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『池淳の岡目八目』コンサドーレの秘策を探る 21

17・08・08
9試合敗け無しのマリノス

 北海道コンサドーレ札幌のホーム2連戦が始まる。8月9日は午後7時から札幌ドームで4位の横浜F・マリノスと対戦する。今季開幕2戦目での札幌との対戦は3−0でマリノスが勝利した。主力の中村俊輔(ジュビロ磐田)、兵藤慎剛(札幌)らが移籍、齋藤学を中心に3年目のエリク・モンバエルツ監督(62=フランス出身)の采配に注目が集まった。
 移籍6人新加入3人の大幅入れ替えは、10節まで4勝1分け5敗で11位まで落ち込んだ。11節にヴァンフォーレ甲府に1−0で勝利して以来6勝3分けのトータル11勝4分け5敗の勝ち点37の4位。ベスト4にいながら得点は27。FWトップのウーゴ・ヴィエイラ6得点、マルティノス5、天野純、前田直輝が各3、金井貢史、富樫敬真、バブンスキー各2得点などでキャプテン齋藤学(昨季14点)にはまだない。

 【札幌の秘策】セレッソ大阪との20節は、立ち上がり1分に守りの準備が出来ないままの札幌が襲われた。CBを任された菊地直哉の采配ミスだろう。本来は立ち上がり15分以内に「先制点」を奪って「勝ち点」に結び付けてきた札幌にしては、キャプテンマークを付けた菊地の重荷を感じた。10分ごろに都倉賢のシュートチャンスをものにできなかったのも、敗因だったと思う。これがマリノス戦にも当てはまる、札幌の最大の弱みだ。CBは河合竜二辺りが適任。「はじめ良ければすべてよし」。
 ホーム2戦目は、ヴァンフォーレ甲府と13日午後1時から札幌ドームで対戦する。
池田淳