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一覧に戻るJ1第14節(6月4日)、札幌が先制もホームで神戸に痛い逆転負け
17・06・11
北海道コンサドーレ札幌は6月4日にホームの札幌ドームでヴィッセル神戸と対戦。試合は開始早々に札幌が先制点をあげるも前半アディショナルタイムに神戸に追いつかれ後半へ。同点のまま試合終了かと思われたがタイムアップ寸前に神戸に決勝点を許し1−2と、ホームで痛恨の逆転負けを喫した。
両チーム共に5月31日に行われたJリーグYBCルヴァンカップを勝利し、中3日というタイトなスケジュールで迎えた一戦。
キックオフ直後、ルヴァンカップ勝利の勢いをつなげたのはホームの利を生かした札幌。開始3分、左CKを福森が左足でゴールから逃げていくボールを蹴り込む。これをファーサイドに回り込みマークを外したFW都倉が頭で中へ折り返す。最後はFWジュリーニョがキーパー前で素早くワンタッチでゴールに流し込み、幸先良く先制。早い時間帯のリードに札幌ドームもおおいに沸いた。
その後、神戸がボールを保持する時間帯も増え、主導権を握る。しかし、次のビックチャンスも札幌に訪れる。福森が相手ゴールライン際で相手DFに競り勝ちなんとかボールを残す。この残したボールに神戸GKキムも飛び出すが福森が先に触りペナルティーエリア中央にドリブルで侵入。急いで戻って来た神戸DFも左足のキックフェイントでかわし最後は右足でシュート。キーパーを抜けたシュートはわずかに枠の外に向かい、都倉もスライディングで懸命に足を伸ばすも、追加点にはならず。
一方の神戸の攻撃は前半アディショナルタイムの2分(47分)、カウンターからMF大森が相手ペナルティーエリア左でボールを受ける。戻りながらのドリブルから右足でクロスを供給。これに走り込んで来たMF小川が競り勝ち頭で合わせ同点ゴール。嫌な時間帯に失点を許し後半へ。
後半、先にチャンスを作ったのは札幌。後半4分DF河合が自陣から都倉へ正確なロングボールを入れる。神戸DFラインの間をついた都倉はトラップでキーパーと1対1になるがシュートは力入らず正面でキャッチ。
後半37分にはまたも都倉にチャンスが来る。相手陣内中央右サイドからのFKを福森が左足でゴールに向かって行くボールを入れる。絶妙なタイミングでペナルティーエリア内でフリーとなった都倉はワンタッチシュートを選択するもバーの上に外れる。
後半39分には素早いリスタートから札幌がまたも決定的なチャンスを演出。ハーフウエーライン右サイドからのフリーキックDF横山が途中出場のMFマセードへ縦パスを送る。マセードはドリブルでペナルティーエリア内へ侵入し、中央のMF宮澤へゴロの丁寧な横パスを送る。フリーで走り込んで来た宮澤はワンタッチの右足インサイドでシュートを打つもわずかに枠の右外。
チャンスを生かせずにいるとやはり流れは相手チームへ。後半45分、神戸DF藤谷が敵陣右サイド深くからクロスを入れる。札幌が頭でクリアーするもセカンドボールをつながれ最後は神戸MFニウトンがペナルティーエリア手前から抑えの効いたミドルシュート。これがゴール隅に決まる逆転弾となり、万事休す。
札幌にとって後味の悪い試合になってしまったが、前半と後半の終了間際という失点の時間帯が悪すぎた。これでリーグ戦4連敗となり勝ち点は12、下位チームに勝利がなく、順位は15位変わらずとなっているのがせめてもの救いか。
次節札幌は6月17日にアウエーの県立カシマサッカースタジアムで5位の鹿島アントラーズ(勝ち点24)と対戦する。
(写真はいずれも6月4日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)
両チーム共に5月31日に行われたJリーグYBCルヴァンカップを勝利し、中3日というタイトなスケジュールで迎えた一戦。
キックオフ直後、ルヴァンカップ勝利の勢いをつなげたのはホームの利を生かした札幌。開始3分、左CKを福森が左足でゴールから逃げていくボールを蹴り込む。これをファーサイドに回り込みマークを外したFW都倉が頭で中へ折り返す。最後はFWジュリーニョがキーパー前で素早くワンタッチでゴールに流し込み、幸先良く先制。早い時間帯のリードに札幌ドームもおおいに沸いた。
その後、神戸がボールを保持する時間帯も増え、主導権を握る。しかし、次のビックチャンスも札幌に訪れる。福森が相手ゴールライン際で相手DFに競り勝ちなんとかボールを残す。この残したボールに神戸GKキムも飛び出すが福森が先に触りペナルティーエリア中央にドリブルで侵入。急いで戻って来た神戸DFも左足のキックフェイントでかわし最後は右足でシュート。キーパーを抜けたシュートはわずかに枠の外に向かい、都倉もスライディングで懸命に足を伸ばすも、追加点にはならず。
一方の神戸の攻撃は前半アディショナルタイムの2分(47分)、カウンターからMF大森が相手ペナルティーエリア左でボールを受ける。戻りながらのドリブルから右足でクロスを供給。これに走り込んで来たMF小川が競り勝ち頭で合わせ同点ゴール。嫌な時間帯に失点を許し後半へ。
後半、先にチャンスを作ったのは札幌。後半4分DF河合が自陣から都倉へ正確なロングボールを入れる。神戸DFラインの間をついた都倉はトラップでキーパーと1対1になるがシュートは力入らず正面でキャッチ。
後半37分にはまたも都倉にチャンスが来る。相手陣内中央右サイドからのFKを福森が左足でゴールに向かって行くボールを入れる。絶妙なタイミングでペナルティーエリア内でフリーとなった都倉はワンタッチシュートを選択するもバーの上に外れる。
後半39分には素早いリスタートから札幌がまたも決定的なチャンスを演出。ハーフウエーライン右サイドからのフリーキックDF横山が途中出場のMFマセードへ縦パスを送る。マセードはドリブルでペナルティーエリア内へ侵入し、中央のMF宮澤へゴロの丁寧な横パスを送る。フリーで走り込んで来た宮澤はワンタッチの右足インサイドでシュートを打つもわずかに枠の右外。
チャンスを生かせずにいるとやはり流れは相手チームへ。後半45分、神戸DF藤谷が敵陣右サイド深くからクロスを入れる。札幌が頭でクリアーするもセカンドボールをつながれ最後は神戸MFニウトンがペナルティーエリア手前から抑えの効いたミドルシュート。これがゴール隅に決まる逆転弾となり、万事休す。
札幌にとって後味の悪い試合になってしまったが、前半と後半の終了間際という失点の時間帯が悪すぎた。これでリーグ戦4連敗となり勝ち点は12、下位チームに勝利がなく、順位は15位変わらずとなっているのがせめてもの救いか。
次節札幌は6月17日にアウエーの県立カシマサッカースタジアムで5位の鹿島アントラーズ(勝ち点24)と対戦する。
(写真はいずれも6月4日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)
上写真/前半3分、札幌左CKからの攻撃でFWジュリーニョ(右)が先制ゴールを決めアシストした都倉(9番)と喜ぶ
上写真/前半41分、札幌FW都倉(9番)が神戸DF松下との競り合いでファールをとられて副審に抗議、イライラをつのらせる。後方で両チームの選手たちが主審に主張し合っている
上写真/後半24分、札幌DF河合(4番)が神戸FW渡邊(右端)に腕をつかまれながらもボールをキープする、左端MFマセード、10番は宮澤
上写真/後半43分、神戸の猛攻を懸命にクリアーする久し振りに先発した札幌DF河合、右に福森(24番)、GKク・ソンユン。神戸の選手は左端にMF中坂(31番)、右端ウエスクレイ(8番)
上写真/後半45分、神戸MFニウトンに逆転ゴールを決められて、天を仰ぐ途中出場した札幌FW金園(22番)、ピッチにガックリひざをつくDF河合(右端)、GKク・ソンユン、指を天に向けるのは神戸MF中坂(31番)
上写真/試合終了の時、逆転ゴールを決めた神戸MFニウトン(7番)の周りに選手が集まり祝福する。左端札幌キャプテンMF宮澤(10番)は複雑な表情
上写真/札幌は後半45分に逆転されて敗れ、ハイタッチなどで喜ぶ神戸の選手たちに対し、放心したような表情、左からMF兵藤、FW都倉(9番)、内村(13番)、MFマセード、FW金園(22番)、MF荒野。神戸は左からDF藤谷(34番)、GKキム・スンギュ、MF三原(24番)、DF松下(23番)、逆転ゴールしたMFニウトン(7番)、ウエスクレイ(8番)
上写真/神戸に逆転されての敗戦に、自分の責任のようにピッチ中央でひざに手をやって動かない札幌FW都倉、後方で札幌GKク・ソンユン(左)と神戸GKキム・スンギュがユニホームの交換をしている
上:左側写真/後半追加タイム1分、直前に逆転され厳しい表情の札幌の四方田修平監督
上:右側写真/前半9分、飛んできたボールをスローインする札幌MF早坂(26番)にトスする神戸のネルシーニョ監督
※北海道コンサドーレ札幌の四方田修平監督のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ公式ホームページ」バナーから、「エンタメ」ページの「試合レポート」でご覧いただけます。
■ヴィッセル神戸ネルシーニョ監督のコメント
「前半すぐにセットプレーから失点し、チームが安定を欠いたが、全体的にはウチにリズムがあったと思う。サイドからのクロスというシーンも作れていた。その中でミスが目立ってしまっていたと思う。ただ、前半終了間際の得点で勢いがついた。後半もミスからスキを突かれたが、チームの戦う姿勢が崩れなかったことが、最後の得点につながったと思っている」
上:右側写真/前半9分、飛んできたボールをスローインする札幌MF早坂(26番)にトスする神戸のネルシーニョ監督
※北海道コンサドーレ札幌の四方田修平監督のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ公式ホームページ」バナーから、「エンタメ」ページの「試合レポート」でご覧いただけます。
■ヴィッセル神戸ネルシーニョ監督のコメント
「前半すぐにセットプレーから失点し、チームが安定を欠いたが、全体的にはウチにリズムがあったと思う。サイドからのクロスというシーンも作れていた。その中でミスが目立ってしまっていたと思う。ただ、前半終了間際の得点で勢いがついた。後半もミスからスキを突かれたが、チームの戦う姿勢が崩れなかったことが、最後の得点につながったと思っている」
編集部 写真はいずれも石井一弘撮影