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一覧に戻るルヴァンカップ プレーオフステージ初戦、ホームでセレッソに敗戦
17・06・30
6月28日、北海道コンサドーレ札幌は、ホームの札幌ドームでセレッソ大阪とJリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージを戦った。試合は前半アディショナルタイムに失点すると、後半にも加点されそのまま0−2で完封負け。ホームで初戦を落とした。
ルヴァンカップAグループの最終節で好調柏レイソルを破り3位に入った札幌がBグループ2位のセレッソ大阪を札幌ドームで迎え撃ったこの試合。プレーオフステージはホームアンドアウエーの合計成績で上回ったチームが次のステージへ進出できる。
札幌はJ1リーグでは6連敗となっており、順位も降格圏内の16位に沈む。逆に大阪はリーグ戦6戦負けなしと好調を維持し札幌に乗り込んできた。両チーム共に中2日という厳しいスケジュールの中、札幌は前の試合からスタメンを10人、大阪は11人全員を入れ替えるというローテーションを決行。
試合は両チーム大幅に選手を入れ替えたせいか序盤からアグレッシブなプレーが随所に見られ、特に札幌はルヴァンカップの勝利でリーグ戦の流れを変えたいという気迫が立ち上がりから見えた。
札幌の攻撃は前半15分、相手陣内右サイド深くからのスローインをFW金園が胸トラップから浮き球の巧みなタッチで反転してシュートまで持っていくもボールは枠の外。その後もボールを保持し良い流れに見えた札幌だったが、負傷により予定外の交代を迫られる。前半38分にMF石井に代わりFW上原、直後の前半40分には金園に代わりDF永坂と、いきなり2枚の交代カードを使ってしまう。
すると必然だったのか流れは大阪となり、前半終了間際の46分に先制を許す。大阪MF関口が左サイドのペナルティーエリア付近までドリブルで侵入。切り返して一度バックパスから関口がリターンパスをもらい、今度は左サイド奥深くからクロスを供給。これに走り込んで来たFWリカルドサントスが打点の高い強烈なヘディングシュート叩き込み、大阪1点リードで折り返す。
後半、札幌はMF小野が高めのポジションを取り大阪陣内に攻め込み同点を狙う。しかし次にスコアを動かしたのも大阪だった。後半13分、大阪DF田中が敵陣中央左サイドから前線へ正確なロングパスを入れる。ボールは中央を超えペナルティーエリア右奥でフリーとなったMF福満が冷静な胸トラップから追加点を決めた。この場面、前半のイメージがあったのか中央にいたリカルドサントスに2人付いてしまい、札幌DF陣の連係がはっきりせず、奥の福満がフリーになっていた。
アウエーの第2戦にもつながるため1点でも返したい札幌は後半18分、MF早坂が右サイドで相手を2人交わしペナルティーエリアへ弾道の低いクロスを入れる。これをFW内村が滑り込みながらシュートするも惜しくもクロスバーに当たる。戻って来たこぼれ球を内村が起き上がりながら足裏で触りゴールへ流し込もうとするも今度はゴールライン上でカバーしていた大阪DF木本に頭でクリアされ得点にはならず。
なんとしても1点の欲しい札幌は後半35分にFW都倉を投入。後半42分には、またも右サイド早坂のクロスから内村という形でゴールに迫るも、ボールを枠へ飛ばすことができず。札幌はアディショナルタイムの後半46分、敵陣左深くからロングスローを入れニアで都倉が頭でそらしペナルティーエリア中央の内村へ。待ち構えていた内村はボレーシュートを打つも、大きく枠の上を越え0−2のままタイムアップとなった。
札幌は惜しい場面を何度も作ったが決め切れずになんとも歯がゆい敗戦となった。次はアウエーで2点ビハインド状態のスタートとなるが、次の90分を後半戦と捉え逆転を狙いたい。
次の札幌の試合は7月1日、ホームの札幌ドームで清水エスパルスとJ1第17節を戦う。
(写真はいずれも6月28日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)
ルヴァンカップAグループの最終節で好調柏レイソルを破り3位に入った札幌がBグループ2位のセレッソ大阪を札幌ドームで迎え撃ったこの試合。プレーオフステージはホームアンドアウエーの合計成績で上回ったチームが次のステージへ進出できる。
札幌はJ1リーグでは6連敗となっており、順位も降格圏内の16位に沈む。逆に大阪はリーグ戦6戦負けなしと好調を維持し札幌に乗り込んできた。両チーム共に中2日という厳しいスケジュールの中、札幌は前の試合からスタメンを10人、大阪は11人全員を入れ替えるというローテーションを決行。
試合は両チーム大幅に選手を入れ替えたせいか序盤からアグレッシブなプレーが随所に見られ、特に札幌はルヴァンカップの勝利でリーグ戦の流れを変えたいという気迫が立ち上がりから見えた。
札幌の攻撃は前半15分、相手陣内右サイド深くからのスローインをFW金園が胸トラップから浮き球の巧みなタッチで反転してシュートまで持っていくもボールは枠の外。その後もボールを保持し良い流れに見えた札幌だったが、負傷により予定外の交代を迫られる。前半38分にMF石井に代わりFW上原、直後の前半40分には金園に代わりDF永坂と、いきなり2枚の交代カードを使ってしまう。
すると必然だったのか流れは大阪となり、前半終了間際の46分に先制を許す。大阪MF関口が左サイドのペナルティーエリア付近までドリブルで侵入。切り返して一度バックパスから関口がリターンパスをもらい、今度は左サイド奥深くからクロスを供給。これに走り込んで来たFWリカルドサントスが打点の高い強烈なヘディングシュート叩き込み、大阪1点リードで折り返す。
後半、札幌はMF小野が高めのポジションを取り大阪陣内に攻め込み同点を狙う。しかし次にスコアを動かしたのも大阪だった。後半13分、大阪DF田中が敵陣中央左サイドから前線へ正確なロングパスを入れる。ボールは中央を超えペナルティーエリア右奥でフリーとなったMF福満が冷静な胸トラップから追加点を決めた。この場面、前半のイメージがあったのか中央にいたリカルドサントスに2人付いてしまい、札幌DF陣の連係がはっきりせず、奥の福満がフリーになっていた。
アウエーの第2戦にもつながるため1点でも返したい札幌は後半18分、MF早坂が右サイドで相手を2人交わしペナルティーエリアへ弾道の低いクロスを入れる。これをFW内村が滑り込みながらシュートするも惜しくもクロスバーに当たる。戻って来たこぼれ球を内村が起き上がりながら足裏で触りゴールへ流し込もうとするも今度はゴールライン上でカバーしていた大阪DF木本に頭でクリアされ得点にはならず。
なんとしても1点の欲しい札幌は後半35分にFW都倉を投入。後半42分には、またも右サイド早坂のクロスから内村という形でゴールに迫るも、ボールを枠へ飛ばすことができず。札幌はアディショナルタイムの後半46分、敵陣左深くからロングスローを入れニアで都倉が頭でそらしペナルティーエリア中央の内村へ。待ち構えていた内村はボレーシュートを打つも、大きく枠の上を越え0−2のままタイムアップとなった。
札幌は惜しい場面を何度も作ったが決め切れずになんとも歯がゆい敗戦となった。次はアウエーで2点ビハインド状態のスタートとなるが、次の90分を後半戦と捉え逆転を狙いたい。
次の札幌の試合は7月1日、ホームの札幌ドームで清水エスパルスとJ1第17節を戦う。
(写真はいずれも6月28日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)
上写真/前半34分、札幌MF石井(19番)のパスを受けた前(16番)がボールをキープ、前方でFW内村が「出せ」と指示している。石井はこの時点で負傷している
上写真/前半34分、札幌MF前からのパスをゴール前で受けたMF小野(44番)が体を反転させてシュートするがC大阪DF木本(右)にはね返される
上写真/後半13分、C大阪DF田中からのロングボールをMF福満(17番)が胸でトラップしそのままシュート、2点目をあげる。札幌DF永坂(29番)、MF田中(3番)が完全において行かれている
上写真/後半18分、札幌右からMF早坂の入れたクロスにFW内村が(左)がシュート、惜しくもクロスバーにはね返されたボールを内村が倒れたまま再びシュートするが相手DFにクリアされる。内村の右FW上原(14番)、右端C大阪DF茂庭(3番)
上写真/後半37分、札幌FW内村(13番)がC大阪MF清原と競りながら前線に駆け上がる。左手前、直前の35分から途中出場したばかりのFW都倉
上写真/札幌は0−2とC大阪に敗れた。勝利を喜ぶC大阪の選手たちの前でガックリの札幌MF早坂(26番)。C大阪の選手は左からDF茂庭(3番)、GK丹野、MF秋山(26番)、DF酒本(20番)、瀬古(42番)、木本(15番)
上写真/0―2とC大阪に敗れ、ゴール裏サポーターにあいさつする札幌の選手たち。右端でMF田中が、なかなか頭を上げられずひざに手をやったままでいた
上写真/試合前に杖を横にアキレス腱断裂で痛々しい札幌FWジュリーニョと話すヘイス(中央)、左で新しく入団する予定の元イングランド代表FWジェイ・ポスロイド(赤い帽子)が選手の練習を見ていた
上:左側写真/前半12分、大声で選手に指示を出す札幌の四方田修平監督
上:右側写真/前半追加タイム1分、サントスの先制点に笑顔で拍手するC大阪の尹晶煥監督
※北海道コンサドーレ札幌の四方田修平監督のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ公式ホームページ」バナーから、「エンタメ」ページの「試合レポート」でご覧いただけます。
■セレッソ大阪の尹晶煥監督のコメント
「平日にもかかわらず、遠いところまで大勢の皆さんがスタジアムに足を運んでくれました。結果で応えることができて、本当にうれしく思います。リーグの間のカップ戦になり、今まで出場機会が多くなかった選手たちで臨みました。少し不安はありましたが、今まで頑張って戦ってくれた選手たちですし、時間が経つにつれて、その不安もなくなっていきました。選手たちが最後の最後まで戦ってくれて、結果も残してくれて、選手たちに感謝の気持ちを伝えたいと思います。今日、アウエーで2点を取れたことはリーグ戦にもつながると思いますし、力を与えてくれると思います。帰ってすぐまたリーグ戦がありますが、油断することなく、一試合一試合、最善を尽くして頑張りたいと思います」
上:右側写真/前半追加タイム1分、サントスの先制点に笑顔で拍手するC大阪の尹晶煥監督
※北海道コンサドーレ札幌の四方田修平監督のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ公式ホームページ」バナーから、「エンタメ」ページの「試合レポート」でご覧いただけます。
■セレッソ大阪の尹晶煥監督のコメント
「平日にもかかわらず、遠いところまで大勢の皆さんがスタジアムに足を運んでくれました。結果で応えることができて、本当にうれしく思います。リーグの間のカップ戦になり、今まで出場機会が多くなかった選手たちで臨みました。少し不安はありましたが、今まで頑張って戦ってくれた選手たちですし、時間が経つにつれて、その不安もなくなっていきました。選手たちが最後の最後まで戦ってくれて、結果も残してくれて、選手たちに感謝の気持ちを伝えたいと思います。今日、アウエーで2点を取れたことはリーグ戦にもつながると思いますし、力を与えてくれると思います。帰ってすぐまたリーグ戦がありますが、油断することなく、一試合一試合、最善を尽くして頑張りたいと思います」
編集部 写真はいずれも石井一弘撮影