コンサドーレ札幌ピックアップ情報

一覧に戻る

北海道コンサドーレ・レディース結成へ

15・01・11
東京五輪、「なでしこ」目指し選手募集

 コンサドーレ札幌は、息のかかった女子チームを造ろうと関係者が動き出した。2015年からU−15を対象に小中学生を公募、チーム編成をする。新年度からは地域リーグを目指せるチーム編成を考えている。運営母体は、北海道フットボールクラブ(HFC)の関連団体「一般社団法人コンサドーレ北海道スポーツクラブ」が運営、コーチ陣はコンサドの育成部コーチが担当する。

 すでに監督が決まり、HFCの宗像訓子さん(38)が当たる(右写真、写真提供:北海道フットボールクラブ)。宗像さんは日高管内浦河町出身。「キャプテン翼」に憧れ、道女短大(現・北翔大)でサッカーに触れ、女子リーグの伊賀FCくノ一でプレー、ノルディーア北海道のコーチなどをしていた。コンサドでは副マネジャー。日本サッカー協会のB級コーチの資格があり、コンサドのジュニアスクールの指導もしている。
 

 本道には日本女子リーグの参戦チームは、ノルディーア北海道があるが、2015年は、地域リーグの1ランク上のプレナスチャレンジリーグ(12チーム)に昇格している。また「なでしこリーグ」は、1、2部の2リーグ制になり10チームずつの20チームに膨れ上がった。構想は、W杯連覇と東京五輪優勝を目指している。
 

 北海道コンサドーレ・レディース(仮称)の2015年の募集は、現在、小学校6年から中学2年まで。入団セレクションは2015年2月8日と同14日の2日間で、いずれも午後5時30分受け付け、同6時開始で技術、運動能力、実技(ゲーム)が行われる。会場は札幌市白石区栄通り14丁目2−35、サッポロ・イーワン・スタジアム。参加費は2000円(税込)。参加希望者と興味のある人は、メールchsc@consadole.gr.jpへ。「女子チーム案内希望」と記載。1.本人氏名(ふりがな) 2.生年月日(西暦) 3.保護者氏名 4.郵送先の郵便番号・住所 5.日中連絡のとれる電話番号 6.メールアドレスを記載して申し込むと「チーム概要」と「セレクションの案内・申込書」などが送付される。電話による問い合わせは011・777・5314の同クラブで受け付ける。時間は午前10時から午後5時30分まで(土日祝日は除く)。
 

 チームの将来像は、選手25人程度。まず地域リーグを突破、チャレンジリーグを経て、なでしこリーグを目指す。先輩格のノルディーア北海道は、選手20人で、プロ契約者は1人。ほとんどの選手が、学業、仕事をしながらのプレーヤー。監督の三浦雅之氏(48)は、2011年からノルディーア北海道を指揮しているが、昔の室蘭大谷高を出て、古川電工やJリーグ加盟前のコンサドでプレーしていた。チームは2004年「あつまスポーツクラブ」として発会、2010年に一度チャレンジリーグに入っているが、同年降格、4年ぶりに昇格する。このチームがコンサ女子の目標でもある。

池田淳