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J2第34節(9月27日)、圧倒的に攻め込むも群馬ゴールを割れずドロー

15・10・02
 コンサドーレ札幌は、9月27日に札幌ドームでザスパクサツ群馬と対戦。前後半を通じ圧倒的に攻めた札幌だったが、シュートの精度を欠き得点を奪えない。後半に得たPKの絶好機もFWナザリトが外し最後まで無得点。0−0のスコアレスドローとなった。

 試合は、立ち上がりから札幌がリズムをつかみ、群馬ゴールに襲い掛かる。MF小野を中心とした攻撃陣がテンポの良いパス回しから、前半8本のシュートを打つも得点は奪えずハーフタイムへ。

 迎えた後半も札幌が攻め込む展開となるが、やはりゴールは遠い。後半37分には群馬DFのハンドで得たPKのチャンス。キッカーに名乗り出たFWナザリトが短い助走から右足を振り抜くもボールは枠の上。堅いゴールをこじ開ける絶好の機会を逸した。

 後半だけでも11本のシュートを放った札幌だったが、結局得点には至らず引き分けで終了。これで札幌は9勝15分け10敗、勝ち点42としたが、順位を13位に後退させている。

 次節札幌は10月4日にアウエーの味の素スタジアムで5位の東京ヴェルディと対戦する。

 (試合の写真はいずれも9月27日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 上写真/前半40分、札幌FW内村(中央右)がMF小野(奥で尻もちをついている)のパスを受け群馬DF青木(中央左)をうまくかわしシュートするが上に外す。左端群馬DF小柳(4番)、右端MF吉濱(15番)、左から2人目は札幌DF櫛引(5番)


 上写真/前半43分、札幌MF石井(19番)が右サイドから切れ込み、群馬DF小林と競り合いながらゴール前に迫る。左端群馬GK富居(23番)


 上写真/前半44分、札幌MF前貴(6番)のシュートは枠を外れる。左端群馬MF松下(30番)、その右札幌FWナザリト(50番)


 上写真/後半9分、札幌MF石井(19番)がFWナザリト(左)からの折り返しをゴールに蹴り込んだが、オフサイドの判定でゴールならず。群馬のDF乾(5番)、小林、青木(3番)が一様に手を上げてオフサイドを主張している


 上写真/後半11分、群馬MF黄誠秀(19番)のボールを札幌MF小野(44番)が猛烈なダッシュで奪いに行く。右端DF福森(24番)


 上写真/負傷が癒え2か月半ぶりに後半17分から途中出場した札幌MF深井(18番)が、後半29分、ボールをつなぎ復帰をアピール


 上写真/後半37分、札幌FWナザリト(50番)のPKはゴール上に外れる。写真で見た感じでも、何か、力が入り過ぎているようだ。左は途中出場した荒野(27番)、群馬DF乾(5番)、MF吉濱(15番)、右端DF小柳(4番)


 上写真/ザスパクサツ群馬とスコアレスドローに終わり膝をついてガックリのコンサドーレ札幌のMF石井(右端)とその左DF福森。一方で勝ち点1を拾った群馬MF松下(30番)、DF小柳(4番)、GK富居(23番)はヤレヤレといった表情


 上:左側写真/前半33分、なかなかゴールを決められない状況に心配顔で戦況を見つめる札幌の四方田修平監督(左)、赤池保幸GKコーチ、名塚善寛コーチら

 上:右側写真/後半13分、厳しい表情で指示を出す群馬の服部浩紀監督(左)、右後方に札幌の四方田修平監督

※四方田監督の試合後のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ札幌公式ホームページ」バナーから、「エンタメ」ページの「試合レポート」でご覧いただけます。

ザスパクサツ群馬の服部浩紀監督のコメント
 「3連戦の最終戦で意義ある引き分けだった。相手のミスパスもあったが、完全な守りが出来ているわけでもなく、最後まで気を抜いたほうがやられると思った。前半は粘り強く守備ができていた。後半はサイドに起点を作るイメージだったが、お互いにチャンスを得点に結びつけることができなかった。最後まで選手が声を出し合って、戦ってくれた。今後は少しでも上位に上れるように、またトレーニングを積んで臨みたい」

編集部 写真はいずれも石井一弘撮影