コンサドーレ札幌ピックアップ情報

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「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 29

17・10・12
2位目前、柏の動揺を狙おう

 北海道コンサドーレ札幌は10月14日午後1時から聖地・札幌市厚別運動公園競技場で3位の柏レイソルと対戦する。第29節の残り6試合で札幌は14位、J1残留には2勝2分けの勝ち点8で、合計勝ち点36が欲しい。
 柏は前節ホームで16位のヴァンフォーレ甲府に0−1で敗れ、ベスト3に位置しながらも2位川崎フロンターレと競り合っているだけに、ショックは大きい。首位の鹿島アントラーズとは、勝ち点8差。まだ、2010年J2優勝、翌11年J1制覇の快挙はサポーターの誇りで「今年こそ」の期待は失っていない。FW陣のクリスティアーノ、オリヴェイラ、武富孝介、伊東純也らが高得点を挙げている。札幌に16節で2−1で勝っているが―。

 【札幌の秘策】がっちり相手FWのマンマークで行かないと「責任逃れ」になりそうな相手だ。トップのオリヴェイラと両ウイングのクリスティアーノと伊東が中央突破や両サイドから侵入してくる。トップ下の武富も目が離せない。
 札幌の攻撃は、相手のパスカットやドリブルミスを突いての逆襲。マイボールにしたら、キープしてのボール回しが必要で、カットされそうならタッチラインに放り出す。5分刻みの攻防で流れを見よう。必ずチャンスは来る。厚別にはサポーターと風の神、芝生の重圧も味方する。ホームの利を極限まで生かそう。もうコンサドはホームで勝ち点を取るしかない。
池田淳