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監督交代が相次ぐJリーグ

16・08・02
 J1のFC東京が城福浩監督を解任、J2のFC岐阜がラモス瑠偉監督、また、ジェフユナイテッド千葉が関塚隆監督を―。相次いで3人の監督が、それぞれ後半戦に突入した時期にピッチを去った。いずれもヘッドコーチらが後を継ぎ、リーグやチーム存続には影響がなさそう。

 城福監督とラモス監督の場合は、「成績不振」がチーム発表の理由。FC東京がJ1の12位。J2岐阜のラモス監督は19位。もうちょっと「頑張れるハズ」が、サポーターらの感じるところ。ちょっと気にかかるのが千葉・関塚監督。現在J2の9位で、昇格争いの圏内(ベスト6)には、手が届く範囲だろう。

 関塚監督は、2012年のロンドン五輪でU−23の日本チームを率いてベスト4に。監督業は、1998年に鹿島アントラーズで監督代行を経験し、2004年川崎フロンターレ、13年ジュビロ磐田の監督を経て、14年から千葉を引き受け3年目。今季はJリーグでは異例の選手28人中半数以上の18人を入れ替えた。最後の試合となった清水エスパルス戦(7月24日)は、1点を争う死闘を繰り返し3−4で敗れた。「選手起用の失敗」の責任を取った形だったのだろう(GM曰く「すでに決めていた」)。

 FC東京は、篠田善之コーチ(45)が就任した。篠田監督は山梨県出身で中京大を卒業後の1996年から2004年までアビスパ福岡でMFプレーヤーとして活躍、その後コーチなどをして08年から11年までアビスパ監督。12年から東京でコーチに就任していた。

 岐阜のラモス監督の後任は、吉田恵コーチ(43)が昇格した。第1戦を札幌と戦い0−5で敗退した。(監督のプロフィルなどは当日のゲーム経過の後のコメント参照)。

 さて、関塚監督の後任は長谷部茂利コーチ(45)。神奈川県出身で、中央大出。1994年から97年までMFとしてプレー、当時のヴェルディ川崎(のちの東京ヴェルディ1969)で、ラモス、ビスマルク、北沢豪、三浦知良らとプレーした。1998年から2000年はヴィッセル神戸、2001年から03年はジェフユナイテッド千葉、現役引退後は神戸で指導者の道を歩み2016年から千葉のコーチに就任していた。
池田淳