏(56)、森保一氏(49)らとともに浮上した。JFAの選考委員会の技術委員長は、ガンバの大先輩監督・西野朗氏。この中から森保氏が選ばれたが、どんなに動揺があったのか? そんな監督のガンバと、監督に選ばれた森保監督の広島が低迷している。

 【札幌の秘策】残留を決めた四方田修平監督、宮澤裕樹キャプテンは口をそろえて、「まだ、終わったわけではない。さらに上を目指す」と。16年前の2001年、岡田武史監督のときを思い出す。ファーストステージ8位、セカンドステージ14位。年間は11位だった。現状は13位。このシーンがあっても良い。

 埼玉の友人からメールが入った。「浦和西が決勝で負けた」(全国高校サッカー選手権埼玉予選)。19日埼玉スタジアム2002で、昌平と戦い1−2で敗れた。浦和西は西野朗技術委員長の母校。ふと長谷川監督の顔が浮かんだ。「ホーム最終戦で喜びの涙を見たい」。「健太けっぱれ」。
 追伸=旭川実業は12月31日午後12時5分から浦和駒場スタジアムで沖縄の宜野湾(3度目)と対戦する。
池田淳